Contents
- 1カリスマグループSAINT VITUSを脱退したフロントマンのウィノが80年代初期に結成したバンドを再始動!伝説からよみがえったトラディショナル・ドゥームバンド!!
- 1.1THE OBSESSED|DISCOGRAPHY
- 1.1.1The Obsessed|ジ・オブセスド
- 1.1.2Lunar Womb|ルナー・ウーム
- 1.1.3The Church Within|ザ・チャーチ・ウィズン
- 1.1.4Incarnate|インカーネイト
- 1.1.5Live at the Melkweg November 28th 1992|ライヴ・アット・ザ・メルクウェッグ 1992年11月20日
- 1.1.6Live Music Hall Köln December 29th 1992|ライヴ・ミュージック・ホール・ケルン 1992年12月29日
- 1.1.7Live at the Wax Museum|ライヴ・アット・ザ・ワックスミュージアム
- 1.1.8Sacred|セイクレッド
- 1.1.9Live at Big Dipper|ライヴ・アット・ビッグ・ディッパー
- 1.2WINO|DISCOGRAPHY
- 1.2.1Punctuated Equilibrium|パンチュエイト・エクリブリウム
- 1.2.2Adrift|アドリフト
- 1.2.3Live at Roadburn 2009|ライヴ・アット・ロードバーン
- 1.2.4Forever Gone|フォエヴァー・ゴーン
- 1.3WINO / CONNY OCHS|DISCOGRAPHY
- 1.3.1Heavy Kingdom|ヘヴィ・キングダム
- 1.3.2Labour of Love|レイバー・オブ・ラヴ
- 1.3.3Freedom Conspiracy|フリーダム・コンスピラシィ
- 1.4SHRINEBUILDER|DISCOGRAPHY
- 1.4.1Shrinebuilder|スラインビルダー
- 1.4.2Live in Europe 2010|ライヴ・イン・ヨーロッパ 2010
- 1.5WINO - Others|DISCOGRAPHY
- 1.5.1Songs of Townes Van Zandt|ソング・オブ・タウンズ・ヴァン・ザント
- カリスマグループSAINT VITUSを脱退したフロントマンのウィノが80年代初期に結成したバンドを再始動!伝説からよみがえったトラディショナル・ドゥームバンド!!
- THE OBSESSED|DISCOGRAPHY
- The Obsessed|ジ・オブセスド
- Lunar Womb|ルナー・ウーム
- The Church Within|ザ・チャーチ・ウィズン
- Incarnate|インカーネイト
- Live at the Melkweg November 28th 1992|ライヴ・アット・ザ・メルクウェッグ 1992年11月20日
- Live Music Hall Köln December 29th 1992|ライヴ・ミュージック・ホール・ケルン 1992年12月29日
- Live at the Wax Museum|ライヴ・アット・ザ・ワックスミュージアム
- Sacred|セイクレッド
- Live at Big Dipper|ライヴ・アット・ビッグ・ディッパー
- WINO|DISCOGRAPHY
- WINO / CONNY OCHS|DISCOGRAPHY
- SHRINEBUILDER|DISCOGRAPHY
- WINO – Others|DISCOGRAPHY
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- THE OBSESSED|DISCOGRAPHY
カリスマグループSAINT VITUSを脱退したフロントマンのウィノが80年代初期に結成したバンドを再始動!伝説からよみがえったトラディショナル・ドゥームバンド!!
