Contents
- 1キッチュなホラー・ギミックとポップでロッキンなハードコア・サウンドで、メタル, ハードコア, サイコビリー, デスンロール, ゴシックなど、あらゆるシーンで愛され続けた80年代アメリカン・ハードコアのカルトなカリスマ・バンド!!
- 1...1USハードコアのリビング・レジェンド!?
- 1...2イメージ・キャラクターはファンション・アイコンに!?
- 1...3MISFITSはUKパンクTHE DAMNEDの血統!?
- 1...4MISFITSはUSホラーパンクのオリジネイター!?
- 1...5メンバー間の確執で、活動は暗礁に!?
- 1...6METALLICAのカバーによって再評価進行!?
- 1...7ハードコア・ブームでMETALLICA効果で再結成が実現!?
- 1...8孤高のカリスマ『グレン・ダンジグ』まさかの復帰!?
- 1.1MISFITS -ORAGENAL ALBUM|DISCOGRAPHY
- 1.1.1Static Age|スタティック・エイジ
- 1.1.2Walk Among Us|ウォーク・アモング・アス
- 1.1.3Earth A.D./Wolf's Blood|アース・エー・ディー/ウルフズ・ブラッド
- 1.1.4American Psycho|アメリカン・サイコ
- 1.1.5Famous Monsters|フェイマス・モンスターズ
- 1.1.6Project 1950|プロジェクト1950
- 1.1.7The Devil's Rain|ザ・デヴィルズ・レイン
- 1.2MISFITS - COMPILATION ALBUM|DISCOGRAPHY
- 1.2.1Legacy of Brutality|レガシィ・オブ・ブルタリティ
- 1.2.2Misfits[I]|ミスフィッツ[I]
- 1.2.3Collection II|コレクションII
- 1.2.4Cuts from the Crypt|カッツ・フロム・ザ・クリプト
- 1.1MISFITSはコレを聴け!! ライターおすすめアルバム!
- 1.1.4.1伝説の初期のオススメは!?
- 1.1.4.2再結成後のオススメは!?
- 1.1.4.3ベスト盤がベスト!?
MISFITS -ORAGENAL ALBUM|DISCOGRAPHY
Static Age|スタティック・エイジ
オリジナルアルバム – 1作目 (1996年)
リリースがお蔵入りとなり、長く未発表状態にあった幻のデビューアルバム。
本作の収録曲の大半は、コンピレーション・アルバムの『Legacy of Brutality』に収録されていましたが、1996年の再結成のタイミングに合わせて、正式にアルバムとしてのリリースが実現の運びとなりました。
METALLICAがカバーした、名曲“Last Caress”をはじめとして、後世に残る代表曲も多数収録された重要作です
|ロッキン度:★★★☆☆
|メタル度:★★☆☆☆
|50’s度:★★☆☆☆
|アンセム度:★★★★★
|総合評価:★★★★★+
殿堂入り 代表作 入門盤
Walk Among Us|ウォーク・アモング・アス
オリジナルアルバム – 2作目 (1982年)
1959年のB級SF映画、『巨大アメーバの惑星』に登場する超有名クリーチャー、“火星の蝙蝠蜘蛛”をあしらったジャケットで知られるアルバム。
音楽性は、シンプルでポップなハードコア・パンクサウンドで、他の作品と比較すると、ロックンロールやロカビリーなどオールディーズ系の影響が特に濃厚です。
ほぼ2分以内の曲の中で唯一3分オーバーのT-06は、彼ららしさが十二分に出たハードコアナンバーの代表曲。
|ロッキン度:★★★★★
|メタル度:★★☆☆☆
|50’s度:★★★☆☆
|アンセム度:★★★☆☆
|総合評価:★★★★★
代表作 入門盤 実験作
Earth A.D./Wolf’s Blood|アース・エー・ディー/ウルフズ・ブラッド
オリジナルアルバム – 3作目 (1983年)
前作にあったオールディーズ色が薄れて、MISFITS印のハードコア・スタイルが、本格的に確立されたアルバム。
収録時間はトータル20分程度の、コンパクトなボリュームのアルバムながら、どれも名曲ぞろいで非常に充実の高い作品です。バンド史上に残る名盤と言っていいでしょう。
|ロッキン度:★★★★☆
|メタル度:★★☆☆☆
|50’s度:★☆☆☆☆
|アンセム度:★★☆☆☆
|総合評価:★★★★★+
American Psycho|アメリカン・サイコ
オリジナルアルバム – 4作目 (1997年)
再結成アルバム第1弾。
ヘヴィでメタリックなサウンドなために、オールドファンには不評気味でしたが、初期のサウンドを現代風にイカしたアレンジに仕立てるとするなら、どうしてもこうならざるを得ないでしょう。
とはいえ、折からのハードコア/メロコアブームが追い風となってソコソコのヒットとなり、このタイミングで初来日も果たしています。
楽曲の充実ぶりは目覚ましく、そのクオリティは初期も含めて最高レベルに達しており、彼ららしいフックの効いたキャッチーなハード・ロックンロールが満載。
これ以上ない好機を得て、ここぞとばかりに有り余っていた全力を投入したかのようなアルバムに仕上がっています。
新ヴォーカリストのマイケルをダンジグと比較してしまうと、アクの強さや存在感ではさすがに到底及びませんが、若さとキャリアを考えれば健闘している部類と言えるでしょう。
|ロッキン度:★★★☆☆
|メタル度:★★★★☆
