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★ IN THE WOODS…(イン・ザ・ウッズ…) ディスコグラフィー ★ このアルバムがスゴイ!?|ノルウェイの森に潜むプログレッシヴでサイケデリックなアトモスフェリック・ゴシック・ブラックメタル!!…必聴アルバムは?

IN_THE_WOODS_logo ◆ H, I, J, K, L
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Contents

  1. 混迷のエクストリームメタル最盛期にノルウェイの森から生まれ出でたゴシカルな耽美派ブラックメタルは、サイケデリックでアトモスフェリックなプログレッシヴメタルへと進化を遂げる!!
    1. In the Woods…|DISCOGRAPHY
      1. Heart of the Ages|ハート・オブ・ザ・エイジス
      2. A Return to the Isle of Men|ア・リターン・トゥ・ザ・アイル・オブ・メン
      3. Omnio|オムニオ
      4. Strange in Stereo|ストレンジ・イン・ステレオ
      5. Three Times Seven on a Pilgrimage|スリー・タイムス・セヴン・オン・ア・ピルグリメイジ
      6. Live at the Caledonien Hall|ライヴ・アット・ザ・カレドニアン・ホール
      7. Pure|ピュア
      8. Cease the Day|カース・ザ・デイ
      9. Diversum|ディヴァーサム
    2. GREEN CARNATION|グリーン・カーネイション|DISCOGRAPHY
      1. Journey to the End of the Night|ジャーニィ・トゥ・ジ・エンド・オブ・ザ・ナイト
      2. Light of Day, Day of Darkness|ライト・オブ・デイ, デイ・オブ・ダークネス
      3. A Blessing in Disguise|ア・ブレッシング・イン・ディスガイズ
      4. The Quiet Offspring|ザ・クイット・オフスプリング
      5. Acoustic Verses|アコースティック・ヴァーサス
      6. Last Day of Darkness|ラスト・デイ・オブ・サークネス
      7. Leaves of Yesteryear|リーヴス・オブ・イエスタイア
    3. STRANGE NEW DAWN|ストレンジ・ニュー・ドーン|DISCOGRAPHY
      1. The Only One|ジ・オンリー・ワン
      2. Planet System|プラネット・システム
      3. New Nights of Euphoria|ニュー・ナイツ・オブ・ユーフォリア
    4. NATTEHIMMEL|ネイトヒーメル|DISCOGRAPHY
      1. Mourningstar|モーニングスター
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混迷のエクストリームメタル最盛期にノルウェイの森から生まれ出でたゴシカルな耽美派ブラックメタルは、サイケデリックでアトモスフェリックなプログレッシヴメタルへと進化を遂げる!!

IN THE WOODS…(イン・ザ・ウッズ…)はノルウェイ出身のメタルバンドで、ブラックメタル…あるいはそれと酷似した音楽性を持つ派生ジャンルであり、民族的/土着的な思想や宗教を標榜する“ペイガンメタル”に分類されます。

デスメタルの近縁ジャンルのブラックメタルは、それと同様にエクストリームな音楽性の追求するバンドが主流でしたが、パイオニアであるスウェーデンのBATHORY(バソリー)がそうであったように、ゴシック的暗黒耽美志向によるロマンチシズムやナルシシズムから、アトモスフェリックサウンドやアンビエントサウンド、シンフォニックサウンドを志すグループが一定層存在しており、それは次第に勢力を拡大してゆきます。

IN THE WOODS…は初期のブラックメタルムーヴメントの中では後発のグループですが、上記のアトモスフェリックなブラックメタルとしてはパイオニアにあたり、彼らのデビュー当時すでにシーンを築いて進化と多様化を続けていたゴシックメタルの影響下にある、クリーンヴォイスや女性ヴォーカルをフィーチャーしてプログレテイストも持ったブラックメタルからスタートしました。

その後、ブラックメタルスタイルから完全に脱却し、エスニシティを感じさせつつも耽美的なアトモスフェアとサイケデリア持ったサウンドを追求。同郷のゴシックメタルバンドTHE THIRD AND THE MORTALに通じる、プログレッシヴゴシックメタルとも呼べるようなスタイルを展開してゆきますが、2000年には解散。
その後、ブラックメタルスタイルから完全に脱却し、エスニシティを感じさせつつも耽美的なアトモスフェアとサイケデリア持ったサウンドを追求。同郷のゴシックメタルバンドTHE THIRD AND THE MORTALに通じる、プログレッシヴゴシックメタルとも呼べるようなスタイルを展開してゆきますが2000年には解散。
メンバーはIN THE WOODS…の前身であるGREEN CARNATION(グリーン・カーネイション)名義で活動を始め、ブラックメタルとは無縁のゴシックメタル路線を展開。現在はそこからの分派となるゴシック/ダークメタルバンド、STRANGE NEW DAWN(ストレンジ・ニュー・ドーン)も派生しています。