THE OBSESSED(ジ・オブセスド)は、80年代の半ばからUSドゥームのカリスマSAINT VITUS(セイント・ヴァイタス)のフロントマンを務めていたウィノ(Scott “Wino” Weinrich)によって結成されたヘヴィロックバンド。
USドゥーム勢によく見られるBLACK SABBATH meets MOTORHEADのスタイルを作った、パイオニアとも言える存在でもあります。
本来、THE OBSESSEDの結成はSAINT VITUSとほぼ同時期の80年代初頭なのですが、ウィノがSAINT VITUSでの活動を主軸に据えたことからのその当時の活動はデモ音源の制作程度にとどまっていました。90年代に入ってSAINT VITUSを脱退してからはTHE OBSESSEDを本格始動。パーマネントなバンドとしアルバムもすぐさまリリースし、『トラディショナルドゥーム』と呼ばれる80年代の“BLACK SABBATHインスパイア”サウンドを今に伝える存在として注目を集めます。
さらには、90年代のドゥーム/ストーナー/スラッジなどダウナー/トリップ系ヘヴィロックムーヴメントの盛り上がりも追い風となってったことで知名度が大いに高まり、そのキャリアの長さからリビングレジェンド的な位置付けでカリスマ視されるようになります。
その後は間に何度かのブランクを挟むことになりましたが、2016年の再始動以降はそのまま活動を継続しています。
また、ウィノは2000年代の末からはTHE OBSESSEDでの活動と並行して、自身の名を冠したソロプロジェクトのWINOや、ドゥーム/ストーナー/スラッジシーンのドリームバンドSHRINEBUILDERなどでも活動を続けており、THE OBSESSEDとはひと味異なる音楽性を追求しています。
THE OBSESSED|DISCOGRAPHY
The Obsessed|ジ・オブセスド
オリジナルアルバム – 1作目 (1990年)
SAINT VITUSの初期にも通じる、BLACK SABBATHとブリティッシュ・ハードロック/ヘヴィメタルをミックスして、大陸的な埃っぽいサウンドにアレンジしたような、アメリカン・トラディショナル・ドゥームのスタンダードともいえる作風。
BLACK SABBATHからの影響については、確かに大きいとはいえ、クローンとも呼べそうな他の“サバス・インスパイア系”と比較すると、それほどダイレクトに反映しているわけではありません。
影響という点では、BLACK SABBATHと同じくらいに、MOTORHEADのなどのハード・ロックンロールの存在が大きく、サウンドへも影響を及ぼしています。
そのため、ドゥーム系にしてはアップテンポなロックナンバーが多く、疾走感あふれるナンバーも見られ、その意味では、ウィノの古巣SAINT VITUSの2ndに近いアプローチとも言えるでしょう。
|ストーナー度:★★☆☆☆
|ロッキン度:★★★☆☆
|メタル度:★★☆☆☆
|ヴィンテージ度:★★☆☆☆
|総合評価:★★★★★
殿堂入り 代表作 通好み スルメ盤
Lunar Womb|ルナー・ウーム
オリジナルアルバム – 2作目 (1991年)
CATHEDRAL(カセドラル)のデビューアルバムと同年、いわば90年代のドゥームメタル・ムーヴメント黎明期にリリースされ、彼らの知名度を高めることとなったアルバム。
本作は、SAINT VITUSの6thと同時に日本盤もリリースされましたが、その時点ではドゥームがブームにまでは育っていなかったために、ほぼ黙殺される結果に終わりました。
本作では、特にMOTORHEAD系のハード&ヘヴィなロックンロール・ナンバーが充実しており、それが彼らならではの独自性として、他の80年代スタイルの“トラディッショナル・ドゥーム”と一線を画したものにしています。
捨て曲ナシのスキのないつくりで完成度が突出しているだけでなく、カタログ中でもTHE OBSESSEDならではの持ち味がもっとも発揮された1枚と言っていいでしょう。
|ストーナー度:★★★☆☆
|ロッキン度:★★★★☆
|メタル度:★★★☆☆
|ヴィンテージ度:★★☆☆☆
|総合評価:★★★★★+
殿堂入り 代表作 入門盤 通好み
The Church Within|ザ・チャーチ・ウィズン
オリジナルアルバム – 3作目 (1994年)
ドゥームメタルの最盛期(ストーナーのピークはもう少し後)にメジャーレーベルからリリースされたアルバム。
そういった理由もあってか、彼らの持ち味であるMORTORHEAD系のハードロッキンな楽曲は少なめで、いかにもなダウンテンポのヘヴィロックチューンが主体。
ドゥームメタルのパブリック・イメージとマーケティングを意識したような、仕上がりになっています。
これらの背景や経緯もあって、本作はTHE OBSESSEDが最も注目を集めた時期の1枚でもあり、一般的には代表作というイメージがあります。
しかし、その安定感こそは流石といえるものの、彼らのアルバムの中でもドゥームメタル・シーン全体の中で見ても、取り立てて際立った部分の無いやや凡庸な作品で、平均レベルを大きく超えてドゥーム史に残る名盤は言いかねます。
