★ BENEDICTION(ベネディクション)ディコグラフィー ★ このアルバムがスゴイ!?|NAPALM DEATHのヴォーカルスト“バーニー”を輩出したブリティッシュ・オールドスクールデスメタル!…必聴アルバムは? 

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エクストリームミュージック先進国イギリスではやや影の薄いブリティッシュデスメタルシーンを代表するオールドスクールバンドから、同時代的なセンスを持ったデスラッシャーへと変貌を遂げたベテランバンド!!

BENEDICTION(ベネディクション)は、イギリスを代表するデスメタルバンドのひとつ。同じ英国出身でグラインドコアの創始者としても知られるNAPALM DEATHで、その黄金期から現在までヴォーカリストを務めているマーク・バーニー・グリーンウェイが在籍していたバンドとして知られています。

グラインドコア/ハードコアシーンと密接な関係にありつつもそれらと比較すると存在感が薄く、また、デスメタル先進国の中ではアメリカやスウェーデンと比較すると層が薄いブリティッシュデスメタルですが、BENEDICTIONはBOLT THROWERやCANSER、そしてデスメタルへ移行したCARCASSらとともに、その中核として活動していました。

クラスとコアなどブリティッシュハードコアやスラッシュメタルをベースに持つオールドスクールなデスメタルサウンドで、疾走感のあるファストパートとドゥーミィなスローパートを織り交ぜたスタイルが持ち味。

デスメタルシーンの大きな転換期にあたる90年代中盤頃から、彼らも次の音楽的なフェーズに進むための試行錯誤の段階へと突入し、ヘヴィグルーヴムーヴメントやスラッシュメタルリバイバルといった時代背景を自らの音楽性に反映させて行きます。
00年代以降は、10年に1作というペースでのアルバムをリリースという、かなりの寡作になってしまいましたが、解散するわけでもでもなく活動を続けています。

BENEDICTION|DISCOGRAPHY

Subconscious Terror|サブコンシャス・テラー

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オリジナルアルバム – 1作目 (1990年)

クラストベースということからかスウェディッシュ系にも近い質感を持ち、疾走感のあるハードコアデスラッシュとダウンテンポのドゥームデスを織り交ぜた作風、この後、スタイルのマイナーチェンジはありますが、ベーシックな構成要素と方向性はこの時点で固まっており大きな変化はありません。
しかし、アイデアが不足は明らかで作曲能力もかなり稚拙なため、楽曲のアベレージは水準を大きく下回ります。ミニマル路線を狙ってるようにも思える展開が多いのですが、だとしたら試みが成功しているとは思えないので、単にセンス不足で単調なだけと考えるべきでなのしょう。
現NAPALM DEATHのバーニー・グリーンウェイ唯一の参加作品ということで期待は膨らみますが、残念ながらそれに応えられるレベルには至っていません。

ブルタル度:★★★☆☆|スラッシュ度:★★★★☆|ハーコー度:★★★☆☆
ドゥーム度:★★☆☆☆|グルーヴ度:★☆☆☆☆|総合評価:★★★☆☆

代表作 通好み スルメ盤

The Grand Leveller|ザ・グランド・レヴェラー

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オリジナルアルバム – 2作目 (1991年)

まだ荒さはあるものの、前作と比較するとアイデア豊富になって作曲の能力も驚異的に向上。曲展開やアレンジにも工夫が見られ緩急のつけ方もいくぶん効果的になったことでメリハリがついています。
音作り以外は前作にも増してスウェディッシュ系に近いテイストを漂わせていますが、クラストコアという同じルーツを持つことを考えれば、そのクラスティなサウンドも納得はできる範囲内です。
いずれにせよ、まだ発展途上ではあるものの、前作とはとはまるで別物のように成長を遂げた力作であることは間違いありません。

ブルタル度:★★★★☆☆|スラッシュ度:★★★☆☆|ハーコー度:★★★☆☆
ドゥーム度:★★★☆☆|グルーヴ度:★★★☆☆|総合評価:★★★★☆

入門盤 通好み スルメ盤

Dark Is the Season|ダーク・イズ・ザ・シーズン

BENEDICTION_Dark_Is_the_Season

ミニアルバム:EP (1992年)

Transcend the Rubicon|トランセンド・ザ・ルビコン

BENEDICTION_Transcend_the_Rubicon

オリジナルアルバム – 3作目 (1993年)

ヘヴィネスとサウンドの厚みが大きく増した、スケール感の大きなデスメタリックなサウンドとなっており、また、過去作ではあまり効果を上げていなかったドゥーミィなダウンテンポの濫用を極力控えたことで、楽曲クオリティにもさらなる向上が見られます。初期のオールドスクールデスメタル時代では、間違いなく最高傑作と呼ばれるにふさわしいアルバムです。

ブルタル度:★★★★☆|スラッシュ度:★★★☆☆|ハーコー度:★★☆☆☆
ドゥーム度:★★★☆☆|グルーヴ度:★★☆☆☆|総合評価:★★★★★

殿堂入り 代表作 入門盤 通好み スルメ盤

The Grotesque / Ashen Epitaph|ザ・グロテスク/アッシェン・エピタフ

BENEDICTION_The_Grotesque_Ashen_Epitaph

ミニアルバム:EP (1994年)

