★ RIOT(ライオット/現RIOT V[ファイヴ])ディコグラフィー ★ このアルバムがスゴイ!?|アメリカンハードロック〜パワーメタル〜メロディックメタルと時代と世代を超えて活躍するアメリカンヘヴィメタルのベテラン!!…必聴アルバムは?

Riot-BornInAmerica ◆ O, P, Q, R

アメリカンヘヴィメタルながら欧州的メロディ満載のサウンドが日本で圧倒的な支持を持つ“ビッグ・イン・ジャパン”グループは、度重なるメンバーチェンジと本国での影の薄さにも負けずに時代をサバイヴし続ける!!

RIOT(ライオット)ギタリストのマーク・リアリ(Mark Reale)を中心に70年代から活動を続ける、アメリカでも老舗の部類に入るヘヴィメタルバンドで、ジャケットに描かれたマスコットキャラクターのアザラシ人間『ジョニー』の強烈な存在感でも有名です。

本来はロックンロールベースのアメリカンハードロックですが欧州的な憂いを感じる叙情性が持ち味で、80年代にもメインストリームのグラムメタル/ポップメタルとは一線を画した活動をつづけ、独自のヨーロピアンテイストのヘヴィメタルを完成させます。

日本人好みのサウンドから特に日本国内で早くから注目を集めていた、いわゆる“ビッグ・イン・ジャパン”の代表的存在でもあり、代表曲Warrior(ウォリアー)は日本のアイドル歌手にもカバーされてそれなりにヒットしたほどでした。

のちにパワーメタルスタイルへとサウンドを強化させて、米国シーンを代表するトラディショナルヘヴィメタル
バンドとなりますが、フロントマンを含めたメンバーの出入りが激しいグループでだったことがわざわいいしてバンドが不安定ではあるものの、根強いファンに支えられ大きなブランクの無い活動とアルバムリリースを続けてきました。
2012年には中心人物マーク・リアリを病で失ったことで活動停止となりますが、翌年には新メンバーを加えてRIOT V (ライオット・ファイブ)と改め活動再開しコンスタントな活動をつづけています。

 

RIOT|DISCOGRAPHY

Rock City|ロック・シティ

RIOT_Rock_City

オリジナルアルバム 1作目 – (1977年)

欧州テイストも取り入れつつも基本となるのはアメリカンハードロックであって、実のところ名曲Warriorはこのアルバムでは例外的な異色曲。しかし、このアルバムの価値の80%はこの曲にあると言っていいほどで、SWEETのSet Me Freeなどと並んでヘヴィメタルが確立させる以前にスピードメタル/パワーメタルの原型を提示した歴史的重要曲であり、彼らがヘヴィメタルバンドとして現在まで活動をつ受ける原動力にもなっているバンドにとっても重要な楽曲。

メタル度:★★☆☆☆|パワー度:★★☆☆☆|スピード:★★★☆☆
メロディ:★★★☆☆|アメリカ度:★★★☆☆|総合評価:★★★★☆

殿堂入り 代表作 通好み スルメ盤

Narita|ナリタ

RIOT_Narita

オリジナルアルバム 2作目 – (1979年)

基本的な作風は前作を踏襲したものですが、あらゆる面で1段階も2段階もレベルアップした仕上がりとなっています。
前作のWarriorほどの突出したインパクトを持つ楽曲こそ見当たらないものの、ヘヴィメタルのインストナンバーを代表する1曲のタイトルトラックT-05や、アメリカンヘヴィメタルの原型でもあるロッキンなT-10などはそのWarriorに続く名曲として人気の高いナンバーです。
タイトルは日本の玄関口『成田空港』のイメージしたもの…ではなく、成田空港建設をめぐる推進派の利権団体対地域住民を中心とした反対派の血で血を洗う泥沼の闘争をテーマにした、まさにRIOT(暴動)の名にふさわしいもの。

メタル度:★★★☆☆|パワー度:★★★☆☆|スピード:★★★☆☆
メロディ:★★★★☆|アメリカ度:★★★★☆|総合評価:★★★★★

殿堂入り 代表作 入門盤
Narita
ロック¥1,630Riot

Fire Down Under|ファイア・ダウン・アンダー

RIOT_Fire_Down_Under

オリジナルアルバム 3作目 – (1981年)

ブルーズなどルーツロック色を残しつつもより硬質なサウンドになり、RIOT流のヘヴィメタルを確立させたアルバムで、全2作のようなアンセム曲を欠くものの、ファストナンバーが半数を占める“らしさ全開”の作風と折り紙付きのアベレージの高さを持つ充実作。ここから5thまでの3枚は市場から姿を消していた時期が長く知名度は低いものの、長年隠れた名盤として通好みなマニアから高い指示を得てきたファン必携の1枚です。

