★ JUDAS PRIEST(ジューダス・プリースト)ディスコグラフィー ★ |このアルバムがスゴイ!?|ヘヴィメタルを完成させメタルゴッドと呼ばれたリビングレジェント!…必聴アルバムは?

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オールドスクールなブリティッシュ・ハードロックを次世代サウンド「ヘヴィメタル」へと進化させさらなるアップデートを繰り返してきた先進的でありながら英国の伝統をも体現しメタルゴッドの異名を持つメタル界の生ける伝説!!

メタルゴッドのふたつ名を持つロブ・ハルフォードがフロントマンを務めるJUDAS PRIEST(ジューダス・プリースト)は、ブリティッシュハードロックをより硬質で未来的なヘヴィネスと疾走感を持つスタイルへと進化させ、ヘヴィメタルの基本型を創り出したグループのひとつとして、メタルの殿堂入りを果たしているリビングレジェンド。

NWOBHM(ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィ・メタル)ムーヴメントが勃発した時期にはすでにそれなりのキャリアを持つハードロックグループでしたが、同じく中堅〜ベテラン持っていたBLACK SABBATH,MOTORHEADらとともに、NWOBHMに先駆けたヘヴィメタル第1世代として新世代ハードロックのフォーミュラを提示し、新人グループに刺激を与えつつヘヴィメタルムーヴメントを牽引してきました。

彼らはよく指摘されるように、ヘヴィメタルの様式の生みの親でその権化のような存在でありながら、時代の先端を嗅ぎつけるアンテナ力とそれを取り入れる柔軟な姿勢を持っており、斬新な新世代メヴィメメタルとしてデビューした後発のIRON MAIDENが瞬く間に類型的な様式美に染まっていくのを尻目に、ヘヴィミュージックの最新モードを取り入れて自らのサウンドをアップデートしていくことに意欲的に取り組んでゆきます。

ヘヴィメタルサウンドを創り出したのもその先見性があってこそと言えますし、その後もレゲエロック,スピードメタル,アメリカンロック,ポップメタル,パワーメタル,スラッシュメタル,グルーヴメタルなどの要素を取り入れつつ、ヘヴィメタルシーンをリードしてきました。

90年代には、ロブ・ハルフォードがソロ活動をめぐるトラブルでの脱退もあって、活動が滞り音楽的にも低迷してゆきます。のちロブが復帰を果たしたことが起爆剤となりオールドファンも取り戻しますが、守りに入って先見性を失ったためか議論を生むような実験性はあまり見られなくなってゆきます。

Rocka Rolla|ロッカ・ローラ

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オリジナルアルバム 1作目 – (1974年)

ヘヴィメタルサウンドに踏み出す以前の作風で、ブルーズ,ロックンロール影響が強い。

ヘヴィ度:★★★☆☆|ハード度:★★★☆☆|スピード:★★☆☆☆
伝統度:★★★★☆|マニア度:★★★★☆|総合評価:★★★☆☆
賛否両論 通好み スルメ盤

Sad Wings of Destiny|運命の翼:サッド・ウィングス・オブ・デスティニィ

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オリジナルアルバム 2作目 – (1976年)

プログレ的耽美性を下敷きにしたヘヴィメタルの様式美の元となる美意識を確立。ハードロックの域は出ないが充実作。

ヘヴィ度:★★★★☆|ハード度:★★☆☆☆|スピード:★☆☆☆☆
伝統度:★★★★★|伝統度:★★★★☆|総合評価:★★★★☆
代表作 通好み スルメ盤 実験作

Sin After Sin|背信の門:シン・アフター・シン

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オリジナルアルバム 3作目 – (1977年)

ソリッドな重厚さを増して、未来的なメタリックな質感が強化された作品。

ヘヴィ度:★★★★☆|ハード度:★★★☆☆|スピード:★★☆☆☆
伝統度:★★★★☆|マニア度:★★★☆☆|総合評価:★★★★☆
代表作 通好み 実験作

Stained Class|ステンド・グラス

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オリジナルアルバム 4作目 – (1978年)

未来的なヘヴィメタルサウンドがひとつの完成を見せ、最大の武器となるスピードメタルナンバーも確立。

ヘヴィ度:★★★☆☆|ハード度:★★★★☆|スピード:★★★★☆
伝統度:★★★★☆|マニア度:★★☆☆☆|総合評価:★★★★☆
殿堂入り 代表作 入門盤 実験作

