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★ ATHEIST(エイシスト) ディスコグラフィー ★ このアルバムがスゴイ!?|CYNICに先駆けてプログレッシヴなフロリダン・テクニカルデスメタルを完成させた古参テックデスマスター!!…必聴アルバムは?

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デスメタル黎明期からの古参バンドでありながら、プログレッシヴでテクニカルなデスメタルの原型を創り上げてたフロリダン・テックデスのパイオニア!

ATHEISTのディスコグラフィ/レビュー、おすすめアルバムだけをチェックしたい方は【記事下部】か【目次】のリンクからも移動できます!!

ATHEIST(エイシスト)は、アメリカン・デスメタルの聖地フロリダを拠点とするデスメタル・バンド。

プログレ/テック・デスをリードした古参バンド!?

ATHEISTは、デスメタルシーンでも最古参に属するグループであり、また、〈DEATH(デス)〉や〈CINIC(シニック)〉などに受け継がれてゆくフロリダン・テックデス(テクニカル・デスメタル)のパイオニアのひとつです。

その音楽性は、ジャズ/フュージョンを大きなバックグラウンドにした、プログレッシヴロックの要素を持ったもので、プログレッシヴ・デスメタルやエクスペリメンタル・デスメタルともラベリングされることがあります。

テクニカル・デス界隈では、〈CYNIC〉やオランダの〈PESTILENCE(ペスティレンス)〉といったシーンのトップバンドを渡り歩いたベーシスト、トニー・チョイ(Tony Choy)が参加していたことでも知られています。

ATHEISTがいた90’sテック・デス・シーン!!

ATHEISTがデビューを果たした1990年のデスメタルシーンは、オールドスクールなスタイルが飽和状態を迎え、そこから脱却をを図る動きが顕在化していた時期で、その方法論のひとつとしてテクニカルサウンドを追求すぐグループも目立ち始めていました。

聖地フロリダでは、先輩格の〈DEATH〉も『Spiritual Healing(3rd)』で整合感を強めテクニカル路線への一歩を踏み出したほか、やはり同郷の〈CYNIC〉やカナダの〈GORGUTS〉も動き出していました。

欧州に目をやれば、イギリスの〈CANCER〉やオランダの〈PESTILENCE〉もその動向をにらみ、ドイツでは〈ATROCITY〉が、オーストリアでは〈DISHARMONIC ORCHESTRA〉が衝撃のデビュー。
北欧では〈MESHUGGAH〉もアルバムデビューに向けて動いていました。

ブレイクを逃した早すぎたバンド!?

ATHEISTは、フロリダ流テクニカル・デスメタルの創始者的ポジションでありながら、早すぎたバンドにつきものの悲劇でバッドタイミングが重なり、リアルタイムでの成功の機会を逃すこととなった不運なバンドと言えます。

〈DEATH〉の路線変更や〈CYNIC〉のデビューによってテックデスが注目を集めた時期から、〈MESHUGGAH〉のブレイクでエクストリームなプログレサウンドのブームが到来した時期にかけての期間。

この期間はテックデスバンドに一般のメタルリスナーの間にも広がりを見せており、ブレイクの絶好のタイミングといえましたが、その記事には不幸にもATHEISTはすでに解散状態にありました。

新世代プログレブーム到来で奇跡の再結成!!

その後、プログレッシヴ・メタル、エクスペリメンタル・メタル、ポストメタルといった肩書きを提げた、新世代のテクニカルなエクストリームメタルが続々と登場。本格的なムーヴメントとしてシーンを形成して注目を集めるようになります。

その背景の中で、それらのルーツにあたるテクニカルデスメタルが再評価されたこともあって、ATHEISTもリユニオンツアーを皮切りに本格的な再結成が実現。その活動は現在も継続中となっています。

アルバムリリースは現在のところ2010年の1作のみで、ニューアルバム製作のアナウンスはあったもののリリースの続報は聞こえてきません。

次ページはATHEISTのディスコグラフィ&レビューを紹介!!▼リンクはページ下!▼

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