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★ DOKKEN(ドッケン) ディスコグラフィー ★ このアルバムがスゴイ!?|クールな叙情派メロディが80年代グラムメタルシーンで異彩を放つ本場L.A.が生んだメタルヒーロー!!…必聴アルバムは?

DOKKEN_Logo ◆ D, E, F, G
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Contents

DOKKEN|DISCOGRAPHY

Breakin’ the Chains|ブレイキン・ザ・チェインズ

DOKKEN_Breakin_the_Chains

オリジナルアルバム – 1作目欧州盤 (1981年)

当初DOKKENは、イギリスやドイツを中心としたヨーロッパ各地を活動のベースに選んでおり、デビューアルバムとなる本作は、アメリカ本国に先駆けてフランスのレーベルからリリースされていました。

のちにアメリカでもリリースされ、それ以降は日本も含めそちらが正式盤として流通しています。

両盤には一部楽曲のリレコーディングや歌詞/タイトルの差し替え、曲順の入れ替えなど変更点もありますが、基本的には同一の内容と考えて問題ありません。

Breaking the Chains|ブレイキング・ザ・チェインズ

DOKKEN_Breaking_the_Chains

オリジナルアルバム – 1作目米国盤 (1983年)

本作は、ヨーロッパで先行リリースされていた同タイトルを、本国アメリカデビューに向けて再編集したもの。

ポップな作風ではあっても、グラム/ヘアメタル系のチャラキラなスイート・ポップロックとは一線を画しており、翳りを持ったウェットなサウンドが持ち味としており、欧州をターゲットとしただけのことはあります。

そのクールな質感のポップネスは、元祖USヘヴィメタル・バンドと呼ばれるBLUE ÖYSTER CULT(ブルー・オイスター・カルト)に通じる部分も見られます。

RIOTを思わせるようなアップテンポなナンバーから、メロウなナンバーまで、比較的バラエティに富んでいるものの、次作からアルバムの目玉となるスピードメタルナンバーはここではまだ見られません。

次作以降と比較すると、ややマイナー臭さを感じさせるサウンドでもありますが、反面、それが本作の捨てがたい味にもなっています。

|メタル度:★★★☆☆
|ダーク度:★★★☆☆
|叙情度:★★★★☆
|ポップネス:★★★☆☆
|チャラい度:★☆☆☆☆
|総合評価:★★★★☆

入門盤 通好み スルメ盤 実験作

「Breaking the Chains」リンクが見つかりませんでした。: (WP Applink)

Tooth and Nail|トゥース・アンド・ネイル

DOKKEN_Tooth_and_Nail

オリジナルアルバム – 2作目 (1984年)

DOKKENが、ヘヴィメタル人気の高まった米国をターゲットに定めて、大きくブレイクすることとなったアルバム。

基本的には前作の作風が踏襲されているものの、スピードメタル・ナンバーからメロウなバラードまでと、楽曲がはさらに多彩となり、より振り幅の大きなアルバムに仕上がっています。

クオリティも向上して、それぞれの楽曲もフックが強くなっており、良くも悪くもマイナー臭が漂っていた前作とは打って変わって、メジャー感があふれた堂々とした出来栄えです。

代表作としては、キャリアの頂点に当たる“Back for the Attack(4th)”と双璧と呼びうるアルバムですが、こちらを最高傑作に挙げるファンも少なくありません。

|メタル度:★★★★★
|ダーク度:★★★☆☆
|叙情度:★★★★☆
|ポップネス:★★★☆☆
|チャラい度:★★☆☆☆
|総合評価:★★★★★

殿堂入り 代表作 入門盤

「Tooth and Nail」リンクが見つかりませんでした。: (WP Applink)

Under Lock and Key|アンダー・ロック・アンド・キー

DOKKEN_Under_Lock_and_Key

オリジナルアルバム – 3作目 (1985年)

米メインストリームでのメタルブームを意識したことで、そこで人気の高いポップでメロウなグラムメタル・サウンドへと大きくスリ寄ってしまったアルバム。

とはいえ、過去作に近い作風の序盤3曲は及第点を与えられますし、ファスト・チューンのT-05, T-10はDOKKENのオールタイムベストに選ばれるにふさわしい名曲です。

しかし、アルバムの半数を占めて全体に影響を及ぼしている即物的な楽曲…チープなバラードとコマーシャル過ぎるなポップソングの存在は、メタルアルバムとしては大きく印象を落とすものです。

マーケティングとアイデンティティーに折り合いをつけるには失敗しており、これによって、これまでのヘヴィメタルの矜持を失っただけでなく、品格, 品質ともに大きく引き下げる結果ととなっています。

|メタル度:★★★☆☆
|ダーク度:★★☆☆☆
|叙情度:★★☆☆☆
|ポップネス:★★★★☆
|チャラい度:★★★★★☆
|総合評価:★★★☆☆

入門盤 賛否両論

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Back for the Attack|バック・フォー・ジ・アタック