メタル度:★★★★☆|パワー度:★★★☆☆|スピード:★★★★☆
メロディ:★★★★☆|アメリカ度:★★☆☆☆|総合評価:★★★★★

殿堂入り 代表作 入門盤

Restless Breed|レストレス・ブリード

RIOT_Restless_Breed

オリジナルアルバム 4作目 – (1982年)

彼らのアメリカンテイストを煮詰めたような作風で、大陸的な曲が目立つため好みが分かれます。クオリティは低いわけではありませんが、持ち味が十分に発揮されているとは言えません。しかし、アザラシ男“ジョニー”の素顔?が確認できる重要なアルバムではあります。

メタル度:★★★☆☆|スピード:★★☆☆☆|パワー度:★★★★☆
メロディ:★★★★☆|アメリカ度:★★★★★☆|総合評価:★★★☆☆

賛否両論 通好み スルメ盤

Born in America|ボーン・イン・アメリカ

RIOT_Born_in_America

オリジナルアルバム 5作目 – (1983年)

引き続きアメリカンな作風ながら、ヘヴィメタルテイストは前作よりも濃くなっています。ただし、ヨーロピアンスタイルのそれではなく、オジーのソロやTWISTED SISTER,W.A.S.P.らのようなポップにアメリカナイズされたものなので、前作同様に多数のRIOTファンには不評。

メタル度:★★★☆☆|パワー度:★★★☆☆|スピード:★★★☆☆
メロディ:★★☆☆☆|アメリカ度:★★★★★|総合評価:★★★☆☆

入門盤 賛否両論 通好み スルメ盤

Thundersteel|サンダースティール

RIOT_Thundersteel

オリジナルアルバム 6作目 – (1988年)

パワフルなハイトーンのマーク・リアリを迎えたアルバムで、過剰なメロディ/エモーションやネネオクラシカル/ゴシック風のデコレーションに頼らないストロングスタイルのパワーメルとしては、JUDAS PREASTのPAINKILLERなどにも匹敵する名盤。ただし、イメージされがちなパワー&スピード一本やりというわけでもなく、実際は比較的多様性を持った作風でもあります。
RIOTのキャリア黄金期にあたりカタログ中でもトップを争うほどの代表作となっただけに、これ以降はこのアルバムの幻影と戦い続けることになります。

メタル度:★★★★★|パワー度:★★★★★|スピード:★★★★★
メロディ:★★★☆☆|アメリカ度:★★☆☆☆|総合評価:★★★★★

殿堂入り 代表作 入門盤 賛否両論 実験作

The Privilege of Power|ザ・プリヴィレイジ・オブ・パワー

RIOT_The_Privilege_of_Power

オリジナルアルバム 7作目 – (1990年)

前作を踏襲した高水準なアルバムながら、長年にわたって過小評価を受けているアルバム。その原因は、ファンキーなホーンセクションを加えるという意表をついた試みと、毎度のように長めのSEが曲初めに入る構成が災いしたものです。しかし、その実パワフルなパワー/スピードメタルとしての完成度では前作に匹敵し、楽曲も多様性に富んで高クオリティ。のちのThundersteel回帰路線が足元にも及ばないレベルにあります。近年ではそれが周知されるようになり、再評価も進んできました。

メタル度:★★★★★|パワー度:★★★★★|スピード:★★★★★
メロディ:★★★☆☆|アメリカ度:★★★☆☆|総合評価:★★★★★

殿堂入り 入門盤 賛否両論 通好み 実験作

Nightbreaker|ナイトブレイーカー

RIOT_Nightbreaker

オリジナルアルバム 8作目 – (1993年)

過去2作に近い路線ではありますが、アグレッシヴなパワーメタルやや鳴りを潜めオーソドックスなヘヴィメタル/ハードロックに接近しています。本作から加入した新ヴォーカリストマイク・ディメオ(Mike DiMeo)の資質からか、より叙情性のあるエモーションを押し出したややオーガニックな質感も増しています。
ここから日本先行発売が常態化するなど、“ビッグ・イン・ジャパン”化がさらに加速しますし、初期のDTP/CGデザインによるひどすぎるアートワークが原因でたびたびジャケットが差し替えられていることもあり、何かと印象が薄いアルバムです。

メタル度:★★☆☆☆|パワー度:★★☆☆☆|スピード:★★☆☆☆
メロディ:★★★☆☆|アメリカ度:★★★☆☆|総合評価:★★★★☆

入門盤 賛否両論

The Brethren of the Long House|ザ・ブレスレン・オブ・ザ・ロング・ハウス

RIOT_The_Brethren_of_the_Long_House

オリジナルアルバム 9作目 – (1995年)

