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★ GUNS N’ ROSES(ガンズ・アンド・ローゼス)+関連バンド ディスコグラフィー ★ このアルバムがスゴイ!?|グラムメタルとグランジのはざまで強烈な最大瞬間風速を巻き起こして覇権を握った、バッドボーイ・ロックンロールのアイコン!!…必聴アルバムは?

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GUNS N’ ROSES|ガンズ・アンド・ローゼズ|DISCOGRAPHY|オリジナルアルバム

Appetite for Destruction|アペタイト・フォー・ディストラクション

GUNS_N_ROSES_Appetite_for_Destruction

オリジナル・スタジオ・フルアルバム – 1作目 (1987年)

GUNS N’ ROSESのデビュー作にして代表作である本作は、寡作で全4作(実質3作)と乏しいカタログ中でも、明確に他とは“格が違う”と表せざるを得ない傑出した1枚。
シーンを一変させるほどの存在感と影響力でバンドを時代の寵児に押し上げた、ロック史上でも無視することは不可能な名盤……と、各媒体から多数のリスナーまで認知されています。

ここで聴ける音楽性は、80年代グラムメタルのルーツである、元祖NYパンクの〈NEW YORK DOLLS〉からフィンランドの〈HANOI ROCKS〉にも連なる「グラムパンク」の伝統、そして〈ROLLING STONES〉から、それをアメリカン・ハードロックへとローカライズした〈AEROSMITH〉を経た流れを継ぎつつ、グラムメタルからも嘲笑されずに済む程度に美味しい部分を見つくろって頂戴し、それらを上手くブレンドしたようなもの。

看板曲については、比較するならば〈BON JOVI〉あたりを引き合いに出さざるを得ない、ポピュラリティ全振りのキャッチー&フッキーなシロモノです。
しかし、ちょいワルなストリート感覚と幅広いバックグラウンドを生かし、グラムメタルの主流からは微妙なズラしで距離を置いた、ロックのひとつの王道ともいえるバッド・ボーイ系アメリカン・ハードロックの次世代スタイルを完成させおり、これは、グラムメタル界隈へもフィードバックされます。

収録曲の中では、やはり代表曲の【T-01】,【T-06】,【T-09】が別格で、リアルタイムを生きた熱心な音楽ファンでなくても、1度は耳にしているであろう歴史的キラーチューン。
それ以外も、アップテンポなロックンロールを主体に、おおむね高水準な佳曲が並び、ボリュームも他の作品のような無駄は無しにシェイプされたことで、文字どおり粒ぞろいでスキの無いアルバムに仕上がっています。
バンドや音楽性に対する好き嫌いはあっても、本作の見事な出来栄えばかりは認めざるを得ないでしょう。

|アグレッション:★★★★☆
|ポップ度:★★★★★
|ルーツ度:★★★☆☆
|メロエモ度:★★☆☆☆
|オルタナ度:★★☆☆☆
|総合評価:★★★★★

殿堂入り 代表作 入門盤

Use Your Illusion I|ユーズ・ユア・イリュージョン I

GUNS_N_ROSES_Use_Your_Illusion_I

オリジナル・スタジオ・フルアルバム – 2作目 (1991年)

同一タイトルの“パート1”と“パート2”として対になった、事実上ワンセット2枚組とすべきふたつのアルバムが、それぞれ独立した作品として個別に同日リリースされるという、かなり特殊なケースで世に出ることとなった作品の片割れ。

『I』『II』共に、基調となる作風は前作を踏襲されていますが、楽曲の多様性が大幅にアップしており、それに伴ってアルバムの収録曲数や収録時間もアップ。
全16曲で75分超という、CDのデータ容量をギリギリまで使い切った特大ボリュームで、今にして思えば、90年代音楽シーンに蔓延する物量戦略の火付け役ともいえるかもしれません。

ロックンロール色の濃いハードロックとメロウなバラードやパワーバラードという従来の主力スタイルに加え、カントリー調やフォーク調などのレイドバックしたルーツ色の強い曲、さらには、〈アリス・クーパー〉をフィーチャーした若干〈LED ZEPPELIN〉風味の【T-11】に加え、代表曲にも数えられる9分弱のバラード【T-10】や10分超の【T-16】といったある意味プログレ的ともいえる大仰な長尺曲……と、楽曲は多彩。

この大容量の連作は“楽曲の大蔵ざらい”的な面が強いとのことですが、ある意味では、前作以上に幅広いリスナーへのアピールが可能な、全方向的マーケティングといもえます。

楽曲はおおむね及第点越えではあるものの、代表曲と呼べるのがカバーの【T-03】と長尺パワーバラードの【T-10】のみとやや弱く、ほぼ全ての面において前作ほどのクオリティやインパクトには届かないため、ファンや簡単に踊る層以外への訴求力には欠けます。

それでも『II』と比較するならば、佳曲の【T-05】,【T-09】,【T-12】をはじめとした、ノリの良いアップテンポなハード・ロックンロールの割合がと多いため、それを主軸としていた『Appetite〜』派のリスナーでもそれなりに楽しめるでしょう。

|アグレッション:★★★☆☆
|ポップ度:★★★☆☆
|ルーツ度:★★★★☆
|メロエモ度:★★★☆☆
|オルタナ度:★★☆☆☆
|総合評価:★★★★☆

賛否両論 通好み スルメ盤 実験作

Use Your Illusion II|ユーズ・ユア・イリュージョン II

GUNS_N_ROSES_Use_Your_Illusion_II

オリジナル・スタジオ・フルアルバム – 3作目 (1991年)

