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★ KMFDM(ケイ・エム・エフ・ディー・エム) ディスコグラフィー ★ エクストリームなデジタル・スラッシュからDEM、ダブまでお手のもの!ポリティカルなジャーマン・インダストリアルの最強ユニット!!…必聴アルバムは?

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ヘヴィ&ダンサブルでジャーマン・インダストリアル・メタルのパイオニアは、シーン最多アルバムリリースを誇るポリティカルなハードワーカー!!

KMFDMのディスコグラフィ/レビュー、おすすめアルバムだけをチェックしたい方は【記事下部】か【目次】のリンクからも移動できます!!

KMFDMは、1984年に結成されたドイツを代表するインダストリアル(メタル)・ユニット。

インダストリアルのトップグループの一角!?

KMFDMは、メタルギターをフィーチャーしたアグレッシヴな「インダストリアル・メタル」として、1990年前後の時期におけるムーヴメントの中で頭角を現したグループ。

アメリカの〈MINISTRY〉〈NINE INCH NAILS〉、イギリスの〈KILLING JOKE〉〈PIG〉〈GODFLESH〉、同じドイツの〈DIE KRUPPS〉、カナダの〈SKINNY PUPPY〉〈FRONT LINE ASSEMBLY〉らと共に、ムーヴメントの黎明期を支えたパイオニアのひとつであり、シーンのトップグループの一角としてムーヴメントを牽引した存在と見なされています。

また、それらの中でも、〈MINISTRY〉〈KILLING JOKE〉〈PIG〉〈SKINNY PUPPY〉らと同様に、「インダストリアル・メタル」の成立に大きく先駆けて独自のエレクトロニックなスタイルで活動を展開していた、ニューウェイヴ/ポストパンク世代の古参グループに属しています。

KMFDMの音楽スタイルは!?

KMFDMは、当初は「ポストパンク/ニューウェイヴ」に分類されるグループであり、そのサブジャンルだった初期の「インダストリアル」界隈においてひとつの主流スタイルから派生した存在でした。
音楽的にも、〈KILLING JOKE〉〈FOETUS〉こと〈JG サーウェル〉〈D.A.F.〉〈CHROME〉ら、その界隈のパイオニア的グループの影響下にあり、それらに通じるノイジーでサイケデリックなスタイルを持っていましたが、よりダンサブルな作風を持ち味としていました。

この初期は、工業製品の作動音なども用いるなど「ノイズ・ミュージック」的な実験音楽性の濃いスタイルでしたが、同時にハウスやテクノなどのEDMやダブなどの要素もすでに取り入れていました。

後に、EDMやダブ,ファンクなどのブラック・ミュージックの要素を強めつつダンサブルなヘヴィネスを増した楽曲に、ヘヴィなメタルギターをフィーチャーすることで、アッパーでフィジカルな機能性の高いインダストリアル・メタルを確立します。

ジャーマン・インダストリアルの代表格!?

KMFDMは、〈DIE KRUPPS〉と並んでドイツにおけるインダストリアル(メタル)の代表格と見なされています。

ただし、バンドメンバーはドイツ系が中心ながら多国籍編成となっており、そのキャリアの中ではイギリス,アメリカ,スウェーデンなどの出身者が含まれていました。

また、KMFDMのキャリアのピークにあたるインダストリアル・メタルのブームの渦中にある90年代は、ドイツから当時の所属レーベル「ワックストラックス!」の本拠地であるアメリカ合衆国はコロラド州シカゴへと活動拠点を移していましたが、2007年からは再びドイツに拠点を置いています。

KMFDMはポリティカル・バンド!?

KMFDMは、比較的ポリティカルな傾向の強いインダストリアル・メタルの中でも、特に先鋭的な政治思想を持ち、それを歌詞や世界観に反映するグループとして知られています。

KMFDMの思想は、暴力,戦争,権力/体制/企業による抑圧などに対する抵抗と闘争を基盤に置いており、特に、キリスト教原理主義や新自由主義を背景としたアメリカの帝国主義がそれらの元凶のひとつであり、危険で大きな敵として想定しています。

KMFDMのバンド体制は!?

KMFDMは、その創始者であり全キャリアを通してバンドをコントロールしている、サシャ・コニエツコを中心としたグループ。

初期の頃からバンド形式で活動を行っていますが、バンドの全楽器パートからプロデュース・エンジニアリングまでマルチに対応するコニエツコのプロジェクトにも近い体制で、他のパートについては何度となく入れ替わっています。

それらのメンバーはドイツ出身者に限らない多国籍編成であり、加入の前後や在籍中にも自身のバンドや他の第一線のグループでも活躍しいています。

また、その時折の正式のメンバー以外にも、作品ごとに異なる複数のゲスト・メンバーも参加しているほか、ライヴ専任のサポート・メンバーも存在しています。

特に著名な参加ミュージシャンとしては、創設メンバーで脱退した後も断続的に何度か参加している、英国出身の実力派で日本のビジュアル系バンドとも交流のある〈PIG〉ことレイモンド・ワッツや、グラムメタルの〈SHOTGUN MESSIAH〉を経て第一線に上りつめたティム・スコルドら、インダストリアル・シーンのトップアーティストが挙げられます。

〈KMFDM〉の解散と〈MDFMK〉!!

KMFDMは、キャリア全盛期の所属レーベル「ワックストラックス!」との契約満了を機に、1999年から2002年まで一時的な解散していましたが、再結成後は現在に至るまで大きなブランクも無くコンスタントな活動を作品リリースを続けており、名実ともにインダストリアル界隈においては最も多作なグループとなっています。

ただし、この短期の解散期間も、コニエツコは解散直前に加入したティム・スコルドと共に〈MDFMK〉を立ち上げ、アルバムもリリースを含めた活動を続けていたため、KMFDM=コニエツコとしてのキャリアにおいては実質的にブランクは無いものと見なされています。

なお、この一時的な解散の理由は、中心人物のコニエツコとキャリア黄金期のメンバーだったギュンター・シュルツとエン・エッシュとの間での方向性の相違とされており、再結成以降はシュルツとエッシュの2名はバンドに関わっていません。

 

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