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★ ENTOMBED(エントゥームド) ディスコグラフィー ★ 常に進化を続け新世代北欧爆走ロックンロールをブレイクさせたスウェーディッシュデスメタル最強のイノベーター!!…必聴アルバムは?

ENTOMBED_logo スラッシュ
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スウェーディッシュデスメタルのパイオニアとしてシーンの原型を確立したあとはハードコアなヘヴィロッキンサウンドでデッスンロールのパイオニアにもなったスウェーデンが誇る先進的な国民的メタルバンド!!

初期スウェーディッシュデスメタルの代表格でもあるENTOMBED(エントゥームド)は、のちにスウェーデンのオールドスクールデスメタル世代の中核をなすミュージシャンを輩出した、原初のパイオニア的グループとしてCARNAGE(カーネイジ)と双璧の存在だったNIHILIST(ニヒリスト)を母体としたグループです。

ENTOMBED日本でもディストリビューションを行っていたエクストリームミュージックの大手イヤーエイクに所属していたことから、かなり早い時期から日本盤も配給されており、スウェーデンのオールドスクール世代の中でも特に高い知名度を持っていました。

デスラッシュとも呼ばれるスラッシュ色の強いサウンドの基盤に、UKクラストコアなどのハードコアの存在があるスウェーディッシュデスメタルの中でも、ひときわハードコア色を濃厚に感じさせるロッキンなテイストを持った作風が特徴的なグループでしたが、早い時期にオールドスクールスタイルは脱却し、シーンに先駆けてヘヴィグルーヴやよりロッキンなのちデッスンロールを導入した新たなスタイルの先陣を切ります。

その後も、北欧爆走R&Rブームの到来を予期してニッケ(Nicke Andersson)のサイドプロジェクトTHE HELLACOPTERS(ザ・ヘラコプターズ)の活動を反映したように、ヘヴィなガレージロックやMOTORHEAD系のハードロックンロールを原型としたドライヴィンなスタイルを追求したほか、ポストグランジ系のダークなハードロックに転身したり、ドゥーム/ストーナー系に影響を受けたようなヘヴィサウンドを取り入れてみたりと、様々な音楽的な試みを繰り返してきました。

ウェーディッシュオールドスクール再評価の機運もあって再びデスメタル色を強めた作風に軌道修正しますが、2014年には二派に分裂してそれぞれがENTOMBEDを名乗るというメタルシーンでは何度か目にした事態を迎えます。
ウェーディッシュオールドスクール再評価の機運もあって再びデスメタル色を強めた作風に軌道修正しますが、2014年には二派に分裂してそれぞれがENTOMBEDを名乗るというメタルシーンでは何度か目にした事態を迎えます。
アレックス(Alex Hellid(Gt.))が初期メンバーのニッケ(Nicke Andersson(Dr.+Vo.))とウルフ(Ulf “Uffe” Cederlund(Gt.))を呼び戻したENTOMBED名義の本隊の方はアルバムリリースは行っておらず、フロントマンのエルジー(L-G Petrov)とキャリア中期を支えたメンバーで構成された分派のEntombed A.D.の方が精力的な活動を続けています。

ENTOMBED|DISCOGRAPHY

Left Hand Path|レフト・ハンド・パス

ENTOMBED_Left_Hand_Path

オリジナルアルバム – 1作目 (1990年)

スウェーディッシュ系にありがちなB級くささが薄くメジャー感を漂わせたサウンド。
この時点ですでに時折ロッキンでドゥーミィなパートが折り込まれ緩急が効いている。

|王道デス度:☆☆☆☆☆
|スピード:★★★☆☆
|ヘヴィネス:★★★☆☆
|ロッキン度:★★★★★
|独自性:★★★★★
|総合評価:★★★★☆

殿堂入り 代表作 入門盤

Clandestine|クランデスティン

ENTOMBED_Clandestine

オリジナルアルバム – 2作目 (1991年)

のちのデッスンロール路線につながるようなロッキンテイストがアップ。
そのためピュアデスを好むリスナーには不評かもしれなが、品質と独自性は向上しが増した。

|王道デス度:★★★☆☆
|スピード:★★★★☆
|ヘヴィネス:★★☆☆☆
|ロッキン度:★★★☆☆
|独自性:★★★★☆
|総合評価:★★★★☆

殿堂入り 代表作 入門盤 賛否両論

Hollowman|ホロウマン

ENTOMBED_Hollowman

ミニアルバム (1993年)

Wolverine Bluesからの先行ミニ。タイトルトラックは名曲。

Wolverine Blues|ウルヴァリン・ブルース

ENTOMBED_Wolverine Blues

オリジナルアルバム – 3作目 (1993年)

ヘヴィグルーヴとハードコアなロックンロールテイストを導入したターニングポイント。
賛否両論だったがのちにデッスンロールの夜明けとして再評価が進む。

|王道デス度:★★☆☆☆
|スピード:★★☆☆☆
|ヘヴィネス:★★★★☆
|ロッキン度:★★★☆☆
|独自性:★★★★★
|総合評価:★★★★☆

殿堂入り 代表作 入門盤 賛否両論 実験作

Out of Hand|アウト・ハンド・パス

ENTOMBED_Out_of_Hand

シングル+カバー (1997年)

