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★ JUDAS PRIEST(ジューダス・プリースト) ディスコグラフィー ★ このアルバムがスゴイ!?|ヘヴィメタルのスタンダードを完成させメタルゴッドと呼ばれたリヴィング・レジェント!…必聴アルバムは?

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旧世代のブリティッシュ・ハードロックを次世代の「ヘヴィメタル」へと進化させ、さらなるアップデートを繰り返した、先進的でありながら英国の伝統をも体現するメタル界の生ける伝説!!

JUDAS PRIESTのディスコグラフィ/レビュー、おすすめアルバムだけをチェックしたい方は【記事下部】か【目次】のリンクからも移動できます!!

JUDAS PRIEST(ジューダス・プリースト)は、イングランドを代表するヘヴィメタル/ハードロック・バンド。

メタルゴッドの異名をとる元祖ヘヴィメタル!?

JUDAS PRIESTは、ヘヴィメタル・ジャンルが存在しない時代に、旧来のハードロックを元にしたヘヴィメタルのプロト・タイプを経て、独自のメソッドでヘヴィメタル・サウンドを完成させます。

そのフォーマットは、ヘヴィメタル〜スピードメタル〜パワーメタル〜スラッシュメタルと、後の大多数のヘヴィメタル・ジャンルに影響を与えてており、後に狭義的なヘヴィメタルの伝統的スタイルとなる“基本フォーマット=様式”をつくり上げました。
これによってJUDAS PRIESTは、SCORPIONSや第二期BLACK SABBATHと共に、ジャンルの創始者と見なされています。

また、メタルゴッドのふたつ名を持つフロントマンのロブ・ハルフォードは、スタッド(鋲)をあしらったブラック・レザー・ウェアを、ヘヴィメタル・ファンションとして確立させたことでも知られています。

因縁のバンドから名義を受け継ぐ!?

JUDAS PRIESTは、創設メンバーのK・K・ダウニングらによって『FREIGHT』名義でスタートしていました。

幻の初代ヴォーカリストのアル・アトキンスが以前在籍していた、同名異バンドの“元祖”JUDAS PRIESTが活動停止となった後に、その名義を譲り受けてJUDAS PRIESTを名乗るようになります。

この“元祖”JUDAS PRIESTは、K・K・ダウニングが以前にオーディションを受けるなど、因縁めいた関係にありました。

JUDAS PRIESTの音楽スタイルは!?

JUDAS PRIESTは、同時代の多くのハードロック・バンドと同様に、ブルーズやロックンロールをベースとしたハードロックとしてスタートしてます。

そこに、未来的/人工的なソリッドな質感の音づくり、叙情的/扇情的でドラマティックなメロディや曲展開、疾走感あふれるスピードメタル・ナンバーを目玉とした作風…などを取り入れたスタイルへと移行し、これがヘヴィメタルのスタンダードとなります。

ただし、ルーツにあるブルーズやロックンロールを根底に持ち続けていることで、他のパイオニア勢と同様に、軽々となったヘヴィメタルの形式だけをなぞった後発グループとは、完全い一線を画しています。

ヘヴィメタルの最新モードを追い続けたバンド!?

JUDAS PRIESTは、そのイメージからヘヴィメタルの伝統を遵守するバンドと見られがちですが、特に、ヘヴィミュージックのトレンドにアンテナを張り続けていたハルフォードの志向もあって、常にヘヴィメタルの最新モードを取り入れたアプローチを展開していました。

そのため、後発のIRON MAIDENが瞬く間に類型的な様式美に染まっていくのを尻目に、アメリカン・ヘヴィメタル,グラムメタル系のポップメタル,ジャーマン・スタイルのメロディック・パワーメタル,スラッシュメタル,グルーヴメタルなど、その時代毎の新世代ヘヴィメタルの要素を取り入れています。

また、かつてはイギリスで一大ブームとなったレゲエのビートも取り入れてもいましたし、ハルフォード個人でインダストリアル・メタルのアルバムをリリースしたこともあります。

映画の題材にもなったヴォーカル脱退劇!?

90年代に突入後、ハルフォードのソロ活動をめぐる、バンド/マネージメントとの確執が深刻化したことから、ハルフォードは1991年に脱退し、FIGHT,TWO,HALFORDとして独自路線を展開してゆきます。

そのためJUDAS PRIESTは、JUDAS PRIESTのコピーバンドでも活動していたティム・リッパー・オーウェンズを迎えて1996年に再始動するまでは、長期にわたって活動休止状態に陥っていました。

なお、ジョージ・クルーニーがプロデュースした2001年のアメリカ映画『ロック・スター』は、この経緯を元にしたストーリーとなっています。

低迷のオーウェンズ時代からハルフォード復帰へ!?

オーウェンズ加入後のJUDAS PRIESTは、ハルフォードのFIGHTへのアンサーのような、ヘヴィグルーヴ路線を展開しますが、こらはファンの不評を買い、評価/セールス/チャート共にキャリア中最低の落ち込みを見せます。

そのためバンドは、先端サウンドの追求にひと区切りをつけていたハルフォードを呼び戻し、オールドスクールなヘヴィメタルへ回帰する方向性を画策。
それが実現したことで、ハルフォードの復帰と引き換えにオーウェンズが脱退する結果となります。

 ハルフォードの復帰後の展開とK.K.ダウニングの脱退!?

ハルフォード復帰後のJUDAS PRIESTは、ヘヴィメタル・ニューモードの追求を封印し、古典的オールド・スクール路線へと回帰したサウンドを展開しており、チャートや評価面では下腹傾向にありましたが、今度はギタリストで創設メンバーのひとりでもあるK.K.ダウニングとの間に亀裂が走ります。

これが深刻化したことで、ダウニングは2011年にバンドを離脱し、『KK’s PRIEST』名義のバンドを立ち上げて徹底抗戦するかまえを見せます。

JUDAS PRIESTは、ダウニングの後任にリッチー・フォークナーを迎え、現在もヘヴィメタルの盟主として第一線に立ち続けています。

なお現在は、やはり創設メンバーでギタリストのグレン・ティプトンがパーキンソン病で休業に入ったことから、サポートとしてに元SABBATのアンディ・スニープを迎えています。

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