- 一般メタルリスナーを巻き込んだデスメタルのメジャー化の波に乗りメキメキと頭角を表した、カナディアンテクニカルスタイルの伝統を受け継ぐカナダデスメタルシーン第二世代の筆頭にして、ブルータルデスメタル新世代を牽引した激烈テクニカルデスメタルの第二世代の顔役!!
- CRYPTOPSY|DISCOGRAPHY
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一般メタルリスナーを巻き込んだデスメタルのメジャー化の波に乗りメキメキと頭角を表した、カナディアンテクニカルスタイルの伝統を受け継ぐカナダデスメタルシーン第二世代の筆頭にして、ブルータルデスメタル新世代を牽引した激烈テクニカルデスメタルの第二世代の顔役!!
CRYPTOPSY(クリプトプシー)は、1994年にアルバムデビューを果たしたカナダのデスメタルバンド。
カナディアンデスメタルの代名詞的スタイルとなった、テクニカルデスメタルのレジェンドGORGUTS(ゴーグツ)を始祖に持ちその伝統を受け継いだ、ブルータルなテクニカルデスメタルバンドで、最先端エクストリームメタルとしてのデスメタルムーヴメントが終息を迎え、一般リスナーへの認知度が高まり大衆化の動きが盛んになった爛熟期の90年代中期に、デスメタル後発グループの新鋭として登場。
デスメタルの提携をなぞりつつも、後発バンドならではの利点を生かした後追いエクストリーム進化でスピードを増したことにより、さらに高密度で複雑な展開でブルタリティを追求した、完成度の高い激烈デスメタルサウンドが注目を集めます。
出世作でモダンデスメタルの名盤でもある2ndアルバムのリリースが、デスメタル一般化/大衆化のビッグウェーヴにうまく乗ったことで大きくブレイク。日本でもCDショップのプッシュや一部メディアのゴリ押しから、日本盤リリースにまでこぎつけたこともあり一気に知名度を高めてます。
同時期に同じような流れでプッシュを受けていたポーランドのVADERとともに、デスメタルの大衆化を象徴する第二きデスメタルブームを象徴するグループとして、一時的な勢いでは第一世代のパイオニア勢を上まわる人気と知名度を獲得、デスメタルシーンでもトップクラスの人気バンドへと登りつめます。
その後、新たなブームとして注目を集めのちにメインストリームに登りつめる、デスコア/メタルコアとのパワーゲームの波をかぶったことによる音楽性の変化もあって、ややヘヴィメタルクラスタからの人気は右肩下がりになり活動も不安定にってゆきます。
しかし、マーケティングの嗅覚を発揮して、いち早くフルアルバム単位でのパッケージ流通から、少数曲のEP単位のネット配信を主体とした流通に切り替えてゆき、コンスタントな活動を続けています。
CRYPTOPSY|DISCOGRAPHY
Blasphemy Made Flesh|ブラスフェミィ・メイド・フレッシュ
オリジナルアルバム – 1作目 (1994年)
デスメタルムーヴメントが沈静化し、注目がオールドスクールなブルータルデスメタルからメロディックデスメタル, ドゥームデス, ゴシックデスなどのポストデスメタルへと移りつつあった時期に、生きのいいブルータルサウンドで登場し、新世代の注目株としてちょっとした話題になったアルバム。ただし、この時点ではあくまでも輸入盤ユーザーを中心としたマニア層中心の盛り上がりでした。
次作以降とは異なりカナダ特有の変態テクニカルサウンドは隠し味程度で、ブルータルデスメタルにグラインドコアテイストをミックスした比較的直線的なスタイル。新味はないながらも骨太の極上ブルータルサウンドは、非常に爽快感にあふれたもので、根強いファンがいることもうなずけます。
テクニカル度:★★★☆☆|モダン度:★★★☆☆|総合評価:★★★★★
殿堂入り 代表作 入門盤 実験作
None So Vile|ノン・ソー・ヴァイル
オリジナルアルバム – 2作目 (1996年)
前作から打って変わって、カナディアンエクストリームミュージックのお家芸とも言える、ヒネリとズラしを駆使した変態テクニカルサウンドが炸裂したアルバムで、メディアやショップの大プッシュもあって前作とは桁違いの注目を集めます。
日本でも、メロデズブームによって一般層のデスメタル抵抗もやや薄れてユーザーの裾野が広がっていたことから、遅れて日本盤がリリースされるほどのブレイクを果たし、一時期はCANNIBAL CORPSEやOBITUARY
などのビッグネームを超えるほどの人気者になっていました。
前作同様に革新的とか先鋭的といった表現は似つかわしくないサウンドで、当時は一部での過剰評価がハナにつきましたが、それでも同様のスタイルの中では極上クラスに位置するアルバムであることは否定しようがありません。
テクニカル度:★★★★☆|モダン度:★★★☆☆|総合評価:★★★★★
殿堂入り 代表作 入門盤 実験作
Whisper Supremacy|ウィスパー・スプレマシィ
オリジナルアルバム – 3作目 (1998年)
And Then You’ll Beg|アンド・ゼン・ユール・ベグ
オリジナルアルバム – 4作目 (2000年)
None So Live|ノン・ソー・ライヴ
ライヴアルバム (2003年)
Once Was Not|ワンス・ワズ・ノット
オリジナルアルバム – 5作目 (2005年)
The Unspoken King|ザ・アンスポークン・キング
オリジナルアルバム – 6作目 (2008年)
Cryptopsy|クリプトプシー
オリジナルアルバム – 7作目 (2012年)
The Book of Suffering – Tome I|ザ・ブック・オブ・サフェリング:トゥーム・ワン
ミニアルバム:EP (2015年)
The Book of Suffering – Tome II|ザ・ブック・オブ・サフェリング:トゥーム・トゥ
ミニアルバム:EP (2018年)