DOKKEN_Back_for_the_Attack

オリジナルアルバム – 4作目 (1987年)

解散を前にした黄金期のラストアルバムで、“Tooth and Nail(2nd)”と並んでDOKKENの代表作に挙げられますが、セールスや一般的な知名度では本作が上回ります。

T-01は言わずと知れた名曲ですし、ポップナンバーは多いものの前作でハナについたベタベタなバラードは姿を消しており、1stと2ndに感じられた彼らの持ち味である硬質なクールネスも多少取り戻しています。

しかし、ここでもまだメインストリームへ色目を使っているためか、いまひとつ突き抜けない中庸な印象は拭い去れませんし、アルバムの密度では2ndに大きく及びません。

なにより、曲数が増えたわりには似たような曲調が目立って、バリエーションに乏しいだけでなく、いたずらに凡曲が増えただけの結果に終わってアベレージを下げていることは、大きなマイナス要因となっています。

もし、これまでのように10曲に収めていれば、さらに印象が向上したかもしれません。

|メタル度:★★★★☆
|ダーク度:★★★☆☆
|叙情度:★★☆☆☆
|ポップネス:★★★☆☆
|チャラい度:★★★☆☆
|総合評価:★★★★☆

代表作 入門盤

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Dokken|ドッケン

DOKKEN_Dokken

オリジナルアルバム – 5作目 (1994年)

日本のみのリリースとなった復活アルバム。…なのですが、完全に日本でしか聴けないわけではありません。

というのも、次作の“Dysfunctional(6th)”が、本作の全世界盤としてリリースされたもので、タイトルと曲順が異なることと、収録曲が少ないこと以外は基本的には同じ内容、…というカラクリがあるためです。

今回はタイトルごと変えているものの、欧州で先行リリースしていた“Breakin’ the Chains(1st)”と同じケースなので、よほどマニアでなければ両方そろえる必要もないでしょう。

日本のファンの嗜好に合わせて、“Dysfunctional(6th)では終盤に回されたファストチューンが、T-01として冒頭に配置してツカミをよくしてあります。

Dysfunctional|ディスファンクショナル

DOKKEN_Dysfunctional

オリジナルアルバム – 6作目 (1995年)

オリジナル・メンバーでの復活アルバムで、日本限定でリリースされた“Dokken(5th)”アルバムのワールド・バージョン。

“80年代バンドの90年代作品”とうことで、御多分に洩れずグランジ/ヘヴィグルーヴの影響が取りざたされて、叩かれたアルバムで、確かに、ややオーガニックなミッド・チューンが中心のハード/ヘヴィロックという意味では、グランジに通じる一面はあります。

しかし、グランジ・サウンドをそのままコピーしたというよりは、“ヘヴィネス&グルーヴに重点を置いた70年代ハード/ヘヴィロック・リバイバル”、というメソッドだけを参照して組み立てたという印象です。

これは、むしろMETALLICAの“ブラック・アルバム”や“Lord”あたりのアプローチに近いもので、グランジのように取り立ててダウナーだったりパンキッシュだったりというわけではありません。

暗いといっても、そもそもDOKKEN自体が、翳りのある作風を持ち味としていたバンドです。
冷静に聴くなら、スピードメタルチューンが無い以外は、基本的には80年代のDOKKENサウンドと大きな違いはありませんし、むしろアベレージは80年代から大きく向上してさえいます。

サイケ風のT-08は新境地ですがなかなかの佳曲ですし、これでT-10クラスのファスト・チューンがあと1〜2曲あって、それを前半にも配置してあれば、食いつきは大きく変わったと思われます。

|メタル度:★★☆☆☆
|ダーク度:★★★☆☆
|叙情度:★★★★☆
|ポップネス:★★★☆☆
|チャラい度:★☆☆☆☆
|総合評価:★★★★☆

賛否両論 通好み スルメ盤 実験作
Dysfunctional
ハードロック¥1,630ドッケン

Shadowlife|シャドウライフ

DOKKEN_Shadowlife

オリジナルアルバム – 7作目 (1997年)

Erase the Slate|イレーズ・ザ・スレート

DOKKEN_Erase_the_Slate

オリジナルアルバム – 8作目 (1999年)

Long Way Home|ロング・ウェイ・ホーム

DOKKEN_Long_Way_Home

オリジナルアルバム – 9作目 (2002年)

Hell to Pay|ヘル・トゥ・ペイ

DOKKEN_Hell_to_Pay

オリジナルアルバム – 10作目 (2004年)

Lightning Strikes Again|ライトニング・ストライク・アゲイン

DOKKEN_Lightning_Strikes_Again

オリジナルアルバム – 11作目 (2008年)

Greatest Hits|グレイテスト・ヒッツ

DOKKEN_Greatest_Hits

オリジナルアルバム – 12作目 (2010年)

「”Greatest」リンクが見つかりませんでした。: (WP Applink)

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Broken Bones|ブロークン・ボーンズ

DOKKEN_Broken_Bones

オリジナルアルバム – 13作目 (2012年)

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