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★ RUNNING WILD(ランニング・ワイルド) ディスコグラフィー ★ このアルバムがスゴイ!?|ワンピースに先駆けて大海賊時代を描いた男気系ジャーマン・パイレーツメタル・バンド!!…必聴アルバムは?

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RUNNING WILD|DISCOGRAPHY

Gates to Purgatory|ゲイツ・トゥ・パーガトリィ

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オリジナルアルバム – 1作目 (1984年)

デビュー作となる本作や次作のアートワークで見られる、リバース・ペンタグラム(逆五芒星)をあしらったバンドロゴからは、VENOM直系らしいサタニック・ギミックを持っていたことが見て取れます。

音楽性についても、全盛期とも現在とも大きく異なっており、ここで聴けるのはMOTORHEADからの影響が強く見られるVENOM系のロッキンでアグレッシヴなサウンドです。
VENOMよりも整合感があり、ジャンクでスカムなアングラ・テイストは感じさせないものの、エクストリームメタルにも片足を突っ込んており、曲によってはスラッシュメタルと紙一重のものもあります。

拭い去れないほどにあふれるB級テイストについては、実ところ現在も大差ありませんし、これ以降は大衆性と反比例して独自性を失っていくことを考えると、結果的には、現代的な視点からはこのサウンドこそもっともユニークで、経年劣化を感じさせないものとなったとも言えます。

|メロパワ度:★☆☆☆☆
|純メタ度:★★★★☆
|ロッキン度:★★★★☆
|エピック度:★☆☆☆☆
|スピード:★★★★★
|総合評価:★★★★★

殿堂入り 代表作 賛否両論 通好み 実験作

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Branded and Exiled|ブランデッド・アンド・エグザイルド

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オリジナルアルバム – 2作目 (1985年)

前作で見せたVENOMを思わせるようなジャンクな荒々しさは薄れて、オーソドックスなヘヴィメタル・サウンドに近づいており、“MOTORHEAD・ミーツ・JUDAS PREAST”のといったサウンドをパワーメタル化したようなスタイルともいえます。

しかし、パワーメタル/スピードメタルバンドにありがちな、“ミッドチューンがイマイチ”いう弱点は彼らも例外ではなく、アルバムの足を引っ張っています。

それでもこれ以降の作品と比べれば比較的健闘している方ですし、何より、整合感が強まったとはいえまだまだ荒々しさを残した、アグレッシヴなヘヴィメタル・サウンドが聴ける最後のアルバムという意味では見逃せません。

HELLOWEEN系のポップなサウンドや、大仰なエピックメタルに染まった、全盛期のサウンドに物足りなさを感じるリスナーであれば、前作と共にチェックしてみる値打ちはあります。

|メロパワ度:★☆☆☆☆
|純メタ度:★★★★★
|ロッキン度:★★★☆☆
|エピック度:★☆☆☆☆
|スピード:★★★☆☆
|総合評価:★★★★☆

殿堂入り 賛否両論 通好み

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Under Jolly Roger|アンダー・ジョリィ・ロジャー

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オリジナルアルバム – 3作目 (1987年)

エピック的大海賊メタル時代に突入したアルバム。MOTORHEAD系のロッキンテイストも払拭され、かといってパワーメタル的なスピードやアグレッションにも乏しく、良くも悪くもフツーのヘビメタに近づいた印象です。

ミッド以下のローテンポで魅力的な曲をつくるセンスが壊滅的という、前作であらわになった欠点は残念ながら解消されていません。
T-04, T-08といったファスト/スピードチューンは文句なくカッコイイ…か、そこまでいかなくても少なくとも聴くいている間はストレス・フリーなのに、ギアを落として低速気味になるとポンコツになってしまいます。

むしろ、T-06のようなスローでドゥーミィな楽曲の方が、まだ耳を引く部分がありますし、飽きずに聴くこともできます。

|メロパワ度:★★☆☆☆
|純メタ度:★★★★★
|ロッキン度:★★☆☆☆
|エピック度:★★★☆☆
|スピード:★★★☆☆
|総合評価:★★★☆☆

代表作 入門盤 スルメ盤

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Port Royal|ポート・ロイヤル

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オリジナルアルバム – 4作目 (1988年)

ミッド〜スローが大半を占めて凡作となった前作の反省があるのないのか、ここではアップテンポの曲が主体となっており、パワフルなスピードチューンも増えて生き返ったように勢いを増したサウンドに。

しかし、もはや初期のプトロ・エクストリーム・メタルなサウンドは望むべくもなく、彼らを表して使われるエピックメタル的なマッチョな“男臭さ”や“暑苦しさ”に取って代わられています。

とはいえ、傑出したキラーチューンこそ無いもののアルバムとしてのアベレージは高く、勢いに任せてストレスなく聴き通せる好盤です。

|メロパワ度:★★★☆☆
|純メタ度:★★★★★
|ロッキン度:★★☆☆☆
|エピック度:★★★☆☆
|スピード:★★★★☆
|総合評価:★★★★☆

入門盤 賛否両論

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Death or Glory|デス・オア・グローリー

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オリジナルアルバム – 5作目 (1989年)

エピックメタル的な“パイレーツメタル”サウンドはそのままに、HELLOWEEN登場以降のジャーマンパワーメタルに接近したアルバムで、一般的には代表作としてあげられるほか、ジャーマン・パワーメタル・ムーヴメントを代表する1枚にも数えられています。

