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★ SCORPIONS(スコーピオンズ) ディスコグラフィー ★ このアルバムがスゴイ!?|邦題もスゴイ!!ドイツで最高の世界的知名度を誇るジャーマンヘヴィメタル/ハードロックの超ベテラン蠍団!!…必聴アルバムは?

SCORPIONS_logo ◆ S, T
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SCORPIONS|DISCOGRAPHY

Lonesome Crow|ロンサム・クロウ:恐怖の蠍団

SCORPIONS_Lonesome_Crow

オリジナルアルバム 1作目 – (1972年)

“ギター神マイケル・シェンカー参加”の情報につられて手にしたリスナーを、のきなみ落胆させてきたことで知られるアルバム。

これ以降とは大きく異なるプログレ路線…と言ってもドラマティックな叙情サウンドではなく、クラウトロック(ジャーマンプログレ/ジャーマンサイケ)やサイケデリックロックがベースの、ヘヴィなアートロックとでも呼ぶべき音楽性です。
初期の持ち味である叙情性は本作でもいくぶん感じさせはするものの、哀愁のメロディにあふれた初期“蠍”サウンドを期待すると肩すかしを食らいます。

とはいえ完成度はかなりのもので、これ一枚で消えていてもカルトな名盤として語り継がれていたかもしれません。

|メタル度:☆☆☆☆☆
|ヘヴィネス:★★★☆☆
|スピード:★☆☆☆☆
|叙情度:★★☆☆☆
|ポップネス:★☆☆☆☆
|総合評価:★★★★★

殿堂入り 賛否両論 通好み スルメ盤 実験作

Fly to the Rainbow|フライ・トゥ・ザ・レインボウ:電撃の蠍団

SCORPIONS_Fly_to_the_Rainbow

オリジナルアルバム 2作目 – (1974年)

初期スコーピオンズの持ち味であるメランコリック&エモーショナルなメロディを支えたギタリスト、ウリ・ジョン・ロート加入後のアルバム。

ブリティッシュロックをベースとした多彩な作風へと軌道修正しており、超名曲T-07などに見られるようなプログレ色も濃厚ではあるものの、前作とは異なり叙情性とメロディを押し出すスタイルに大変身を遂げた初期の名盤です。

この時点ではヘヴィメタリックな質感は感じられませんが、叙情的なヴィンテージハードロックを好むリスナーなら必聴といえます。

|メタル度:★☆☆☆☆
|ヘヴィネス:★★★☆☆
|スピード:★★☆☆☆
|叙情度:★★★★★
|ポップネス:★★★☆☆
|総合評価:★★★★★+

殿堂入り 代表作 入門盤 通好み

「Fly to the Rainbow」リンクが見つかりませんでした。: (WP Applink)

In Trance|イン・トランス:復讐の蠍団

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オリジナルアルバム 3作目 – (1975年)

基本的には前作を踏襲したような作風ですが、長尺曲は姿を消しておおむね4分以下のコンパクトな楽曲を中心としたつくりになりました。

ヘヴィメタリックなサウンドへの進化の兆しをうかがわせるような部分もあり、これまで以上にヘヴィでソリッドな質感を持ったハードロックナンバーやダークでメロウなナンバーも聴けるようになったほか、ヘヴィブルーズナンバーや前作にも見られた叙情的なメロディックナンバーまで多彩な楽曲が並びます。

これらの多彩な楽曲はそのどれもが高いレベルに作り込まれており、初期の名盤の一枚にも数えられるアルバムとなっています。

|メタル度:★★☆☆☆
|ヘヴィネス:★★★☆☆
|スピード:★★☆☆☆
|叙情度:★★★★★
|ポップネス:★★☆☆☆
|総合評価:★★★★★+

殿堂入り 代表作 入門盤

「In Trance」リンクが見つかりませんでした。: (WP Applink)

Virgin Killer|ヴァージン・キラー:狂熱の蠍団

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オリジナルアルバム 4作目 – (1976年)

ヘヴィ&ソリッドなプロト-メタルの名曲T-01の存在や、ジャケのインパクトの強さも手伝って初期の名盤と呼ばれることもありますが、本作はウリ・ジョン・ロートの別の一面が多分に表出しており、むしろ初期においてはやや異色作に近いアルバムといえます。