|ストーナー度:★★★☆☆
|ロッキン度:★★★☆☆
|メタル度:★★★☆☆
|ヴィンテージ度:★☆☆☆☆
|総合評価:★★★★☆
代表作 入門盤 賛否両論 スルメ盤
Incarnate|インカーネイト
コンピレーションアルバム (1999年)
Live at the Melkweg November 28th 1992|ライヴ・アット・ザ・メルクウェッグ 1992年11月20日
ライヴアルバム (2012年)
Live Music Hall Köln December 29th 1992|ライヴ・ミュージック・ホール・ケルン 1992年12月29日
ライヴアルバム (2012年)
Live at the Wax Museum|ライヴ・アット・ザ・ワックスミュージアム
ライヴアルバム (2016年)
Sacred|セイクレッド
オリジナルアルバム – 4作目 (2017年)
THE OBSESSEDのカタログの中では最もヘヴィメタリックで、より普遍的でオーソドックスなハードロック/ヘヴィロックに近いテイストも内包するなど、ドゥームメタルの枠にとどまらないサウンドへの拡散も見られる意欲的なアルバム。
メジャー進出時のC.O.C.(コロージョン・オブ・コンフォーミティ)を思わせるような、ややファンキーなテイストや、ヴィンテージ風味のエッセンスも忍ばせたスタイルで、T-06ではTHIN LIZZYのカバーまでも披露しています。
ドゥームのイメージにこだわり過ぎる向きには肩透かしということもあり得ますが、これまでになく表情豊かでバリエーションに富んだ多彩な楽曲が並ぶ、非常に充実度の高い聴きごたえ抜群の1枚である事は間違いありません。
|ストーナー度:★★★☆☆
|ロッキン度:★★★★☆
|メタル度:★★★★☆
|ヴィンテージ度:★★★☆☆
|総合評価:★★★★★
殿堂入り 代表作 入門盤 実験作
Live at Big Dipper|ライヴ・アット・ビッグ・ディッパー
ライヴアルバム (2020年)
WINO|DISCOGRAPHY
ウィノはTHE OBSESSEDと並行していくつかのプロジェクト活動を行っていますが、WINO名義はルーツロック系ストーナーバンドCLUTCH(クラッチ)のメンバーCLUTCHのジーン・ポール・ガスター(Jean-Paul Gaster)とのタッグを中心としたユニット。
1stアルバムは、サイケデリックなドゥームバンドUNORTHODOX(アンオーソドックス)のジョン・ブランク(Jon Blank)が加わったトリオで、ストーナー寄りのヘヴィロックサウンドでしたが、それ以降ブランクが抜けてアコースティック・デュオとなり、アメリカンルーツミュージックに根ざしたブルーズ, カントリーのエッセンスが濃い、フォーキィなサウンドへと変化しています。
Punctuated Equilibrium|パンチュエイト・エクリブリウム
オリジナルアルバム – 1作目 (2009年)
Adrift|アドリフト
オリジナルアルバム – 2作目 (2010年)
Live at Roadburn 2009|ライヴ・アット・ロードバーン
ライヴアルバム (2010年)
Forever Gone|フォエヴァー・ゴーン
オリジナルアルバム – 3作目 (2020年)
WINO / CONNY OCHS|DISCOGRAPHY
ドゥーム・フォークを標榜するシンガーソングライター、コニー・オクス(Conny Ochs)とのコラボレーション。
近年のソロプロジェクトと同様、ゴシックアメリカーナに通じるドゥームアメリカーナとでもいった、アコースティックサウンドのダークなフォークソングを演奏しています。
Heavy Kingdom|ヘヴィ・キングダム
オリジナルアルバム – 1作目 (2012年)
Labour of Love|レイバー・オブ・ラヴ
オリジナルアルバム – 2作目 (2012年)
Freedom Conspiracy|フリーダム・コンスピラシィ
オリジナルアルバム – 3作目 (2015年)
SHRINEBUILDER|DISCOGRAPHY
THE OBSESSEDのWINO、MELVINS(メルヴィンズ)のデイル・クローヴァー(Dale Crover)
NEUROSIS(ニューロシス)のスコット・ケリー(Scott Kelly)、SLEEP(スリープ)のアル・シスネロス(Al Cisneros)という、ヘヴィ/ダウナーミュージック界のビッグネームによるドリームプロジェクト。
それぞれの個性が相殺ことなく生かされた、スケール感の大きい作風が魅力です。
Shrinebuilder|スラインビルダー
オリジナルアルバム – 1作目(2009年)
Live in Europe 2010|ライヴ・イン・ヨーロッパ 2010
ライヴアルバム (2011年)
WINO – Others|DISCOGRAPHY
Songs of Townes Van Zandt|ソング・オブ・タウンズ・ヴァン・ザント
スプリット・トリビュートアルバム (2012年)