Contents
- 1サイケなスペースロックから硬派なハードロックンローラーへと変貌したレミー・キルミスター率いる世界一信頼できる爆走ロック集団は、還暦を過ぎてなお第一線に立ち続けて大往生を遂げた!!
- 1.1MOTÖRHEAD|DISCOGRAPHY
- 1.1.1Motörhead|モーターヘッド:鋼鐵の稲妻
- 1.1.2Overkill|オーバーキル
- 1.1.3Bomber|ボマー
- 1.1.4On Parole|オン・パロール
- 1.1.5Ace of Spades|エース・オブ・スペーズ
- 1.1.6No Sleep 'til Hammersmith|ノー・スリープ・ティル・ハマースミス:極悪ライブ
- 1.1.7Iron Fist|アイアン・フィスト
- 1.1.8Another Perfect Day|アナザー・パーフェクト・デイ
- 1.1.9Orgasmatron|オーガズマトロン
- 1.1.10Rock 'n' Roll|ロックンロール
- 1.1.111916|イチキューロクイチ
- 1.1.12March ör Die|マーチ・オア・ダイ
- 1.1.13Bastards|バスターズ
- 1.1.14Sacrifice|サクリファイス
- 1.1.15Best Tracks|ベスト・トラックス
- 1.1.16Overnight Sensation|オーバーナイト・センセーション
- 1.1.17Snake Bite Love|スネイク・バイト・ラヴ
- 1.1.18We Are Motörhead|ウィ・アー・モーターヘッド
- 1.1.19Hammered|ハマード
- 1.1.20Inferno|インフェルノ
- 1.1.21Kiss of Death|キス・オブ・デス
- 1.1.22Motörizer|モータライザー
- 1.1.23The Wörld Is Yours|ザ・ワールド・イズ・ユアーズ
- 1.1.24Aftershock|アフターショック
- 1.1.25Bad Magic|バッド・マジック
- 1.1.26Under Cöver|アンダー・カヴァー
- サイケなスペースロックから硬派なハードロックンローラーへと変貌したレミー・キルミスター率いる世界一信頼できる爆走ロック集団は、還暦を過ぎてなお第一線に立ち続けて大往生を遂げた!!
- MOTÖRHEAD|DISCOGRAPHY
- Motörhead|モーターヘッド:鋼鐵の稲妻
- Overkill|オーバーキル
- Bomber|ボマー
- On Parole|オン・パロール
- Ace of Spades|エース・オブ・スペーズ
- No Sleep ‘til Hammersmith|ノー・スリープ・ティル・ハマースミス:極悪ライブ
- Iron Fist|アイアン・フィスト
- Another Perfect Day|アナザー・パーフェクト・デイ
- Orgasmatron|オーガズマトロン
- Rock ‘n’ Roll|ロックンロール
- 1916|イチキューロクイチ
- March ör Die|マーチ・オア・ダイ
- Bastards|バスターズ
- Sacrifice|サクリファイス
- Best Tracks|ベスト・トラックス
- Overnight Sensation|オーバーナイト・センセーション
- Snake Bite Love|スネイク・バイト・ラヴ
- We Are Motörhead|ウィ・アー・モーターヘッド
- Hammered|ハマード
- Inferno|インフェルノ
- Kiss of Death|キス・オブ・デス
- Motörizer|モータライザー
- The Wörld Is Yours|ザ・ワールド・イズ・ユアーズ
- Aftershock|アフターショック
- Bad Magic|バッド・マジック
- Under Cöver|アンダー・カヴァー
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- MOTÖRHEAD|DISCOGRAPHY
サイケなスペースロックから硬派なハードロックンローラーへと変貌したレミー・キルミスター率いる世界一信頼できる爆走ロック集団は、還暦を過ぎてなお第一線に立ち続けて大往生を遂げた!!