|50’s度:★☆☆☆☆
|アンセム度:★★★★☆
|総合評価:★★★★★+
殿堂入り 代表作 入門盤
Famous Monsters|フェイマス・モンスターズ
オリジナルアルバム – 5作目 (1999年)
前作と同じくメタリックなポップ・パンク路線ですなのですが、ここに来て、早くも息切れが感じられるようになりました。
もとより芸風の少ないバンドなので、金太郎飴状態の作風をやり玉に挙げるのは今更ですが、起死回生の復活作でもある前作に手札をつぎ込みすぎたためか、それと比較するとコレといった突出したキメ曲が見当たらないのは、なによりも大きな痛手でしょう。
ハードなファスト・ナンバーのT-09以降は、やや盛り返してくれますが、さすがに時すでに遅しです。
アベレージについて前作から大きく下がっている事実ばかりは、どうあがいてもフォローのしようがありません。
|ロッキン度:★★★☆☆
|メタル度:★★★★☆
|50’s度:★☆☆☆☆
|アンセム度:★★☆☆☆
|総合評価:★★★★☆
賛否両論
Project 1950|プロジェクト1950
カバーアルバム (2003年)
エルヴィス・プレスリー, ジェリー・リー・ルイス, ポール・アンカ, ドリフターズ…といった、オールディーズ・レジェンドの名曲を取り上げたカバーアルバム。
かなりストレートで原曲に忠実なカバーということもあって、オリジナル曲自体の魅力頼りの面が大きいものの、それなりには聴くことはできます。
しかし、手の込んだアレンジや斬新な再構築は皆無なので、彼らなりのハードコアなアレンジを期待すると完璧に裏切られるでしょう。
マイケルが脱退したため、このアルバムからはオンリィがヴォーカルを担当しており、こちらもさすがにダンジグ存在感には遠く及びませんが、それに近いテイストを意識しながら、意外にも無難にこなしています。
|ロッキン度:★★★★☆
|メタル度:★☆☆☆☆
|50’s度:★★★★★
|アンセム度:★☆☆☆☆
|総合評価:★★☆☆☆
賛否両論 通好み スルメ盤 実験作
The Devil’s Rain|ザ・デヴィルズ・レイン
オリジナルアルバム – 6作目 (2011年)
前作のオールディーズ・カバーがそれなりに好評だったようで、初期の『Walk Among Us』アルバム以上に、オールディーズ・テイストが濃厚でレトロな雰囲気の楽曲が目だつようになっています。
必然的にアグレッションは希薄になり、エッジの効いたハードコア・サウンドからは大きく後退しています。
オールディーズ路線は固定客も多く、ビジネス的には無難な選択なのでしょう。
しかし、その方向性の是非はともかく、MISFITSの作品としては特筆するレベルにもなければ、ハードコアとのクロスオーバーによる新機軸も打ち出せてできていない、極めて凡庸な仕上がりと言うほかありません。
シングルカットのT-03はキャッチーな佳曲ですし、T-10, T-16のような従来路線の曲は水準以上の仕上がりなので、無理なオールディーズ志向がアルバムの足を引っ張っているのは間違いなく、結果的に再結成後では最も低調な印象だけを残しています。
|ロッキン度:★★★★☆
|メタル度:★★★☆☆
|50’s度:★★★★☆
|アンセム度:★☆☆☆☆
|総合評価:★★★☆☆
賛否両論 お布施
MISFITS – COMPILATION ALBUM|DISCOGRAPHY
Legacy of Brutality|レガシィ・オブ・ブルタリティ
コンピレーションアルバム (1985年)
当時は、長く未発表となっていた幻のデビューアルバム、“Static Age”からのナンバーを多数収録したことで注目を集めた編集盤。
その“Static Age”が、正式にアルバムとしてリリースされた今は、あまり存在価値をアピールできるものではありませんが、現状ではボックスセットでしか聴くことのできないアルバム未収録曲もあるので、ファンであれば押さえておくのもいいでしょう。
|ロッキン度:★★★☆☆
|メタル度:★★☆☆☆
|50’s度:★★☆☆☆
|アンセム度:★★★★☆
|総合評価:★★★★☆
代表作 通好み
Misfits[I]|ミスフィッツ[I]
コンピレーションアルバム (1986年)
ベストアルバム第1弾。
METALLICAがカバーしてライヴでも取り上げていた名曲、”Die, Die My Darling”を収録。
パンク/ハードコアシーンでは珍しくことではありませんが、MISFITSの代表曲はシングル/EPのみでのリリースが少なくないということもありますし、何より曲数も多く名曲も多数なので、マニアでなければオリジナル・アルバムよりもこちらを選ぶ方がオススメ。
|ロッキン度:★★★★☆
|メタル度:★★☆☆☆
|50’s度:★★☆☆☆
|アンセム度:★★★★★
|合評価:★★★★★+
殿堂入り 代表作 入門盤
Collection II|コレクションII
コンピレーションアルバム (1995年)
ベストアルバム第2弾。
やはりMETALLICAがカバーして、ライヴでの定番曲にもしていた名曲、”Last Caress”を収録。ベストトアルバム第1弾とこれさえあれば、初期の代表曲はあらかた網羅できます。
|ロッキン度:★★★★☆
|メタル度:★★☆☆☆
|50’s度:★★☆☆☆
||アンセム度:★★★★★
|総合評価:★★★★★+
殿堂入り 代表作 入門盤
Cuts from the Crypt|カッツ・フロム・ザ・クリプト
コンピレーションアルバム (2001年)
デモやカバー曲などを中心としたレアトラックス