Contents
- 1グラインドコア発祥の地イギリスではやや影の薄い、オールドスクール・デスメタルを代表するBIG4の一角から、同時代的なセンスと独創性を持ったサウンドへと進化を続けたベテランバンド!!
- 1...1UKデスメタル・シーンを代表するグループ!!
- 1...2フロリダン・テック・テイストのUKデス!?
- 1...3積極的なポスト・デスメタルの模索!?
- 1...42度の解散を経てなお活動を再開!!
- 1.1CANCER|DISCOGRAPHY
- 1.1.1To the Gory End|トゥ・ザ・ゴリィ・エンド
- 1.1.2Death Shall Rise|デス・シャル・ライズ
- 1.1.3The Sins of Mankind|ザ・シンズ・オブ・マンカインド
- 1.1.4Black Faith|ブラック・フェイス
- 1.1.5Corporation$|コーポレイーションズ
- 1.1.6Spirit in Flames|スピリット・イン・フレイムス
- 1.1.7Shadow Gripped|シャドウ・グリップド
- 1.1.8Ballcutter|ボールカッター
- 1.1CANCERはコレを聴け!! ライターおすすめアルバム!
CANCERはコレを聴け!! ライターおすすめアルバム!
CANCERのアルバムで人気が高いのは、やはり初期の3作品ということになるでしょう。
この3作品は、アルバムごとにアメリカン・テイストやフロリダ的なテクニカル要素を強めてゆき、やや作風にも変化が見えるので、その度合いによってお好みの1枚をチョイスするといいでしょう。
ブリティッシュ・テイストが強めの、疾走感あふれるストレートなデスメタル・サウンドが好みなら、『To the Gory End(1st)』。
また、カリスマ・ギタリスト、ジェームズ・マーフィのテクニカルなギタープレイが聴けるのは、『Death Shall Rise(2nd)』だけです。
フロリダのDEATHの中期サウンドを思わせるような、テクニカル・デスに接近したサウンドなら、『The Sins of Mankind(3rd)』ということになります。
ただし、オーソドックスなデスメタルを楽しむならば、(1st)を現代的にブラッシュアップしつつ、フロリダ風味を増したような『Shadow Gripped(6th)』の方が、完成度も高く安定感もあってオススメかもしれません。
グルーヴィ&ドゥーミィなヘヴィロッキン・サウンドを極めた『Black Faith(4th)』や、一風変わった変則的でオルタナティヴなストレンジ・デスの『Spirit in Flames(5th)』といった、一般に異色作として評価の低いアルバムも、クオリティ自体は高いので、それぞれの作風が好みに合うなら一聴の価値アリです。