MOTÖRHEAD(モーターヘッド)は、2015年に『FUJI ROCK FESTIVAL’15』に出場をを果たし日本でもさらなるブレイクが期待された時期に末期癌で70年の生涯を終え、映画や書籍など伝記メディアも続々発表されているロックシーンのカリスマ、レミー・キルミスター(Lemmy Kilmister)が率いたハード&ヘヴィなロックンロールバンド。
レミーは、スペースロックと呼ばれるスペーシーなサイケデリック・ロックンロールスタイルで現在も活動を続けるグループ、HAWKWIND(ホークウィンド)にベース/ヴォーカルとして加入してデビュー。なお、MOTÖRHEADというバンド名もHAWKWIND時代のラストソングでアンセムでもある代表曲に由来しており、当時の曲もMOTÖRHEADで度々カバーしています。
トラブルでHAWKWINDバンド活動に支障をきたしたことから解雇されたのち、よりラウドなスタイルを追求すべく結成したのが、ロック史上でも最強クラスに位置するパワートリオMOTÖRHEADだったというわけです。
HAWKWINDのサウンドを当時のパンクムーヴメントも横目で見据えた、パンクよりもパンキッシュでハードロックよりもハード、ヘヴィメタルよりもヘヴィな破天荒なサウンドは、その後登場したNWOBHM(ニューウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィメタル)による新世代ハードロックムーヴメントの波に乗り、当時のエクストリームなヘヴィミュージックシーンの最前線に躍り出ます。
ちなみに、彼らはヘヴィメタルフィールドをベースにしつつも「自分たちはヘヴィメタルではなくロックンロールだ!」と主張し、UKパンクBIG3の中でも多彩な音楽性を持ちハードロックにも近しいTHE DAMNEDとは、お互い盟友と認め合う間柄。
ヘヴィメタル/ハードロックのみならずパンク/ハードコア,オルタナティヴロックに至るまで、あらゆるヘヴィミュージック/エクストリームミュージックに影響を及ぼしたグループで、NWOBHM時代だけでもTANKやGIRLSCOOLという公認の弟妹バンドが登場してファミリー状態となるほどでした。
ミュージックシーンの移り変わりによって浮き沈みはあるもの音楽性が変わることはなく、メンバーチェンジを繰り返しつつその後も休むことなくコンスタントな活動を続け、時折巡ってくるロックンロールブーム時には再評価の波に乗って何度と浮上し、若手が足元にも及ばない破壊力で新規リスナーに衝撃を与えてきました。
MOTÖRHEAD|DISCOGRAPHY
Motörhead|モーターヘッド:鋼鐵の稲妻
オリジナルアルバム 1作目 – (1977年)
HAWKWIND時代を下敷きにした、ポップでノリのいいロックンロールという作風なので、のちのアグレッシヴなサウンドを期待すると肩透かしかもしれませんが、これはこれで間違いなく最高のアルバム。
|スピード:★★★☆☆
|ヘヴィネス:★★☆☆☆
|ロッキン度:★★★★★
|ポップ度:★★★★☆
|総合評価:★★★★★+
殿堂入り 代表作 通好み
Overkill|オーバーキル
オリジナルアルバム 2作目 – (1979年)
グッとハード&ヘヴィなサウンドとなり、黄金期の作風が完成に近づいたアルバムで代表作の1枚。タイトルトラックは名曲というジンクスも生まれます。そのT-01は多くのメタルバンドの手でたびたびカバーされています。
|スピード:★★★★☆
|ヘヴィネス:★★★☆☆
|ロッキン度:★★★★★
|ポップ度:★★★☆☆
|総合評価:★★★★★+
殿堂入り 代表作 入門盤
Bomber|ボマー
オリジナルアルバム 3作目 – (1979年)
前後を歴史的な代表作に挟まれてやや印象は薄まっていますが、アベレージではその2作を上回る高いポテンシャルを持ったアルバムです。やはりタイトルトラックは名曲。
|スピード:★★★★☆
|ヘヴィネス:★★★★☆
|ロッキン度:★★★★★
|ポップ度:★★★☆☆
|総合評価:★★★★★+
殿堂入り 代表作 入門盤
On Parole|オン・パロール
オムニバスアルバム – (1979年)
HAWKWINDやPINK FAIRIESのカバー曲を中心とした編集盤。
Ace of Spades|エース・オブ・スペーズ
オリジナルアルバム 4作目 – (1980年)