In the Woods…|DISCOGRAPHY

Heart of the Ages|ハート・オブ・ザ・エイジス

IN_THE_WOODS_Heart_of_the_Ages

オリジナルアルバム 1作目 – (1995年)

ゴシックメタルの影響を受けたブラックメタルで、メタル色こそは残っているものの音質は良好で、ときおり混じるハイトーン絶叫系ブラッキーヴォイスがなければ、同郷のTHE THIRD AND THE MORTALのようなアトモスフェリック系ゴシックメタルと全く変わらない作風です。

のちにゴシックメタルとブラックメタルは、ナルシスティックな耽美志向を軸にクロスオーバーが進んで行くことになりますが、本作はそのパイオニア世代を代表する名盤の一枚と言っていいでしょう。

|ブラック度:★★★☆☆
|ゴシック度:★★★★☆
|サイケ度:★★☆☆☆
|プログレ度:★★★☆☆
|トラッド度:★★★☆☆
|総合評価:★★★★☆

代表作 入門盤 実験作
Heart of the Ages
デスメタル / ブラックメタル¥1,528In the Woods...

A Return to the Isle of Men|ア・リターン・トゥ・ザ・アイル・オブ・メン

IN_THE_WOODS_A Return_to_the_Isle_of_Men

コンピレーションアルバム – (1996年)

「A Return to the Isle of Men」リンクが見つかりませんでした。: (WP Applink)

Omnio|オムニオ

IN_THE_WOODS_Omnio

オリジナルアルバム 2作目 – (1997年)

|ブラック度:★☆☆☆☆
|ゴシック度:★★★★☆
|サイケ度:★★★☆☆
|プログレ度:★★★★☆
|トラッド度:★★☆☆☆
|総合評価:★★★★☆

代表作 入門盤 実験作

Strange in Stereo|ストレンジ・イン・ステレオ

IN_THE_WOODS_Strange_in_Stereo

オリジナルアルバム 3作目 – (1999年)

|ブラック度:★☆☆☆☆
|ゴシック度:★★★★☆
|サイケ度:★★★★☆
|プログレ度:★★★★★
|トラッド度:★★☆☆☆
|総合評価:★★★★★+

殿堂入り 代表作 入門盤 実験作

Three Times Seven on a Pilgrimage|スリー・タイムス・セヴン・オン・ア・ピルグリメイジ

IN_THE_WOODS_Three_Times_Seven_on_a_Pilgrimage

コンピレーションアルバム – (2000年)

解散前のラストアルバムですが、オリジナルアルバムとは別枠扱の企画盤に近いもので、収録曲の半数近くサイケ/プログレ系ビッグネームのカバー曲(KING CRIMSON, JEFFERSON AIRPLANE , PINK FLOYD , SYD BARRETT)で占められています。

カバー曲からも予想できるようにサイケ/プログレ色が強い作風は『Strange in Stereo(3rd)』をさらに推し進めたものですが、そこまではいくぶん感じられたメタルテイストを完全にオミットし、ここでは完全なるアトモスフェリックなサイケデリックプログレを展開。

イレギュラーなアルバムではありながら、プログレ/ゴシック路線としてはIN THE WOODS…のカタログ中でも最高傑作と言ってもいい完璧な仕上がりです。

|ブラック度:★☆☆☆☆
|ゴシック度:★★★★☆
|サイケ度:★★★★★
|プログレ度:★★★★★
|トラッド度:★★☆☆☆
|総合評価:★★★★★+

殿堂入り 代表作 賛否両論 通好み 実験作

「Three Times Seven on a Pilgrimage」リンクが見つかりませんでした。: (WP Applink)

Live at the Caledonien Hall|ライヴ・アット・ザ・カレドニアン・ホール

IN_THE_WOODS_Live_at_the_Caledonien_Hall

ライヴアルバム (2003年)

「Live at the Caledonien Hall」リンクが見つかりませんでした。: (WP Applink)

Pure|ピュア

IN_THE_WOODS_Pure

オリジナルアルバム 4作目 – (2016年)

Pure
プログレロック / アートロック¥1,681In the Woods...

Cease the Day|カース・ザ・デイ

IN_THE_WOODS_Cease_the_Day

オリジナルアルバム 5作目 – (2018年)

Diversum|ディヴァーサム

IN_THE_WOODS_Diversum

オリジナルアルバム 6作目 – (2022年)

GREEN CARNATION|グリーン・カーネイション|DISCOGRAPHY

GREEN_CARNATION_Logo

GREEN CARNATIONは、90年代初頭に〈IN THE WOODS…〉のメンバーとEMPERORにも在籍経験のあるツォート(Tchort)によって結成されたデスメタルバンドに端を発しています。
〈IN THE WOODS…〉解散後の中心メンバー達は、再びGREEN CARNATIONを結成し今度はゴシックメタル・バンドとして活動をスタートします。