別記のとおり『Use Your Illusion I(2nd)』と同時リリースとなった、それと対となる事実上の2枚組アルバムの片割れ。

『I』と比較すると、ルーツ・ミュージック…特にカントリー・テイストが強まったと同時に、アグレッシヴでアッパーなハードロック・ナンバーが更に減少。
また、収録時間は『I』とほぼ同じにも関わらず、全14曲と2曲減った上にラストはアウトロの小曲で、その分、9分台と8分台各1曲を含めて7分以上のナンバーが4曲と、長尺曲が倍増しており、前作でも見せたプログレ的な凝った曲調が目立ちます。

楽曲の多様性はやや増しているにもかかわらず、全体的な印象は良く言えば“聴くほどにほんのり滋味が滲み出すじっくり聴かせる落ち着いたアルバム”、悪く言うと“少々地味でぼんやりと掴みどころのないアルバム”に仕上がっていますが、『ターミネーター2』のテーマ曲として世界的な大ヒットとなった看板曲T-12の存在が要因かメロディ重視な作風が功を奏してか、セールス/チャート共に『I』を上回りました。

そのT-12と特例の〈ボブ・ディラン〉の名曲カバーT-04除くと、ロックとしてのダイナミクスを持ったアンセミックな名曲と呼び得るナンバーは皆無であり、水増し感も漂う薄味な仕上がりは『I』と同様ですが、それでもおおむね及第点は維持できている点も同様です。
4曲もの長尺曲もそれなりに聴きどころを持っており、特にドラマティックなT-01はかなりの力作で、好意的に見るなら“スルメ系”アルバムと評することも可能でしょう。

この賛否割れを招く物量志向は、曲は厳選すべきというレーベル/プロデューサーの意向を振り切って、手持ちのマテリアルを一掃放出したためとされますが、良し悪しはともかく、当時のGUNS N’ ROSESにそれを実行できるだけの勢いと力があったという事実はうかがい知ることが出来ます。

|アグレッション:★★☆☆☆
|ポップ度:★★★☆☆
|ルーツ度:★★★★☆
|メロエモ度:★★★★☆
|オルタナ度:★★☆☆☆
|総合評価:★★★★☆

賛否両論 通好み スルメ盤 実験作

Chinese Democracy|チャイニーズ・デモクラシー

GUNS_N_ROSES_Chinese_Democracy

オリジナル・スタジオ・フルアルバム – 4作目 (2008年)

|アグレッション:★★★★☆
|ポップ度:★★☆☆☆
|ルーツ度:★☆☆☆☆
|メロエモ度:★☆☆☆☆
|オルタナ度:★★☆☆☆
|総合評価:★★★☆☆

賛否両論 スルメ盤 実験作

GUNS N’ ROSES|ガンズ・アンド・ローゼズ|DISCOGRAPHY|オムニバス etc

G N’ R Lies|GN’Rライズ

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ミニアルバム:EP (1988年)

“The Spaghetti Incident?”|ザ・スパゲティ・インシデント?

GUNS_N_ROSES_"The_Spaghetti_Incident?"

コンピレーション・アルバム (1993年)

|選 曲:★★★★☆
|アレンジ:★★★☆☆
|解 体 度:★☆☆☆☆
|パンク度:★★★☆☆
|意外性:★☆☆☆☆
|総合評価:★★★☆☆

入門盤 賛否両論

HOLLYWOOD ROSE |ハリウッド・ローズ|DISCOGRAPHY

アクセル・ローズとイジー・ストラドリンが中心メンバーとして在籍していたグラムメタル・バンドで、この〈HOLLYWOOD ROSE〉が〈L.A. GUNS〉と合流することで〈GUNS N’ ROSES〉の原型が出来上がります。

〈GUNS N’ ROSES〉に通じるロックンロールテイストを持ちつつも、楽曲の構成や音づくりも含めて基本的な音楽性は完全にオーソドックスなヘヴィメタル。
そのサウンドは、「N.W.O.B.M.」や〈JUDAS PRIEST〉〈MOTÖRHEAD〉ら、UKメタルのパイオニア勢の影響下にあり、ローズもロブ・ハルフォードばりの典型的メタル・スクリームを聴かせます。

ここでのストロング・スタイルのヘヴィメタル路線は、この時期のグラムメタルの中ではとりわけ異色なもので、その音楽性のみであればメタルの“王道”,“正統派”と扱われてもおかしくありません。

残された作品は5曲入りのデモテープのみでしたが、後にギルビー・クラークと〈CINDERELLA〉のドラマーだったフレッド・クーリーによるリミックス・バージョンを加えたものが、正式な作品としてリリースされています。

The Roots of Guns N’ Roses|ルーツ・オブ・ガンズ・アンド・ローゼズ

HOLLYWOOD_ROSE_The_Roots_of_Guns_N_Roses

コンピレーション・アルバム (2004年)

|メタル度:★★★★★
|ポップ度:★★★☆☆
|ルーツ度:★★☆☆☆
|パンク度:★★★☆☆
|オルタナ度:★☆☆☆☆
|総合評価:★★★★★

殿堂入り 入門盤 賛否両論
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