彼らの看板ナンバーとなるキラーチューンのタイトルトラックを収録した代表作で、その1曲だけでも金が取れるアルバムですが充実度も高い名盤。彼らとしては数少ないメンバーショットを用いたジャケットです。
|スピード:★★★★☆
|ヘヴィネス:★★★★☆
|ロッキン度:★★★★★
|ポップ度:★★★★☆
|総合評価:★★★★★+
殿堂入り 代表作 入門盤
No Sleep ‘til Hammersmith|ノー・スリープ・ティル・ハマースミス:極悪ライブ
ライブアルバム – (1981年)
名曲ぞろいのセットリストとスタジオ盤を超えた破壊力で、最高傑作とも押される黄金期の傑作ライヴアルバム。
|スピード:★★★★★
|ヘヴィネス:★★★★☆
|ロッキン度:★★★★☆
|ポップ度:★★★☆☆
|総合評価:★★★★★+
殿堂入り 代表作 入門盤
Iron Fist|アイアン・フィスト
オリジナルアルバム 5作目 – (1982年)
同一路線が続いてやや飽きられたのか黄金期の中ではやや印象が薄めですが、息切れはそれほど感じさせずアベレージの高い力作です。タイトルトラックはリサイクル気味ながらやはり名曲。
|スピード:★★★★☆
|ヘヴィネス:★★★★☆
|ロッキン度:★★★★☆
|ポップ度:★★★☆☆
|総合評価:★★★★★+
殿堂入り 代表作 入門盤
Another Perfect Day|アナザー・パーフェクト・デイ
オリジナルアルバム 6作目 – (1983年)
ヘヴィメタルのメジャー化が進みつつあった時期にリリースされた作品。ややメタリックな音作りで高水準なアルバムですが決定的なキメ曲に欠けます。
|スピード:★★★★☆
|ヘヴィネス:★★★★☆
|ロッキン度:★★★★☆
|ポップ度:★★★☆☆
|総合評価:★★★★★
賛否両論 通好み スルメ盤 実験作
Orgasmatron|オーガズマトロン
オリジナルアルバム 7作目 – (1986年)
メタル度はやや薄まった印象で楽曲にはリサイクルも目立ちますが、テンションの高さと激しさにおいては彼らのキャリア中でも最上クラスの熱量を持った仕上がりです。
|スピード:★★★★★
|ヘヴィネス:★★★★☆
|ロッキン度:★★★★★
|ポップ度:★★☆☆☆
|総合評価:★★★★★+
殿堂入り 代表作 入門盤 通好み
Rock ‘n’ Roll|ロックンロール
オリジナルアルバム 8作目 – (1987年)
タイトル通りロックンロール色が濃い作風で水準以上ですが、リサイクル度の高さ払拭する突出した名曲もなく、あえてこれを選ぶという決め手には欠けます。ややUSガレージ的なポップでアメリカンな作風とも言えます。
|スピード:★★★☆☆
|ヘヴィネス:★★★☆☆
|ロッキン度:★★★★★
|ポップ度:★★★★★
|総合評価:★★★★☆
賛否両論 スルメ盤 実験作
1916|イチキューロクイチ
オリジナルアルバム 9作目 – (1991年)
前作に続いてアメリカンな作風で、さらなる新境地を見せた意欲作。リサイクルが減り多様性も増していますが、全てが成功でもなく持ち味の勢いも欠き一長一短なので、トータルでみれば及第点程度レベル。
当時は不評でしたが、実験性が評価されたのか単なる逆張りかやや再評価の風向きもあります。
|スピード:★★☆☆☆
|ヘヴィネス:★★☆☆☆
|ロッキン度:★★★★★
|ポップ度:★★★★★
|総合評価:★★★☆☆
賛否両論 通好み スルメ盤 実験作
March ör Die|マーチ・オア・ダイ
オリジナルアルバム 10作目 – (1992年)
オジーオズ・ボーンやGUNS N’ ROSESのスラッシュという豪華ゲストが参加し、ミッドテンポ主体でバラードやブルーズナンバーも披露した上に、テッド・ニュージェントのカヴァーT-02やホラー映画ヘルレイザーとのタイアップ曲T-06もありという、ベタすぎるくらい今回もアメリカ市場を意識した作風ですが、仕上がりはギリギリ水準の凡庸なものです。
|スピード:★★★☆☆
|ヘヴィネス:★★★☆☆
|ロッキン度:★★★☆☆
|ポップ度:★★★★★
|総合評価:★★★☆☆
賛否両論 スルメ盤 実験作
Bastards|バスターズ
オリジナルアルバム 11作目 – (1993年)
多様性を持った作風はそのままに、再びヘヴィ&ファストなハードロックンロールに回帰して生まれ変わったような暴れっぷりです。