The Grotesque-Ashen Epitaph - EP
デスメタル / ブラックメタル¥1,069Benediction

The Dreams You Dread|ザ・ドリームス・ユー・ドレッド

BENEDICTION_The_Dreams_You_Dread

オリジナルアルバム – 4作目 (1995年)

オールドスクールデスメタルシーンのゲルーヴ&ロッキン化傾向が反映された作風で、この時期おもだったデスメタルバンドが試みてきたアプローチですが、玉石混交だったそれらの中では比較的健闘できている部類です。
総合的なクオリテイについては前作から大きく劣るものではありませんし、本来のBENEDICTION自身がダウンテンポを多用した作風たったこともあって、過去作と比較してもサウンド面でそれほど違和感は感じられません。
前作と比較すると一枚落ちるのは確かでなので最優先で聴くべきとはいえませんが、地味ながら良質なアルバムではあります。

ブルタル度:★★★☆☆|スラッシュ度:★★★☆☆|ハーコー度:★★☆☆☆
ドゥーム度:★★★☆☆|グルーヴ度:★★★☆☆|総合評価:★★★★☆

賛否両論 通好み スルメ盤 実験作
The Dreams You Dread
デスメタル / ブラックメタル¥1,681Benediction

Grind Bastard|グラインド・バスタード

BENEDICTION_Grind_Bastard

オリジナルアルバム – 5作目 (1998年)

米国と比較すると欧州のデスメタルバンドには音楽性の変更を厭わない傾向がありますが、デスメタルがジャンルとしてのピークを過ぎた90年との中盤以降その傾向は加速することになり、彼らも例外ではありませんでした。
スラッシュ回帰, グルーヴスラッシュ. デッスンロールといった、ここで聴けるエッセンスは脱デスメタルを試みるバンドに良き見られたアプローチですが、それらの中でもよりオーソドックスなスラッシュメタルサウンドへ接近しています。
これを進化と呼ぶのははばかられますが、THE HAUNTEDなどの北欧デスラッシュとも異なる、高品質な独自のモダンデスラッシュなの間違いありません。

ブルタル度:★★★☆☆|スラッシュ度:★★★★☆|ハーコー度:★★★☆☆
ドゥーム度:★☆☆☆☆|グルーヴ度:★★☆☆☆|総合評価:★★★★★

殿堂入り 代表作 入門盤 賛否両論 通好み 実験作
Grind Bastard / Organised Chaos - Reloaded
デスメタル / ブラックメタル¥1,681Benediction

Organised Chaos|オーガナイズド・ケイオス

BENEDICTION_Organised_Chaos

オリジナルアルバム – 6作目 (2001年)

前作同様デスラッシュという表右舷の中に収まるスタイルですが、80年代のスラッシュメタルサウンドを独自にブラッシュアップした前作とは異なり、北欧メロデスルーツのネオスラッシュ/モダンデスラッシュに近い質感も感じられ、前作よりはややデスメタリックな仕上がりです。
相変わらずケレン味が無くキメ曲に乏しい弱点は否定できませんが、適度なダウンテンポやハードコアなロッキンテイストなど、彼らならではのセンスで類型的サウンドとは一線を画すことに成功していますし、緩急のついた巧みな楽曲が並び最後まで勢いを失いません。

ブルタル度:★★★★☆|スラッシュ度:★★★★★|ハーコー度:★★★★☆
ドゥーム度:★★☆☆☆|グルーヴ度:★★★☆☆|総合評価:★★★★★

殿堂入り 入門盤 通好み スルメ盤 実験作
Grind Bastard / Organised Chaos - Reloaded
デスメタル / ブラックメタル¥1,681Benediction

Killing Music|キリング・ミュージック

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オリジナルアルバム – 7作目 (2008年)

前作と比較するとデスメタル色はやや薄れてさらにハードコアテイストを増しており、クラストやDビート(ディスコア)のエッセンスが前面に出るようになりました。ケレン味の無さは亜相変わらずではあるものの、メタル的構築美を感じさせる楽曲はよく練られ、Grind Bastard(5th)あたりと同レベルのキャッチーなフックを持っています。
ある意味では、初期のBENEDICTIONをブラッシュアップさせたらこうなってしかるべきというサウンドで、周辺サウンドからのインプットはありながらもお当世風の主流にすり寄った印象はありません。デスメタルもスラッシュメタルもスタイルが出尽くした現在でも、地道ながら類型化が進んだサウンドとは一線を引こうとしてしているあたりは英国流の頑固さを感じさせます。

ブルタル度:★★★★☆|スラッシュ度:★★★★★|ハーコー度:★★★★☆
ドゥーム度:★★☆☆☆|グルーヴ度:★★★☆☆|総合評価:★★★★★

殿堂入り 賛否両論 通好み 実験作
Killing Music
デスメタル / ブラックメタル¥1,681Benediction

Scriptures|スクリプチャーズ

BENEDICTION_Scriptures

オリジナルアルバム – 8作目 (2020年)

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