Killing Machine|殺人器械:キリング・マシーン

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オリジナルアルバム 5作目 – (1978年)

名曲T-04を中心に、バリエーションに富んだ楽曲がそろった充実作。

ヘヴィ度:★★★★☆|ハード度:★★★★☆|スピード:★★★☆☆
伝統度:★★★★☆|マニア度:★★☆☆☆|総合評価:★★★★☆
殿堂入り 代表作 入門盤

British Steel|ブリティッシュ・スティール

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オリジナルアルバム 6作目 – (1980年)

名曲T-03を始め高水準な楽曲がそろった掛け値なしの名盤。レゲエ風リズムのT-07は異色だが隠れた名曲。

ヘヴィ度:★★★★☆|ハード度:★★★★☆|スピード:★★★☆☆
伝統度:★★★★☆|マニア度:★★☆☆☆|総合評価:★★★★★
殿堂入り 代表作 入門盤 実験作

Point of Entry|黄金のスペクトル:ポイント・オブ・エントリー

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オリジナルアルバム 7作目 – (1981年)

アメリカ市場向けにチューニングしたミドルテンポ重視の作風に。決め手には欠けるが後期と比較するとはるかに高品質。

ヘヴィ度:★★★☆☆|ハード度:★★☆☆☆|スピード:★★☆☆☆
伝統度:★☆☆☆☆|マニア度:★★★☆☆|総合評価:★★★☆☆
賛否両論 スルメ盤 実験作

Screaming for Vengeance|復讐の叫び:スクリーミング・フォー・ヴェンジェンス

JUDAS_PRIEST_Screaming_for_Vengeance

オリジナルアルバム 8作目 – (1982年)

再びヘヴィメタルサウンドに回帰し、さらにはそれが完全な完成を見せ頂点を迎えた名盤。

ヘヴィ度:★★★★☆|ハード度:★★★★☆|スピード:★★★★☆
伝統度:★★★☆☆|マニア度:★☆☆☆☆|総合評価:★★★★★
殿堂入り 代表作 入門盤

Defenders of the Faith|背徳の掟:ディフェンダー・オブ・ザ・フェイス

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オリジナルアルバム 9作目 – (1984年)

前作に引き続きソリッドなヘヴィメタルを極めた名盤にして、メタル史上でも最上位に位置する重要作。

ヘヴィ度:★★★★☆|ハード度:★★★★☆|スピード:★★★★☆
伝統度:★★★☆☆|マニア度:★☆☆☆☆|総合評価:★★★★★
殿堂入り 代表作 入門盤

Turbo|ターボ

JUDAS_PRIEST_Turbo

オリジナルアルバム 10作目 – (1986年)

80年代メインストリームポップサウンドを取り入れ問題作と呼ばれることに。傑作ではないが聴きどころはそれなりにある。

ヘヴィ度:★★☆☆☆|ハード度:★★★☆☆|スピード:★★★☆☆
伝統度:★☆☆☆☆|マニア度:★★★☆☆|総合評価:★★★☆☆
賛否両論 実験作

Ram It Down|ラム・イット・ダウン

JUDAS_PRIEST_Ram_It_Down

オリジナルアルバム 11作目 – (1988年)

ジャーマンパワーメタルに接近したと言われるが、それが顕著なのはタイトルトラックのみでやや散漫。

ヘヴィ度:★★★☆☆|ハード度:★★★★☆|スピード:★★★★☆
伝統度:★☆☆☆☆|マニア度:★★☆☆☆|総合評価:★★★☆☆
入門盤 賛否両論 実験作

Painkiller|ペインキラー

JUDAS_PRIEST_Painkiller

オリジナルアルバム 12作目 – (1990年)

前作のパワーメタル路線をよりアグレッシヴに推し進めた。黄金期の作風とは異なるがそれに匹敵する名盤。第二の全盛期を迎えるかと思われたが…。

ヘヴィ度:★★★★☆|ハード度:★★★★★|スピード:★★★★★
伝統度:★☆☆☆☆|マニア度:★★☆☆☆|総合評価:★★★★★
殿堂入り 代表作 入門盤 賛否両論 実験作