ここでは、ロートが敬愛するジミ・ヘンドリックスの影響からくるアメリカンテイスト…特にファンキーでグルーヴィーなエッセンスが強く感じられ、初期のウリでもある泣きのメロエモサウンドはいくぶん抑え目。

セクシャルな傾向の強い彼らのアートワークの中でも本作は特にきわどく国によっては問題視されるため、近年では大抵微妙なメンバーショットのジャケットへと差し替えられて流通されています。

|メタル度:★★☆☆☆
|ヘヴィネス:★★★☆☆
|スピード:★★★☆☆
|叙情度:★★★☆☆
|ポップネス:★★★★☆
|総合評価:★★★★★

代表作 賛否両論 通好み 実験作

「Virgin Killer (Remastered 2023)」リンクが見つかりませんでした。: (WP Applink)

Taken by Force|テイクン・バイ・フォース:暴虐の蠍団

SCORPIONS_Taken_by_Force_a

オリジナルアルバム 5作目 – (1977年)

前作に濃厚だったジミ・ヘンドリックス由来のファンキーなアメリカンテイストはほぼ姿を消し、『In Trance(3rd)』の頃のダークな欧州ハードロック・サウンドへと戻ったアルバム。

アップテンポのヘヴィ&ソリッドなハードロック・ナンバーはよりハードエッジに進化して、いわゆるヘヴィメタル的な美意識をも感じられるようにもなっており、その作風はヘヴィメタル・サウンドの口火を切ったれたプロト-ヘヴィメタルとも言えるものです。

ウリ・ジョン・ロート在籍時の最後の作品ということもあってか、この時期の総決算的な代表作とされることも多い初期の名盤ですが、こちらはジャケットが宗教テロを連想させるというかなり無茶な難癖をつけられ、現在はメンバーショットに差し替えられたものが流通しがちです。

|メタル度:★★★☆☆
|ヘヴィネス:★★★★☆
|スピード:★★★★☆
|叙情度:★★★★☆
|ポップネス:★★★☆☆
|総合評価:★★★★★+

殿堂入り 代表作 入門盤 通好み

「Taken By Force (50th Anniversary Deluxe Edition)」リンクが見つかりませんでした。: (WP Applink)

Lovedrive|ラヴドライヴ

SCORPIONS_Lovedrive

オリジナルアルバム 6作目 – (1979年)

リードギターがウリ・ジョン・ロートから現在のマティアス・ヤプスへと変わった最初のアルバム。
ロート時代のUKロック的な叙情性は薄れてジミヘン風のナンバーも姿を消し、ソリッドでタイトなSCORPIONS流ヘヴィメタルともいえるサウンドが完成しつつあります。

全体的に、英国のヘヴィメタルムーヴメントを視野に入れつつ、さらにアメリカ市場をにも目配せをしたような作風へと変化しており、ヘヴィメタリックな質感が増したと同時にわかりやすいポップネスとキャッチネスが大きくアップ。
また、T-06ではJUDAS PREASTに先駆けて、レゲエビートを取り入れたラガメタルもナンバーも披露しています。

作風の変化に賛否はあれど、80年代SCORPIONSサウンドの基礎を確立し、ヤプス時代の幕開を飾るにふさわしい確かな充実作といえるでしょう。
ジャケットは数々のアーティストを手がけた大御所ヒプノシスの手によるもの。

|メタル度:★★★☆☆
|ヘヴィネス:★★★☆☆
|スピード:★★★☆☆
|叙情度:★★★☆☆
|ポップネス:★★★☆☆
|総合評価:★★★★★

殿堂入り 代表作 入門盤 実験作

「Lovedrive (50th Anniversary Deluxe Edition)」リンクが見つかりませんでした。: (WP Applink)

Animal Magnetism|アニマル・マグネティック:電獣〜

SCORPIONS_Animal_Magnetism

オリジナルアルバム 7作目 – (1980年)

疾走感あふれるメタルナンバーはほぼ見られない、スロー〜ミッドテンポ主体のダークなヘヴィネスにあふれた作風を追求した異色作。
ウリ・ジョン・ロート時代の作風を当世的なヘヴィメタル・サウンドに移植したたような印象もありますが、これが10年遅ければ、グランジ/グルーヴ/ドゥームの影響などと言われていたかもしれません。

