★ RUNNING WILD(ランニング・ワイルド)ディコグラフィー ★ このアルバムがスゴイ!?|ワンピースに先駆けて大海賊時代を描いた男気系ジャーマン・パイレーツメタルバンド!!…必聴アルバムは?

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VENOM直系のサタニックなエクストリームメタルから、ワンピースや映画パイレーツ・オブ・カリビアンにも先駆けて海賊をテーマにしたドラマティックで勇壮な“パイレーツメタル”へといっぱいに舵を切ったジャーマンヘヴィメタル/パワーメタルバンド!!

RUNNING WILD(ランニング・ワイルド)は、ドイツのヘヴィメタル/パワーメタルバンド。

80年代中期から盛り上がりを見せた、いわゆるジャーマンパワーメタル・ムーヴメントの中でアルバムデビューして注目を集めたことから、そのシーンに属するバンドとみなされていますが、キャリア的にはそれらよりも古く、ムーヴメントの火付け役となるHELLOWEENらのデビューよりもさらにさかのぼって、活動をスタートしていたバンドです。
むしろ、JUDAS PREASTやNWOBHMなど初期のヘヴィメタルと同時代のジャーマン・ヘヴィメタルバンドである、ACCEPTなどの第一世代に近いグループと言えます。

ギター&ヴォーカル担当のフロントマンでバンドの中心人物であるロックン・ロルフ(Rock ‘n’ Rolf)主導のバンド体制で、それ以外は全てのパートともに度々メンバーチェンジを行っており、それに合わせて音楽性にも変化が見て取れます。

最初期は、MOTORHEADの影響の強いハードロックンロールテイストを持った音楽性と、サタニックメタルとしてのギミックを持つドイツ版VENOMとでもいうべきスタイルでしたが、のちに歴史上…あるいは架空の海賊をリリックやビジュアルのテーマとして、ある種のエピックメタルといえるコンセプトを押し出してゆき、自ら“パイレーツ・メタル”を標榜するようになります。
音楽性もよりオーソドックスなヘヴィメタルや、HELLOWEEN以降のドラマティックなメロディックパワーメタルを軸にしたスタイルへとシフトし、さらには、エピックメタル的な大仰なドラマ性や勇壮さも特色として強めてゆきます。

80年代後半から90年代中盤にかけての、HELLOWEENらのメロディックパワーメタルやスラッシュメタルを中心とした“ジャーマンメタルブーム”が収束を迎え、多くのグループが活動停止や活動の縮小を迎えますが、その中でもコンスタントな活動とアルバムリリースを継続。2009年に解散するも2年後の2011年に早くも活動再開し、それ以降も現在に至るまで新作リリースも併せ手の活動を続けています。

RUNNING WILD|DISCOGRAPHY

Gates to Purgatory|ゲイツ・トゥ・パーガトリィ

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オリジナルアルバム – 1作目 (1984年)

デビュー作となる本作や次作のアートワークで見られる、リバースペンタグラム(逆五芒星)をあしらったバンドロゴからも、VENOM直系らしいサタニックギミックを持っていたことが見て取れます。
音楽性についても、全盛期とも現在とも大きく異なっており、ここで聴けるのはMOTORHEADからの影響が強く見られるVENOM系のロッキンでアグレッシヴなサウンドです。VENOMよりも整合感がありジャンクなアングラテイストは感じさせないものの、エクストリームメタルにも片足を突っ込んており、曲によってはスラッシュメタルと紙一重のものもあります。
拭い去れないほどにあふれるB級テイストについては、実ところ現在も大差ありませんし、これ以降は大衆性と反比例して独自性を失っていくことを考えると、結果的に、このサウンドこそ現代的な視点からはもっとも経年劣化を感じさせないものと言えます。

メロパワ度:★☆☆☆☆|純メタ度:★★★★☆|ロッキン度:★★★★☆
エピック度:★☆☆☆☆|スピード:★★★★★|総合評価:★★★★★

殿堂入り 代表作 賛否両論 通好み 実験作

Branded and Exiled|ブランデッド・アンド・エグザイルド

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オリジナルアルバム – 2作目 (1985年)

前作で見せたVENOMを思わせるようなジャンクな荒々しさは薄れて、オーソドックスなヘヴィメタルサウンドに近づいており、MOTORHEADミーツJUDAS PREASTのといったサウンドをパワーメタル化したようなスタイルともいえます。
パワーメタル/スピードメタルバンドにありがちな、“ミッドチューンがイマイチ”いう弱点は彼らも例外ではなく、アルバムの足を引っ張っています。それでもこれ以降の作品と比べれば比較的健闘している方ですし、何より、整合感が強まったとはいえまだまだ荒々しさを残した、アグレッシヴなヘヴィメタルサウンドが聴ける最後のアルバムという意味では見逃せません。HELLOWEEN系のポップなサウンドや大仰なエピックメタルに染まった、全盛期のサウンドに物足りなさを感じるリスナーであれば、前作と共にチェックしてみる値打ちはあります。

メロパワ度:★☆☆☆☆|純メタ度:★★★★★|ロッキン度:★★★☆☆
エピック度:★☆☆☆☆|スピード:★★★☆☆|総合評価:★★★★☆

殿堂入り 賛否両論 通好み

Under Jolly Roger|アンダー・ジョリィ・ロジャー

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オリジナルアルバム – 3作目 (1987年)