Jugulator|ジャギュレイター

JUDAS_PRIEST_Jugulator

オリジナルアルバム 13作目 – (1997年)

新Vo.にティム・オーウェンズを迎え。グルーヴメタルを意識するが、失敗して単なる鈍重なパワーメタルに。

ヘヴィ度:★★★★★|ハード度:★★★★☆|スピード:★☆☆☆☆
伝統度:★☆☆☆☆|マニア度:★★★☆☆|総合評価:★★★☆☆
賛否両論 スルメ盤 実験作 お布施

Demolition|デモリッション

JUDAS_PRIEST_Demolition

オリジナルアルバム 14作目 – (2001年)

前作とほぼ同路線だが、やはりグルーヴメタルを捉え損なっており消化不良に。歴史から抹消される。

ヘヴィ度:★★★★★|ハード度:★★★★☆|スピード:★☆☆☆☆
伝統度:★★☆☆☆|マニア度:★★★★☆|総合評価:★★☆☆☆
賛否両論 通好み お布施

Angel of Retribution|エンジェル・オブ・レトリビューション

JUDAS_PRIEST_Angel_of_Retribution

オリジナルアルバム 15作目 – (2005年)

過去2作の不評を受けて、ロブ・ハルフォードと和解し様式美メタル路線に戻るが全盛期の輝きは無い。

ヘヴィ度:★★★☆☆|ハード度:★★★☆☆|スピード:★★☆☆☆
伝統度:★★★☆☆|マニア度:★★★☆☆|総合評価:★★★☆☆
賛否両論 通好み スルメ盤 お布施

Nostradamus|ノストラダムス

JUDAS_PRIEST_Nostradamus

オリジナルアルバム 16作目 – (2008年)

ゴシックメタルを意識したような重厚さと耽美性に重点を置いた作風だが、大作主義が裏目に出て消化不良。

ヘヴィ度:★★★☆☆|ハード度:★★★☆☆|スピード:★☆☆☆☆
伝統度:★★★★☆|マニア度:★★★★★|総合評価:★★★☆☆
賛否両論 スルメ盤 実験作 お布施

Redeemer of Souls|リディーマー・オブ・ソウルズ

JUDAS_PRIEST_Redeemer_of_Souls

オリジナルアルバム 17作目 – (2014年)

聴きどころはそれなりにあるがやはり決め手に欠け、全盛期にもハルフォードのソロにも全く届かない。

ヘヴィ度:★★★☆☆|ハード度:★★★☆☆|スピード:★★☆☆☆
伝統度:★★★☆☆|マニア度:★★★☆☆|総合評価:★★★☆☆
入門盤 賛否両論 お布施

Firepower|ファイアーパワー

JUDAS_PRIEST_Firepower

オリジナルアルバム 18作目 – (2018年)

パワーメタルサウンドを取り戻して高評価を受けたが、タイトルトラックとドゥーム風のT-13以外は凡庸。

ヘヴィ度:★★★★☆|ハード度:★★★★☆|スピード:★★★☆☆
伝統度:★★★☆☆|マニア度:★☆☆☆☆|総合評価:★★★☆☆
入門盤 賛否両論 お布施
◎ JUDAS PRIESTはコレを聴け!! ライターおすすめアルバム!

JUDAS PRIESTはアルバムによって音楽性が大きく異なり楽曲の出来不出来も波があるので、適当に選ぶと失敗する可能性もあります。
JUDAS PRIESTに期待される作風を満たした作品なら、スピードメタルナンバーを軸にしたブリティッシュヘヴィメタルの頂点“Screaming for Vengeance(8th)”“Defenders of the Faith(9th)”、またはスラッシュメタルをも視野に入れてアグレッションを増したパワーメタルが並んで彼らにしては珍しく捨て曲ナシの“Painkiller(12th)”が突出しているので、ファースト・プリーストには最適。
そのあとは、ブリティッシュハードロックにメタリックサウンドとメタル的美学を導入した“Sad Wings of Destiny(2nd)”や、定番となるヘヴィメタルスタイルを完成させた“Stained Class(4th)”といった歴史的な重要作、または、その進化の過程に位置しつつも完成度/充実度の高い“Killing Machine(5th)”“British Steel(6th)”に進むといいでしょう。

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