Contents
- 1ブリットポップのブレイクに先駆けて極上のポップロックを日本に届け、日本のメタル・クラスタからの絶大な支持を得た、人気者ジンジャー率いるヘヴィでポップなハード・ロックンロール・バンド!!
- 1...1日本で人気のUKポップロック!!
- 1...2メタリカ・ミーツ・ビートルズ!?
- 1...3UKオルタナ・ハードの過小評価グループ!?
- 1...4実験は控えて定番路線へ!?
- 1...5ブランクを挟むも絶賛現役活動中!?
- 1.1THE WILDHEARTS|DISCOGRAPHY
- 1.1.1Earth vs the Wildhearts|アース Vs ワイルドハーツ
- 1.1.2P.H.U.Q.|ピーエイチユーキュー
- 1.1.3Fishing for Luckies|フィッシング・フォー・ラッキーズ
- 1.1.4Endless, Nameless|エンドレス, ネームレス
- 1.1.5The Wildhearts Must Be Destroyed|ザ・ワイルドハーツ・マスト・ビー・デストロイド
- 1.1.6The Wildhearts|ザ・ワイルドハーツ
- 1.1.7Stop Us If You've Heard This One Before, Vol 1.|ストップ・アス・イフ・ユーヴ・ヒアド・ディス・ワン・ビフォー,ヴォリューム・ワン
- 1.1.8¡Chutzpah!|チュッパ!
- 1.1.9Renaissance Men|ルネッサンス・メン
ブリットポップのブレイクに先駆けて極上のポップロックを日本に届け、日本のメタル・クラスタからの絶大な支持を得た、人気者ジンジャー率いるヘヴィでポップなハード・ロックンロール・バンド!!
THE WILDHEARTS(ザ・ワイルドハーツ)は、イギリスのポッップロック/ハードロック・バンド。
日本で人気のUKポップロック!!
THE WILDHEARTSは、ジンジャー(Ginger)を中心としたグループ。ジンジャーは、ブルーズロック・バンドのQUIREBOYのアルバム・デビュー前にギタリストとして短期間在籍していたことでも知られています。
米国グラムメタル・シーンのバッドボーイズ・ロックンロールの流行以来絶えていた、90年代のポップ&キャッチーなロックンロール空白時期に、それをを好むリスナーの穴を埋める存在として日本のメタル・クラスタの間でも支持されていました。
そのため、日本での人気はイギリス本国と並ぶかそれを上回るほどで、恵まれたビジュアルではないにもかかわらず、一時期はアイドル・バンド的なもてはやされ方までされていました。
メタリカ・ミーツ・ビートルズ!?
THE WILDHEARTSは、メタルエッジなヘヴィネスと耳なじみのいいポップネスが融合したスタイルを最大の持ち味としており、“MATALLICA meets BEATLES”ともとも呼ばれていました、ある意味では“メタリック・ブリットポップ”とも表現できるものです。
基本にはオーソドックスなブリティッシュ・ロックがありますが、ハードロック/ヘヴィメタル, パンク/ハードコア, グランジ, USオルタナティヴ・ロックなど、同時代的なロックミュージックのエッセンスも取り込んみ、ポップネスを主軸にしつつも多彩な楽曲が並んだ作風が特徴です。
UKオルタナ・ハードの過小評価グループ!?
90年代にUKバンドには、USシーンの影響やハードロック・テイストの強さから、UKトレンド・ロックの枠から外されて、微妙な立ち位置を余儀なくされたグループが少なからず存在します。
THE ALMIGHTY, REEF, TERRORVISION, THERAPY?などがその代表例ですが、THE WILDHEARTSもまたそのひとつ。
日本では、メタルメディアが積極的にプッシュしたことである程度の成功を収めましたが、それによって他のメディアが敬遠したために、リスナーがヘヴィメタル界隈に集中しがちな傾向も見られました。
実験は控えて定番路線へ!?
一時期は、アグレッシヴなサウンドを求めるレーベルの要望に加え、ジンジャーがノイズロック/ジャンクロックなどのエクストリームなサウンドに関心を持っていたことから、THE WILDHEARTSのサウンドもそれを反映したノイジーでジャンクな作風になりましたが、これは、日本では特にオールドファンからの不評を買うことになりましたが、
その後は、ジンジャーがTHE WILDHEARTSと並行して各種ソロプロジェクトを展開するようになり、ノイズロック/ジャンクロック路線はそちらで展開するようになったため、THE WILDHEARTSには実験的な音楽性は持ち込まれないようになります。
ブランクを挟むも絶賛現役活動中!?
2度の活動停止期間を経ながらも再始動を果たし現在も活動家族中ですが、英国と日本が主なマーケットという状況に大きな変化はありません。
しかし、新たな音楽ムーヴメントの波が途絶えたことや、それによる新規グループの減少、ジャンルの並列化などもあって、近年は降再評価の傾向も見られます。