やや影の薄かった時代のアルバムですが、やや散漫ながら黄金期を超えるほどのテンションがみなぎった充実作で、彼らの中で最もファスト&アグレッシヴなナンバーと称される名曲Burnerも収録された必聴盤。
|スピード:★★★★★
|ヘヴィネス:★★★★☆
|ロッキン度:★★★☆☆
|ポップ度:★★★★☆
|総合評価:★★★★★+
殿堂入り 代表作 入門盤 賛否両論 通好み 実験作
Sacrifice|サクリファイス
オリジナルアルバム 12作目 – (1995年)
前作で息を吹き返したのか、以前のヘヴィ&ファストなハードロックンロールに主体の作風に回帰したアルバムで、当時のヘヴィミィージック最前線にも劣らないヘヴィネスと破壊力を持った充実の1枚。
これまでの試行錯誤の成果がかたちとなり、ハードロックンロールの枠の中でも多様性を増して作風の幅が大きく広がった熟練の仕上がりです。
|スピード:★★★★★
|ヘヴィネス:★★★★☆
|ロッキン度:★★★★☆
|ポップ度:★★★★☆
|総合評価:★★★★★+
殿堂入り 代表作 入門盤 実験作
Best Tracks|ベスト・トラックス
ベストアルバム – (1996年)
数あるMOTÖRHEADのベストアルバムの中で、中期の名曲Burnerを収録した貴重な1枚。ただし初期の名曲はライヴバージョンが目立ちます。
Overnight Sensation|オーバーナイト・センセーション
オリジナルアルバム 13作目 – (1996年)
前作同様にハードロックンロールの枠の中で多様性を追求しています。前2作ほどの突進力は無く落ち着いた作風ですが、ヘヴィなミッドテンポ中心ながら充実度は高いアルバムです。
メロディックパンクや新世代ガレージロックなどを中心としたロックンロールリバイバルが世界的な盛り上がりを見せた時期で、この辺りからMOTÖRHEADがそれらの始祖として注目を集めて再評価が進み、神棚に祭り上げられるような風潮も生まれます。
|スピード:★★★☆☆
|ヘヴィネス:★★★★☆
|ロッキン度:★★★★☆
|ポップ度:★★☆☆☆
|総合評価:★★★★★
賛否両論 通好み スルメ盤 実験作
Snake Bite Love|スネイク・バイト・ラヴ
オリジナルアルバム 14作目 – (1998年)
ここ数作と変わりない作風ですがやや息切れ気味で、T-05など水準以上の佳曲もあるもののアベレージは低めで、実験的な試みもやや消化不良に終わっています。
|スピード:★★★☆☆
|ヘヴィネス:★★★★☆
|ロッキン度:★★★☆☆
|ポップ度:★★☆☆☆
|総合評価:★★★☆☆
賛否両論 スルメ盤
We Are Motörhead|ウィ・アー・モーターヘッド
オリジナルアルバム 15作目 – (2000年)
取り立てて新しい試みは見られずリサイクルも目立ちますが、タイトルにのように開き直った原点回帰を目指したのか、煮つまっていた前作とは異なり吹っ切れてような勢いを感じさせて、聴後感は悪くありません。
|スピード:★★★★☆
|ヘヴィネス:★★★★☆
|ロッキン度:★★★★☆
|ポップ度:★★★☆☆
|総合評価:★★★★★
入門盤 賛否両論 通好み
Hammered|ハマード
オリジナルアルバム 16作目 – (2002年)
歌メロの導入など実験色の強いアルバム。MOTÖRHEADは多様性を持たせるには古典的なルーツロックに頼りがちでしたが、ここではそれをオルタナティヴロックなど現代的なサウンドに求め、過去にないユニークな作風を達成しています。新たな定番になるほどではなく珍品どまりですが、意欲については評価できます。
|スピード:★★★☆☆
|ヘヴィネス:★★★☆☆
|ロッキン度:★★★☆☆
|ポップ度:★★★★★
|総合評価:★★★★☆
賛否両論 通好み スルメ盤 実験作
Inferno|インフェルノ
オリジナルアルバム 17作目 – (2004年)
Kiss of Death|キス・オブ・デス
オリジナルアルバム 18作目 – (2006年)
Motörizer|モータライザー
オリジナルアルバム 19作目 – (2008年)
The Wörld Is Yours|ザ・ワールド・イズ・ユアーズ
オリジナルアルバム 20作目 – (2010年)
Aftershock|アフターショック
オリジナルアルバム 21作目 – (2013年)
Bad Magic|バッド・マジック
オリジナルアルバム 22作目 – (2015年)
Under Cöver|アンダー・カヴァー
カバーアルバム – (2017年)