Entombed|エントゥームド

ENTOMBED_Entombed

レアトラックス (1997年)

Wreckage| レキッジ

ENTOMBED_Wreckage

シングル+カバー (1997年)

DCLXVI : To Ride Shoot Straight And Speak The Truth|トゥ・ライド, シュート・スピーク・アンド・ザ・トゥルース

ENTOMBED_To_Ride_Shoot_Straight_and_Speak_the_Truth

オリジナルアルバム – 4作目 (1997年)

音の質感はメタリックだが、デス色は薄れてハード&ヘヴィなガレージロックに近づいた。ややサイケ&ドゥームなテイストもあり疾走曲は多くない。
高品質ではあるが突出した決め曲を欠く弱点もあり、このスタイルでの頂点まではあと一歩。

|王道デス度:☆☆☆☆☆
|スピード:★★★☆☆
|ヘヴィネス:★★★☆☆
|ロッキン度:★★★★★
|独自性:★★★★★
|総合評価:★★★★☆

代表作 入門盤 賛否両論 通好み スルメ盤 実験作

Same Difference|セイム・ディフェレンス

ENTOMBED_Same_Difference

オリジナルアルバム – 5作目 (1998年)

前作に引き続きデスメタルからは完全に離れているが、よりモダンなヘヴィ/ハードロックに近づく。グランジやストーナー、ポストハードコア系の影響も感じさせ、デスメタラーからの評価は低いが高品質ではある。

|王道デス度:☆☆☆☆☆
|スピード:★★★☆☆
|ヘヴィネス:★★★☆☆
|ロッキン度:★★★★★
|独自性:★★★★☆
|総合評価:★★★★☆

賛否両論 通好み スルメ盤 実験作

Uprising|アップライジング

ENTOMBED_Uprising

オリジナルアルバム – 6作目 (2000年)

基本は前作を踏襲したロッキンなスタイルだが、サウンドもデスメタリックなものに戻りデッスンロールスタイルに。
引き続きドゥーム/ストーナー色も感じさせる他、スラッシーなパートもあるなど多様性は広がった。

|王道デス度:☆☆☆☆☆
|スピード:★★★☆☆
|ヘヴィネス:★★★☆☆
|ロッキン度:★★★★★
|独自性:★★★★☆
|総合評価:★★★★☆

殿堂入り 代表作 入門盤 賛否両論 通好み スルメ盤

Morning Star|モーニング・スター

ENTOMBED_Morning_Star

オリジナルアルバム – 7作目 (2001年)

Morning Star (2022 Remaster)
デスメタル / ブラックメタル¥1,681Entombed

Sons of Satan Praise the Lord|サン・オブ・サタン・プライス・ザ・ロード

ENTOMBED_Sons_of_Satan_Praise_the_Lord

カバーアルバム (2002年)

Inferno|インフェルノ

ENTOMBED_Inferno

オリジナルアルバム – 8作目 (2003年)

Unreal Estate|アンリアル・エステート

ENTOMBED_Unreal_Estate

コラボライヴアルバム (2005年)

Serpent Saints – The Ten Amendments|サーペント・セインツ – ザ・テン・アメンドゥメントゥ

ENTOMBED_Serpent_Saints

オリジナルアルバム – 9作目 (2007年)

デスメタル色と疾走感を取り戻したが、前評判のような初期の作風とは異なるもので、基本はSLAYER meets MORTORHEDといった印象のスラッシーなデッスンロール。時折ドゥーム風味もあり、バレエとのコラボの影響かゴシック風コーラスも。

|王道デス度:★★★☆☆
|スピード:★★★★☆
|ヘヴィネス:★★★★☆
|ロッキン度:★★★☆☆
|独自性:★★★★☆
|総合評価:★★★★☆

入門盤 賛否両論

ENTOMBED A.D.|DISCOGRAPHY

あまり公にされないバンド内の紛争からオリジナルメンバーと袂を別った、フロントマンのL-Gと、ニッケがTHE HELLACOPTERSにか活動を移したキャリア中期、ENTOMBEDを支えたオリー(Olle Dahlstedt(Dr.)) Nico Elgstrand(Gt.)らで構成された分派グループ。
本体がバンドの名義を持っているだけで開店休業状態の中、このEntombed A.D.は精力的な活動を続け、ルバムも定期的なリリースを続けています。

Back to the Front|バック・トゥ・ザ・フロント

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オリジナルアルバム – 1作目 (2014年)

「バック・トゥ・ザ・フロント」リンクが見つかりませんでした。: (WP Applink)

Dead Dawn|デッド・ドーン

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オリジナルアルバム – 2作目 (2016年)

「デッド・ドーン」リンクが見つかりませんでした。: (WP Applink)

Bowels of Earth|ボウルズ・オブ・アース

ENTOMBED_AD_Bowels_of_Earth

オリジナルアルバム – 3作目 (2019年)

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