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★ GUNS N’ ROSES(ガンズ・アンド・ローゼス)+関連バンド ディスコグラフィー ★ このアルバムがスゴイ!?|グラムメタルとグランジのはざまで強烈な最大瞬間風速を巻き起こして覇権を握った、バッドボーイ・ロックンロールのアイコン!!…必聴アルバムは?

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グラムメタル時代とグランジ時代の隙間に覇権を握ったバッドボーイ・アクセル・ローズは典型的“売れてダメになる系”!?脱退したメンバーはそれぞれが我が道を行く!?

GUNS N’ ROSESのディスコグラフィ/レビュー、おすすめアルバムだけをチェックしたい方は【記事下部】か【目次】のリンクからも移動できます!!

GUNS N’ ROSES(ガンズ・アンド・ローゼス/ガンズ’ン’ローゼスとも)は、アメリカ合衆国はカリフォルニア州ロサンゼルスで、1985年に結成されたロック/ハードロック・バンド。

GUNS N’ ROSESの結成と命名!?

GUNS N’ ROSESは、〈HOLLYWOOD ROSE〉と〈L.A. GUNS〉という、交友関係にあったふたつのグループのメンバーによって結成されており、GUNS N’ ROSESの名もそれぞれのバンド名の一部を組み合わせたものです。

創設時のメンバーは、〈HOLLYWOOD ROSE〉から、アクセル・ローズ(Vo.)とイジー・ストラドリン(Gt.)が、〈L.A. GUNS〉からトレイシー・ガンズ(Gt.),ロブ・ガードナー(Dr.),オーレ・ベイチ(Ba.)という顔ぶれ。

しかし、トラブル・メイカーと呼ばれるアクセル・ローズとの確執から〈L.A. GUNS〉組の全員がバンドを離れたことでこの初期ラインナップは結成直後に空中分解。
バンドは新規メンバーを補充して、スラッシュ(Gt.),ダフ・マッケイガン(Ba.),スティーヴン・アドラー (Gt.)という黄金期のメンツがそろいます。

なお、トレイシー・ガンズは新たにメンバーをそろえて〈L.A. GUNS〉を再始動し、GUNS N’ ROSESに対抗していくことになります。

GUNS N’ ROSESの音楽性とジャンルは!?

GUNS N’ ROSESの基本スタイルは、〈ROLLING STONES〉から、それをアメリカンにローカライズした〈AEROSMITH〉へと連なる、ロックンロール,ブルースなどのルーツ・ミュージックをベースとしたハードロックに、元祖NYパンクの〈NEW YORK DOLLS〉からフィンランドの〈HANOI ROCKS〉へと連なる「グラムパンク」などの要素を加えたもの。
その音楽性は、一般には「ハードロック」にカテゴライズされています。

GUNS N’ ROSESは、グラムメタル・ムーヴメント終盤の爛熟期ともいえる時期に頭角を現しており、活動当初はビジュアル/音楽性共に完全なグラムメタルに属するものでした。
アルバムデビュー時にはブラックのデニム&レザーを基調とした、古典的な“バッドアス/バッドボーイ”スタイルへと移行しますが、グラマラスなビジュアル・テイストは維持されおり、その後も「グラムメタル」の一環とも見なされています。

音楽的にも、グラムメタルのポップネスとポピュラリティを最重視する手法は維持したまま、よりオーソドックスなロックンロール/ハードロックを展開。
これは「バッドボーイ・ロックンロール」などとも称され、明確なジャンルではないもののひとつのスタイルとして確立されました。

なお、後年には「インダストリアル・メタル」の影響を受けたエレクトロニックなアルバムもリリースしていますが、これにはローズを除く全盛期のラインナップは一切関与していません。

シーンの趨勢を一新して時代の寵児に!?

GUNS N’ ROSESの提示した次世代型「バッドボーイ・ロックンロール」は、グラムメタルを中心としたアメリカのメインストリームロックの新潮流となり、〈MÖTLEY CRÜE〉ら古参を含めたグラムメタル界隈のグループもこれに追従するなど、グラムメタル・シーンを一変させるほどの波及力を見せます。
また、その音楽性とビジュアルから、〈ROLLING STONES〉〈AEROSMITH〉に続く次世代の王道ロックバンドとも見られてもいました。

さらには、折からのルーツロックリヴァイヴァルも追い風となったことに加え、パンクやグラムパンクの影響を公言し、ハードコア・バンドの在籍していたメンバーがいたこともあって、ライトリスナーやパンクファンまでもを巻き込んだ幅広いファン層を獲得します。

なにより、一介のグラムメタルとして見過ごすことのできない商業的成功と、シーンにおける絶大な存在感と影響力をものにしたことで、メタル/ハードロックに否定的なメディアまでもが時代の寵児としてもてはやし、新たなロックアイコンと認められるまでになりました。

オルタナティヴ界隈は批判的!?

グラムメタル末期からシーンを席巻したGUNS N’ ROSESの全盛期は、グランジを中心とした「オルタナティヴ・ロック」の台頭時期とも重なっています。

そのため、個々のメンバーの中には「オルタナティヴ・ロック」シーンと交流があったり、両方のシーンにまたがって活動したケースも見られますが、GUNS N’ ROSESというバンド自体は、「オルタナティヴ・ロック」のシーンからは批判的に見られたり、そこまではゆかずとも、多くの場合はシーンもアティチュードも異なるものとして一定の距離を置かれがちでした。

代表的な例が、アクセル・ローズと〈NIRVANA〉のカート・コバーンとの対立です。
ローズは当初〈NIRVANA〉のファンでコバーンにもシンパシーを感じて接近しますが、コバーンはGUNS N’ ROSES=ローズを、旧来の悪しき商業主義のロックビジネスと幼稚な享楽主義に則った“産業パーティロック・スター”に過ぎない(大意)ことで批判。
その結果、ローズもコバーンを敵視して何かにつけて小競り合いを起こすようになっていました。

GUNS N’ ROSESのバンド体制は!?

GUNS N’ ROSESは、主にアクセル・ローズのトラブルメーカー的パーソナリティが原因で、初期の頃より度々メンバーが脱退しており、その後もメンバー同士の関係には根本的に不安定な部分が見られました。

人気絶頂期こそ比較的安定した状態が続いていましたが、キャリアのピークを完全に過ぎて活動が滞って以降は、メンバーが在籍を続けるモチベーションを失ったためか、1997年までの間にローズを除く全ての黄金期ラインナップがバンドを離れ、作品リリースも途切てしまいます。

それらの離脱メンバーは、バンド在籍時よりすでに自身のサイドプロジェクトを始動させており、脱退後もそれらを含む複数のグループやソロ・プロジェクトとして活動していました。

なお、脱退した黄金期ラインナップのうち、スラッシュとダフ・マッケイガンのみが2016年からバンドに復帰して在籍状態にあります(2023年現在)。

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