ややフックが弱く地味なつくりなため一般的な人気はイマイチではあるものの、多彩で上質な楽曲が並んでいることは確かで、聴き込むとハマる可能性もあるいわゆる“スルメ盤”として通好みなリスナーから高い支持を集めていますし、T-08などは代表曲としてライヴの定番ナンバーにもなっています。
ジャケットのアートワークは、前作に続いてヒプノシスの手によるもの。

|メタル度:★★★☆☆
|ヘヴィネス:★★★★☆
|スピード:★☆☆☆☆
|叙情度:★★★☆☆
|ポップネス:★★★☆☆
|総合評価:★★★★★

殿堂入り 賛否両論 通好み スルメ盤 実験作

「Animal Magnetism (50th Anniversary Deluxe Edition)」リンクが見つかりませんでした。: (WP Applink)

Blackout|ブラック・アウト: 蠍魔宮〜

SCORPIONS_Blackout

オリジナルアルバム 8作目 – (1982年)

80年代のSCORPIONSを代表する一枚であるだけでなく、全キャリア中でもベストに選ばれることの多い文句なしの傑作アルバムで、それについてはかつてのウリ・ジョン・ロート時代のファンでさえも認めざるをえないところでしょう。

本作はストレートなヘヴィメタルテイストが最も濃い音楽性ですが、同時に米国市場を意識したポップネスも増しており、それらが絶妙なバランスでの調和を見せることによって幅広い層に支持され、ヘヴィメタル黎明期を彩る代表作の一枚に数えられるアルバムとなりました。

また、本作はアートワークにダークでフェティッシュな作風で知られるアーティスト、ゴットフリート・ヘルンヴァイン(Gottfried Helnwein)を起用しており、いつものセクシャル路線とは一線を画したビジュアルとなりましたが、結果的にヘヴィメタル的なイメージを増しつつユーザーが手にしやすくすることにも成功しています。

|メタル度:★★★★☆
|ヘヴィネス:★★★☆☆
|スピード:★★★★☆
|叙情度:★★★☆☆
|ポップネス:★★★★☆
|総合評価:★★★★★+

殿堂入り 代表作 入門盤

「Blackout (50th Anniversary Deluxe Edition)」リンクが見つかりませんでした。: (WP Applink)

Love at First Sting|ラヴ・アット・ファースト・スティング:禁断の刺青

SCORPIONS_Love_at_First_Sting

オリジナルアルバム 9作目 – (1984年)

本格的にアメリカ市場をメインターゲットに定め、当時勢いを増していたグラムメタル系のポップメタルサウンドに合わせたチューニングを施したことで、これまでにも増してポップネスとキャッチネスが大幅にアップ。

中でもキラーチューンのT-01, T-02, T-06は、彼らのキャリアの絶頂期を代表する定番曲となっており、本作もまた代表作のひとつに数えられています。

ポップメタルだけでなく従来路線のソリッドなヘヴィメタルナンバーも見られるなど、本作からは彼らに根を張っている欧州的な暗さも感じられ、それらがアクセントになっていることで、サウンド面に関しては軽薄すぎない独特のバランスを生み出しています。

|メタル度:★★★☆☆
|ヘヴィネス:★★★☆☆
|スピード:★★★☆☆
|叙情度:★★☆☆☆
|ポップネス:★★★★★
|総合評価:★★★★★

代表作 入門盤 賛否両論

「Love at First Sting (Deluxe Edition)」リンクが見つかりませんでした。: (WP Applink)

Savage Amusement|サヴェージ・アミューズメント

SCORPIONS_Savage_Amusement

オリジナルアルバム 10作目 – (1988年)

さらにアメリカンなポップロックテイストが増した作風になりましたが、その変化は良しとしても前作と比較すると全体的にやや低調な仕上がりで、トータルの楽曲アベレージは下がっています。

ポップメタル・ナンバーにはこれといった突出した楽曲が見られない一方で、彼らのもうひとつの持ち味であるオーソドックスなヘヴィメタル・ナンバーは従来と変わらぬスタイルを品質を維持しています。