当初は、ブラックメタル/ペイガンメタルのイメージを払拭しつつも、〈IN THE WOODS…〉解散前のアトモスフェリックな作風を踏襲したサウンドを追求していましたが、次第にゴシックメタル黄金期のスタイルを思わせるようなオーソドックスかつオールドスクールなスタイルへと移行。
アルバムごとにごとに異なるアプローチをとりつつ、ロック/メタル的ダイナミクスとカタルシスを重視したサウンドを展開しています。

Journey to the End of the Night|ジャーニィ・トゥ・ジ・エンド・オブ・ザ・ナイト

GREEN_CARNATION_Journey_to_the_End_of_the_Night

オリジナルアルバム – 1作目 (2000年)

「Journey to the End of the Night」リンクが見つかりませんでした。: (WP Applink)

Light of Day, Day of Darkness|ライト・オブ・デイ, デイ・オブ・ダークネス

GREEN_CARNATION_Light_of_Day,_Day_of_Darkness

オリジナルアルバム – 2作目 (2001年)

「Light of Day, Day of Darkness」リンクが見つかりませんでした。: (WP Applink)

A Blessing in Disguise|ア・ブレッシング・イン・ディスガイズ

GREEN_CARNATION_A_Blessing_in_Disguise

オリジナルアルバム – 3作目 (2003年)

The Quiet Offspring|ザ・クイット・オフスプリング

GREEN_CARNATION_The_Quiet_Offspring

オリジナルアルバム – 4作目 (2005年)

Acoustic Verses|アコースティック・ヴァーサス

GREEN_CARNATION_Acoustic_Verses

オリジナルアルバム – 5作目 (2006年)

Last Day of Darkness|ラスト・デイ・オブ・サークネス

GREEN_CARNATION_Last_Day_of_Darkness

ライヴアルバム (2018年)

「Last Day of Darkness (Concert Excerpt I) - Single」リンクが見つかりませんでした。: (WP Applink)

Leaves of Yesteryear|リーヴス・オブ・イエスタイア

GREEN_CARNATION_Leaves_of_Yesteryear

オリジナルアルバム – 6作目 (2020年)

STRANGE NEW DAWN|ストレンジ・ニュー・ドーン|DISCOGRAPHY

STRANGE_NEW_DAWN_Logo

STRANGE NEW DAWN(ストレンジ・ニュー・ドーン)は、〈IN THE WOODS…〉や〈GREEN CARNATION〉のオリジナルメンバーだった”C:M.” ことクリストファーと”X”ことクリスチャンのボッテリ兄弟を中心に結成されたグループ。

〈IN THE WOODS…〉の再結成に先駆けてその前年に活動をスタートし、ボッテリ兄弟は〈IN THE WOODS…〉再結成後も並行してして活動を続けていましたが、現在はSTRANGE NEW DAWNの活動に専念しています。

音楽的には、エクストリームメタル世代によるオーソドックスなヘヴィメタルサウンドを基調としつつ、ゴシックメタルとドゥームメタルのエッセンスで構成されたスタイル。
アトモスフェアに傾き過ぎずメランコリックなメロディを主軸とした、ある種のプログレ・テイストを持つダークなメタル/ロックサウンドで、ゴシックメタルともダークメタルとも称されています。

The Only One|ジ・オンリー・ワン

STRANGE_NEW_DAWN_The_Only_One

オリジナルアルバム – 1作目 (2014年)

Planet System|プラネット・システム

PSTRANGE_NEW_DAWN_lanet_System

オリジナルアルバム – 2作目 (2020年)

New Nights of Euphoria|ニュー・ナイツ・オブ・ユーフォリア

STRANGE_NEW_DAWN_New_Nights_of_Euphoria

オリジナルアルバム – 3作目 (2023年)

NATTEHIMMEL|ネイトヒーメル|DISCOGRAPHY

NATTEHIMMEL_Logo
NATTEHIMMELは、〈IN THE WOODS…〉や〈GREEN CARNATION〉を経て〈STRANGE NEW DAWN〉として活動を行っていたボッテリ兄弟のサイドプロジェクトとして結成されたグループ。

ヴォーカルに再結成〈IN THE WOODS…〉に一時在籍していた“Mr. Fog”ことジェームズ・フォガティを迎えたほか、〈STRANGE NEW DAWN〉のメンバーでもあるスヴェン・ロス(Gt.)も参加するなど、他のメンバーは〈IN THE WOODS…〉ファミリーが中心です。

スクリーミング系のダーティヴォーカルやファストなエクストリーム・パートが、部分的ながらフィーチャーされていることもあって、一般的にブラックメタルとしてカテゴライズされがちですが、基本的には〈GREEN CARNATION〉に通じるゴシックメタル・サウンドが音楽性の軸になっています。

Mourningstar|モーニングスター

NATTEHIMMEL_Mourningstar

オリジナルアルバム – 1作目 (2023年)

Mourningstar
デスメタル / ブラックメタル¥1,681Nattehimmel

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