ファストなパワーメタル・チューンも以前ほどの過激さはなく小綺麗にまとまっており、良くも悪くも“普通に勢いがあって元気なヘヴィメタル”の域を超えないない仕上がりです。

エピック演出の余波か、時にある種のトラッドテイストに通じるエッセンスもありますが、IRON MAIDENなどの楽曲にも感じられる程度のもので、本格的なトラッド・メタルとまで発展することはありません。

エピック的な大仰さや暑苦しさも健在で、ジャーマン・パワーメタルとしては万人向けし易いはとは言い難い面はありますが、それでも、彼らのアルバムの中では比較的間口が広く、ビギナーも手に取りやすいアルバムと言えます。

|メロパワ度:★★★★★
|純メタ度:★★★★☆
|ロッキン度:★☆☆☆☆
|エピック度:★★★☆☆
|スピード:★★★☆☆
|総合評価:★★★★☆

代表作 入門盤

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Blazon Stone|ブレイズン・ストーン

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オリジナルアルバム – 6作目 (1991年)

3rd以降の定番スタイルとなっている、オーソドックスなヘヴィメタルとパワーメタルが混在した作風。相変わらずファストチューンがメタルとして普遍的なカッコ良さを備えて魅力的な反面、ミッド〜スローはダメダメで単なる場ツナギにしかなっていません。

本作ではスピードチューンこそ少ないものの、幸いアップテンポな曲大半を占めており、いまいち冴えないミッドテンポはオミットされています。そのため、結果的にアルバムのとしてのアベレージは、水準以上を保つことができています。

|メロパワ度:★★★★☆
|純メタ度:★★★★☆
|ロッキン度:★☆☆☆☆
|エピック度:★★★☆☆
|スピード:★★★★☆
|総合評価:★★★★☆

入門盤 スルメ盤

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The First Years of Piracy|ザ・ファースト・イヤーズ・オブ・ピラシィ

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コンピレーションアルバム (1991年)

Gates to Purgatory(1st), Branded and Exiled(2nd), Under Jolly Roger(3rd)初期アルバム三作の収録曲からピックアップして再録したリレコーディングアルバム。

彼らが得意とするアップテンポ曲のみで構成され、ダウンテンポはオミットされているため、アルバムとしての充実度はかなりのもの。しかし、この時期の作風に近い3rdからの選曲が中心でエクストリームな1stからは2曲だけなど、選曲に偏りがありベストとは言えませんし、リレコーディングの意義もあまり感じられません。

少なくとも初期2作は名盤と呼べるものですし、何よりオリジナルの方が圧倒的に魅力的なので個別にそろえたいところ。そういう諸々の理由から、捨値で転がっていない限りはあまり存在価値は見出せないアルバムです。

Pile of Skulls|パイル・オブ・スカルズ

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オリジナルアルバム – 7作目 (1992年)

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Black Hand Inn|ブラック・ハンド・イン

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オリジナルアルバム – 8作目 (1994年)

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Masquerade|マスカレード

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オリジナルアルバム – 9作目 (1995年)

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The Rivalry|ライヴァルリー

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オリジナルアルバム – 10作目 (1998年)

Victory|ヴィクトリー

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オリジナルアルバム – 11作目 (2000年)

The Brotherhood|ザ・ブラザーフッド

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オリジナルアルバム – 12作目 (2002年)

Rogues en Vogue|ローグス・エン・ヴォーグ

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オリジナルアルバム – 13作目 (2005年)

Shadowmaker|シャドウメーカー

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オリジナルアルバム – 14作目 (2012年)

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Resilient|レジリエント

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オリジナルアルバム – 15作目 (2013年)

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Rapid Foray|ラピッド・フォレイ

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オリジナルアルバム – 16作目 (2016年)

X-WILD|エックス・ワイルド|DISCOGRAPHY

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1990年前後の最盛期だった時期のRUNNING WILDにメンバーとして在籍していた、アクセル・モーガン(Gt.)、ステファン・シュヴァルツマン(Dr.)、イェンス・ベッカー(Ba.)によって結成されたグループ。

バンド名の“X(エックス)”は“ex(元〜)”のもじりで、元RUNNING WILDであることをアピールしており、音楽性も各メンバー在籍時のRUNNING WILDを踏襲したスタイルからスタートしています。

この方針は、円満な“のれん分け”というものではなく、RUNNING WILDに対する対抗意識による戦略と考えれられます。

しかし、デビューがすでにジャーマンメタル・ブームが衰退して、メロディック・パワーメタルも飽和状態から終結に向かっていた時期でした。
そこに、RUNNING WILDファンのファン感を買ったことや、本家を凌駕するほどの作品を生み出せなかったこと、何よりRUNNING WILDそのものに、マーケティングでプラスに働くほどのブランドバリューがなかったこと。
これらが重なったこともあって成功には結びつかず、3枚のアルバムを残して活動を終えます。

解散後は、ステファン・シュヴァルツマンはACCEPTやU.D.O.に参加。 イェンス・ベッカーはGRAVEDIGGERで長期にわたって活躍を続けています。

So What!|ソー・ワット!

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オリジナルアルバム – 1作目 (1994年)

Monster Effect|モンスター・エフェクト

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オリジナルアルバム – 2作目 (1995年)

Savageland|サヴェイジランド

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オリジナルアルバム – 3作目 (1996年)

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