特に、T-08は彼らの曲の中でも最もヘヴィメタリックで疾走感あふれるスピードメタルチューンで、まさに隠れた名曲と呼ぶにふさわしく、この一曲のためだけに本作を手にする値打ちがあると言っていいでしょう。

|メタル度:★★★★☆☆
|ヘヴィネス:★★★☆☆
|スピード:★★★☆☆
|叙情度:★★☆☆☆
|ポップネス:★★★★★
|総合評価:★★★★☆

代表作 入門盤 賛否両

「Savage Amusement (50th Anniversary Deluxe Edition)」リンクが見つかりませんでした。: (WP Applink)

Crazy World|クレイジー・ワールド

SCORPIONS_Crazy_World

オリジナルアルバム 11作目 – (1990年)

グランジ/グルーヴが台頭しつつある時代が反映されたようなヘヴィな曲もあり、彼ららしい湿り気や仄暗さも微かに漂ってはいるものの、アルバムの中核をなすのはグラムメタル全盛期の80年代風の産業ロック/ポップメタル/パーティR&R。

外部コンポーザーを起用したことで楽曲水準も安定しており、ソツのない無難な仕上がりとなりましたが、特に際立った楽曲は見られないため、70年代派にも80年代初期派にもアピール要素が弱く、やや存在感の薄いアルバムと言うほかありません。

|メタル度:★★★☆☆
|ヘヴィネス:★★★☆☆
|スピード:★★☆☆☆
|叙情度:★★☆☆☆
|ポップネス:★★★★☆
|総合評価:★★★☆☆

代表作 賛否両論 スルメ盤

Face the Heat|フェイス・ザ・ヒート

SCORPIONS_Face_the_Heat

オリジナルアルバム 12作目 – (1993年)

T-01をはじめヘヴィネス重視の楽曲が目立ちすアルバムで、時代背景もあってこれを“グランジ化”ととらえる向きもあります。

一面ではそれも事実でしょうが、そもそも70年代初期からのベテランである彼らにとっては、グランジは過去に自分たちが実践していたヘヴィロックの焼き直しに過ぎず、本作についても『Animal Magnetism(7th)』あたりのヘヴィ路線を再度持ち込んだという意識でしかないのかもしれません。

80年代SCORPIONS流のポップネスも健在で、前作と同じく水準以上の作品ではあるものの、楽曲面でこれといった決め手を欠くのが弱点です。

|メタル度:★★★☆☆
|ヘヴィネス:★★★★☆
|スピード:★★☆☆☆
|叙情度:★★☆☆☆
|ポップネス:★★★☆☆
|総合評価:★★★★☆

賛否両論 通好み スルメ盤 実験作

「Face the Heat」リンクが見つかりませんでした。: (WP Applink)

Pure Instinct|ピュア・インスティンクト:〜蠍の本能

オリジナルアルバム 13作目 – (1996年)

Eye II Eye|アイ・トゥ・アイ

SCORPIONS_Eye_II_Eye

オリジナルアルバム 14作目 – (1999年)

「Eye II Eye」リンクが見つかりませんでした。: (WP Applink)

Unbreakable|アンブレイカブル:反撃の蠍団

SCORPIONS_Unbreakable

オリジナルアルバム 15作目 – (2004年)

「Unbreakable」リンクが見つかりませんでした。: (WP Applink)

Humanity – Hour I|ヒューマニティ – アワー I:蠍団の警鐘

SCORPIONS_Humanity_Hour_I

オリジナルアルバム 16作目 – (2007年)

「Humanity: Hour I」リンクが見つかりませんでした。: (WP Applink)

Sting in the Tail|スティング・イン・ザ・テイル:蠍団とどめの一撃

SCORPIONS_Sting_in_the_Tail

オリジナルアルバム 17作目 – (2010年)

Comeblack|カムブラック:暗黒の蠍団

SCORPIONS_Comeblack

カバーアルバム – (2011年)

Return to Forever|リターン・トゥ・フォーエヴァー:祝杯の蠍団

SCORPIONS_Return_to_Forever

オリジナルアルバム 18作目 – (2015年)

Rock Believer|ロック・ビリーヴァー

SCORPIONS_Rock_Believer

オリジナルアルバム 19作目 – (2022年)

次ページでは筆者が選んだSCORPIONSのおすすめアルバムを紹介!!▼リンクはページ下!▼

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