エピック的大海賊メタル時代に突入したアルバム。MOTORHEAD系のロッキンテイストも払拭され、かといってパワーメタル的なスピードやアグレッションにも乏しく、良くも悪くもフツーのヘビメタに近づいた印象です。
ミッド以下のローテンポで魅力的な曲をつくるセンスが壊滅的という、前作であらわになった欠点は残念ながら解消されていません。T-04, T-08といったファスト/スピードチューンは文句なくカッコイイ…か、そこまでいかなくても少なくとも聴くいている間はストレスフリーなのに、ギアを落として低速気味になるとポンコツになってしまいます。むしろ、T-06のようなスローでドゥーミィな楽曲の方が、まだ興味を引きますし飽きずに聴くことができます。

メロパワ度:★★☆☆☆|純メタ度:★★★★★|ロッキン度:★★☆☆☆
エピック度:★★★☆☆|スピード:★★★☆☆|総合評価:★★★☆☆

代表作 入門盤 スルメ盤

Port Royal|ポート・ロイヤル

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オリジナルアルバム – 4作目 (1988年)

ミッド〜スローが大半を占めて凡作となった前作の反省があるのないのか、ここではアップテンポの曲が主体となっており、パワフルなスピードチューンも増えて生き返ったように勢いを増したサウンドに。
しかし、もはや初期のプレ-エクストリームメタルなサウンドは望むべくもなく、彼らを表して使われるエピックメタル的なマッチョな“男臭さ”や“暑苦しさ”に取って代わられています。
それでも、突出したキラーチューンこそ無いもののアルバムとしてのアベレージは高く、勢いに任せてストレスなく聴き通せる好盤です。

メロパワ度:★★★☆☆|純メタ度:★★★★★|ロッキン度:★★☆☆☆
エピック度:★★★☆☆|スピード:★★★★☆|総合評価:★★★★☆

入門盤 賛否両論

Death or Glory|デス・オア・グローリー

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オリジナルアルバム – 5作目 (1989年)

エピックメタル的な“パイレーツメタル”サウンドはそのままに、HELLOWEEN登場以降のジャーマンパワーメタルに接近したアルバムで、一般的にはの代表作としてあげられるほか、ジャーマンパワーメタルムーヴメントを代表する1枚にも数えられています。
ファストなパワーメタルチューンも以前ほどの過激さはなく小綺麗にまとまっており、良くも悪くも“普通に勢いがあって元気なヘヴィメタル”の域を出ることはありません。
エピック演出の余波か、時にある種のトラッドテイストに通じるエッセンスもありますが、IRON MAIDENなどの楽曲に感じられる程度のもので、本格的なトラッドメタルまでいくことはありません。
エピック特有の大仰さや暑苦しさも健在で決して万人向けとはいえませんが、彼らのアルバムの中では比較的間口が広くビギナーも手に取りやすいアルバムです。

メロパワ度:★★★★★|純メタ度:★★★★☆|ロッキン度:★☆☆☆☆
エピック度:★★★☆☆|スピード:★★★☆☆|総合評価:★★★★☆

代表作 入門盤

Blazon Stone|ブレイズン・ストーン

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オリジナルアルバム – 6作目 (1991年)

3rd以降の定番スタイルとなっている、オーソドックスなヘヴィメタルとパワーメタルが混在した作風。相変わらずファストチューンがメタルとして普遍的なカッコ良さを備えて魅力的な反面、ミッド〜スローはダメダメでツナギにしかなっていません。
本作ではスピードチューンこそ少ないものの、幸いアップテンポな曲大半を占めて、いまいち冴えないミッドテンポはオミットされているため、結果的にアルバムのとしてのアベレージは水準以上を保っています。

メロパワ度:★★★★☆|純メタ度:★★★★☆|ロッキン度:★☆☆☆☆
エピック度:★★★☆☆|スピード:★★★★☆|総合評価:★★★★☆

入門盤 スルメ盤

The First Years of Piracy|ザ・ファースト・イヤーズ・オブ・ピラシィ

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コンピレーションアルバム (1991年)

Gates to Purgatory(1st), Branded and Exiled(2nd), Under Jolly Roger(3rd)初期アルバム三作の収録曲からピックアップして再録したリレコーディングアルバム。
彼らが得意とするアップテンポ曲のみで構成され、ローテンポはオミットされているため、アルバムとしての充実度はかなりのもの。しかし、この時期の作風に近い3rdからのの選曲が中心でエクストリームな1stからは2曲だけなど、選曲に偏りがありベストとは言えませんし、リレコーディングの意義もあまり感じられません。
少なくとも初期2作は名盤と呼べるものですし、何よりオリジナルの方が圧倒的に魅力的なので個別にそろえたいところ。そういう諸々の理由から、捨値で転がっていない限りはあまり存在価値は見出せないアルバムです。

Pile of Skulls|パイル・オブ・スカルズ

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オリジナルアルバム – 7作目 (1992年)

Black Hand Inn|ブラック・ハンド・イン

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オリジナルアルバム – 8作目 (1994年)

Masquerade|マスカレード

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オリジナルアルバム – 9作目 (1995年)

The Rivalry|ライヴァルリー

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オリジナルアルバム – 10作目 (1998年)

Victory|ヴィクトリー

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オリジナルアルバム – 11作目 (2000年)

The Brotherhood|ザ・ブラザーフッド

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オリジナルアルバム – 12作目 (2002年)

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Rogues en Vogue|ローグス・エン・ヴォーグ

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オリジナルアルバム – 13作目 (2005年)

Shadowmaker|シャドウメーカー

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オリジナルアルバム – 14作目 (2012年)

Resilient|レジリエント

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オリジナルアルバム – 15作目 (2013年)

Rapid Foray|ラピッド・フォレイ

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オリジナルアルバム – 16作目 (2016年)

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