Contents
- 1いち早く本格的なグルーヴ・スラッシュの先鞭をつけた、ポリティカルでハードコアでテクニカルな異色のジャーマン・スラッシュ・バンド!!
- 1...1ジャーマン・スラッシュ・ムーヴメント終盤の立役者!?
- 1...2アメリカン・スラッシュメタルの影響大!?
- 1...3ACCU§ERは意外にもポリティカルでテクニカル!?
- 1...4長いブランクを経て満を持しての復活!?
- 1.1ACCU§ER|DISCOGRAPHY
- 1.1.1The Conviction|ザ・コンヴィクション
- 1.1.2Experimental Errors|エクスペリメンタル・エラーズ
- 1.1.3Who Dominates Who?|フー・ドミネイツ・フー?
- 1.1.4Double Talk|ダブル・トーク
- 1.1.5Metal Machine Music|メタル・マシーン・ミュージック
- 1.1.6Repent|リペント
- 1.1.7Reflections|リフレクション
- 1.1.8Confusion / Romance|コンフュージョン/ロマンス
- 1.1.9Taken by the Throat|テイクン・バイ・ザ・スロート
- 1.1.10Agitation|アジテーション
- 1.1.11Dependent Domination|デペンデント・ドミネーション
- 1.1.12Diabolic|ディアボリック
- 1.1.13The Forlorn Divide|ザ・フォーローン・ディヴァイド
- 1.1.14The Mastery|ザ・ミザリィ
- 1.1.15Accuser|アキューザー
いち早く本格的なグルーヴ・スラッシュの先鞭をつけた、ポリティカルでハードコアでテクニカルな異色のジャーマン・スラッシュ・バンド!!
ACCU§ER(アキューザー)は、ドイツのスラッシュメタル・グループ。
ジャーマン・スラッシュ・ムーヴメント終盤の立役者!?
ACCU§ERは、ドイツのスラッシュメタル・シーンを牽引してジャーマンBIG3と称された、SODOM(ソドム), KREATOR(クリエイター), DESTRUCTION(デストラクション)をはじめとしたパイオニア勢に次ぐ、第2世代を代表するグループのひとつ。
シーンの中ではでもやや遅れてデビューした後発グループだっただけに、先駆者たちのサウンドからの影響も反映させつつ、それらにはない独自のアプローチを試みてきたグループとして知られています。
一般的には、かのSEPULTURAにも先駆けてUSヘヴィ・ミュージック・シーンのヘヴィグルーヴ・サウンドを取り入れ、本格的に独自の90年代型グルーヴ・スラッシュを確立したことで知られています。
これは当時の段階では、ジャーマンメタル・シーンに限らず、スラッシュメタル・シーン全体の中でもかなり先行した、意欲的なアクションといえるものでした。
アメリカン・スラッシュメタルの影響大!?
ACCU§ERをその他のジャーマン・スラッシュと隔てる大きな特徴として、そのスタイル形成のファクターとなっている大きなポイントは、ジャーマン・テイストとアメリカン・テイストスラッシュ・サウンドが、クロスオーバーされたている点です。
彼らの初期のサウンドは、DESTRUCTIONらのジャーマン・スラッシュをベースにしつつも、MATALLICA(メタリカ)やTESTAMENT(テスタメント)に類するベイエリアスラッシュテイストを大幅に取り入れたサウンドを展開していました。
ACCU§ERは意外にもポリティカルでテクニカル!?
比較的オーソドックスなヘヴィメタルの美意識を受け継ぐ傾向が目立つ、ジャーマン・スラッシュ・グループの中で、ACCU§ERは、ハードコア的なストリート感覚と、ポリティカルなアティチュードを持つという面でも、異彩を放っていました。
その一方で、プログレ的な複雑で長尺な楽曲や、適度にテクニカルなアプローチなども、意欲的に展開しており、これらがACCU§ERサウンドの大きな特徴となっています。
長いブランクを経て満を持しての復活!?
ACCU§ERは2004年に一度活動停止し、メンバーはそのままSCARTRIBE(スカートライブ)というバンド名で仕切り直しのアクションを起こし、デモ音源も製作していました。
しかし、2008年にはスラッシュメタル・リバイバル勃発の機運もあって、再びACCU§ER名義で活動を開始しています。
再結成後は、解散前のハードコアなヘヴィ・スラッシュ・サウンドはそのままに、ファスト・チューンを中心とした作風へと変化を見せており、精力的なアルバム・リリースを重ねつつ、コンスタントな活動を続けています。