ネイティヴアメリカン=インディアンの歴史をテーマにしたコンセプトアルバム。テーマはナイーブなものながら比較的好意的に受け止められているようです。
ややメタリックな質感とエッジはさらに控えめになり、いつにも増してブリティッシュハードの匂いを漂わせたサウンドになりました。やや即効性のある高揚感を持ったパワーメタルナンバーを欠くという弱味はあるものの、多様性に富んだ楽曲自体は比較的高水準なので落ち着いた作風に抵抗がなければ一聴の価値ありです。

メタル度:★★★★☆|パワー度:★★★☆☆|スピード:★★★☆☆
メロディ:★★★★☆|アメリカ度:★☆☆☆☆|総合評価:★★★★☆

殿堂入り 入門盤 賛否両論 通好み スルメ盤 実験作

Inishmore|イニッシュモア

RIOT_Inishmore

オリジナルアルバム 10作目 – (1997年)

民族テーマ路線第二弾で、今回はアイルランドにスポットを当てています。スピーディーなパワーメタルナンバーが増えましたが、Thundersteel路線というよりは初期のメロディックハードロック曲をパワーメタル化したような作風で、印象としてはパワー重視の米国系/ドイツ系に近いスタイルから北欧メロスピ系に接近したようにも感じされます。前作、前々作が大人しくなりすぎで物足りなかったリスナーにとっても比較的満足度の高いアルバムと言っていいでしょう。

メタル度:★★☆☆☆|パワー度:★★☆☆☆|スピード:★★☆☆☆
メロディ:★★★☆☆|アメリカ度:★★★☆☆|総合評価:★★★★☆

殿堂入り 代表作 入門盤 賛否両論 実験作

Sons of Society|サンズ・オブ・ソサエティ

RIOT_Sons_of_Society

オリジナルアルバム 11作目 – (1999年)

Thundersteelを意識したパワーメタルナンバーが増え、黄金期への回帰を狙ったアルバムで、これ以降はそれを意図した作風が中心となります。パワーメタルナンバーは水準以上の魅力を持っていますがアベレージはやや低め。

メタル度:★★★★★|スピード:★★★★☆|パワー度:★★★☆☆
メロディ:★★★☆☆|アメリカ度:★★★☆☆|総合評価:★★★☆☆

入門盤 賛否両論

Through the Storm|スロウ・ザ・ストーム

RIOT_Through_the_Storm

オリジナルアルバム 12作目 – (2002年)

Army of One|アーミィ・オブ・ワン

RIOT_Army_of_One

オリジナルアルバム 13作目 – (2006年)

Immortal Soul|イモータル・ソウル

RIOT_Immortal_Soul

オリジナルアルバム 14作目 – (2011年)

多くのリスナーが求めるヨーロピアンなパワーメタルスタイルで手堅く仕上げたアルバム。ファストナンバーはも多く勢いで聴き通せますが、熱量と満足度は黄金期に及ぶべくもありません。それでも同系統のバンドの水準を上回るレベルではあり初RIOTなら印象も大きく変わるはずなので、オールドファンと新規ファンで評価が分かれるかもしれません。

メタル度:★★☆☆☆|パワー度:★★☆☆☆|スピード:★★☆☆☆
メロディ:★★★☆☆|アメリカ度:★★★☆☆|総合評価:★★★★☆

代表作 入門盤 賛否両論

Unleash the Fire|アンリーシュ・ザ・ファイア

RIOT_Unleash_the_Fire

オリジナルアルバム 15作目 – (2014年)

Armor of Light|アーマー・オブ・ライト

RIOT_Armor_of_Light

オリジナルアルバム 16作目 – (2018年)

◎ RIOTはどれから聴けばいいの?ライターおすすめアルバム!

RIOTは時期によって音楽性が変わるので、メロディック様式美系に多い「適当にどれを選んでOK」というセオリーは当てはまりません。基本的に初期はアメリカンハードロックのエッセンスが色濃く、後期になるほどヨーロッパ的になっていきます。
現代にも通じるパワーメタル路線なら、RIOTの最高傑作と名高い“Thundersteel(6th)”でトドメをさしますが、“The Privilege of Power(7th)”も頭のSEが気になるものの同路線で粒ぞろいのアルバムです。
ハードロック時代なら、彼らのキャリアでも一二を争いメタル史にも残る名曲を含む代表作“Rock City(1st)”と、やはり代表曲を含み総合力では上回る“Narita(2nd)”、その陰に隠れがちですが初期の名盤と名高い“Fire Down Under(3rd)”はどれも要チェックですが、新しいメタルファンには“Fire Down Under”が入りやすいでしょう。

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