★ PESTILENCE(ペスティレンス)はディコグラフィー ★ このアルバムがスゴイ!?|ジャズデスメタル/メタリックフュージョンの黎明期を支えたダッチデスシーンのテクニカルなベテランバンド!!…必聴アルバムは?

PESTILENCE_logo ◆ O, P, Q, R

ヨーロピアンデスメタルの第三勢力オランダの“ダッチデスメタル”シーンで、オールドスクールなプロト-ブルータルデスメタルからジャズ/フュージョンアプローチのテクニカルデスメタルを代表する存在となったパイオニア!

PESTILENCE(ペスティレンス)は、オランダ出身のデスメタルバンド
最初期のデスメタルムーヴメントの最中、オランダはイギリスとスウェーデンに続くヨーロピアンデスメタルの第三勢力としてドイツやフランスとしのぎを削っていました。その時代のダッチデスメタルの中で、PESTILENCEは80年代より活動を続けていた古参にあたるグループのひとつで、スラッシュメタルとデスメタルをつなぐプロト-デスメタルのひとつにも数えられます。

当初はオーソドックスなブルータルサウンドを特徴としており、スラッシュメタルの延長上にあるオールドスクールなデスメタルを展開していましたが、90年代突入とともにオールドスクールデスメタルのムーヴメントが収束を見せ、多くのバンドが次の展開を模索していく中、彼らはテクニカルなアプローチに力を入れるようになります。

PESTILENCEはアルバムごと、米国のレジェンドCYNIC(シニック)やATHEIST(エイシスト)で活躍し、それらのテクニカル/プログレ路線の成功に貢献したトニー・チョイ(Tony Choy)や、のちにドイツの新世代バンドOBSCURAに参加するヨルン・パウル・テセリン(Jeroen Paul Thesseling)らの。腕ききベーシストをサポートに迎えてテクニカルデスメタルを展開します。

最終的にはCYNICやATHEISTに通じるジャジーデスメタルやメタリックフュージョンにたどり着き、それらのバンドと並んでパイオニア的存在とみなされるようになりますがますが、そのスタイルが広く注目を集めるには、MESHUGGAHのブレイクやロックシーンでのジャズ再評価なとが進む00年代を待たねばなりませんでした。
そのため、リアルタイムでは一部の通好みなリスナーに支持されるにとどまっており、多くの初期デスメタルバンドと同様にそのムーヴメント収束とともに90年代半ばには解散を迎えることとなります。

のちに、上記のイベントによるジャズメタル/メタリックフュージョンのメジャー化、そしてオールドスクールデスメタルリバイバルなどで期が熟したこともあり、2008年には中心人物パトリック・マメリ(Patrick Mameli)がトニー・チョイらを迎えて再結成。
度重なるメンバーチェンジを繰り返しつつも積極的なアルバムリリースを続けますが、2014年再度の解散状態を経ることになります。しかし、2016年には早くも2度目の再結成、新作アルバムもリリースして活動継続中です。

PESTILENCE|DISCOGRAPHY

Malleus Maleficarum|マレウス・マレフィマルム

PESTILENCE_Malleus_Maleficarum

オリジナルアルバム – 1作目 (1988年)

スラッシュ色が濃厚なプレデスメタル時代のプロトタイプサウンド。
SLAYERやKREATORなどからの影響も端々に感じられます。

王道デス度:★★★★☆|プログレ度:★☆☆☆☆|独自性:★★☆☆☆
テクニカル度:★★☆☆☆|マニア度:★★★★☆|総合評価:★★★☆☆

通好み スルメ盤 実験作
Malleus Maleficarum
デスメタル / ブラックメタル¥1,528Pestilence

Consuming Impulse|コンシューミング・インパルス

PESTILENCE_Consuming_Impulse

オリジナルアルバム – 2作目 (1989年)

80年代のダッチデスメタル/ヨーロピアンデスメタルを代表する1枚で、のちのテクニカル路線を快く思わない保守的な原理主義リスナーからは最高傑作とも呼ばれるアルバムです。
ヴォーカルスタイルや軽いテクニカル志向には、同時期のチャック・シュルディナーのDEATHを思わせる部分もあります。

王道デス度:★★★★★|プログレ度:★☆☆☆☆|独自性:★★☆☆☆
テクニカル度:★★★☆☆|マニア度:★★★☆|総合評価:★★★★★

代表作 入門盤
Consuming Impulse (Re-Issue)
デスメタル / ブラックメタル¥1,528Pestilence

Testimony of the Ancients|テスティモウニィ・オブ・ザ・アンシエンツ

PESTILENCE_Testimony_of_the_Ancients

オリジナルアルバム – 3作目 (1991年)

CYNICやATHEISTでの活躍で知られるトニー・チョイを迎えて作り上げた、オールドスクールの枠の中で展開するテクニカルデスメタルとしては最高峰のひとつと言えるアルバム。
テクニカルデスメタルだというラベリングで想像される、複雑で目まぐるしい曲展開や予測のつかない変則的な構成…いわゆる“プログレ”的なエッセンスはそれほど濃厚ではなく、あくまでもストレートなデスメタルであることを前提として副食的にアイデアや小技を盛り込んでいくタイプの作風です。
通常のデスメタルナンバーの間にインストの小曲が交互に挟まれる構成ですが、このインストも単なるつなぎに終わらない効果を果たして聴きどころとなっているので、曲単位ではなくアルバムオリエンテッドに捉えて聴きたいところです。

王道デス度:★★★★★|プログレ度:★★★☆☆|独自性:★★★☆☆
テクニカル度:★★★★☆|マニア度:★★★☆☆|総合評価:★★★★★

殿堂入り 代表作 入門盤 賛否両論 通好み 実験作
Testimony of the Ancients (Re-Issue)
デスメタル / ブラックメタル¥1,528Pestilence

Spheres|スフィアーズ

PESTILENCE_Spheres

オリジナルアルバム – 4作目 (1993年)

前作のトニー・チョイから現在OBSCURAの主要メンバーとして知られるヨルン・パウル・テセリンへと、ベーシストの変更が行なわれた本作ですが、本格的なテクニカル路線としては前作と並びPESTILENCEのアルバムでは最高峰に位置します。
ジャズメデスタル/メタリックフュージョン系のエッセンスを導入した、プログレメタルと呼べるような作風は、パイオニアという意味でもクオリティにおいても同時期のCYNICやATHEISTなどに匹敵するすもので、同様のスタイルの代表格としてともに並び称されています。
音楽性についてはフロリダ勢との共通要素も見られますが、地域性や文化背景からくる音楽的な傾向が影響しているのか、それらと比較すると陰鬱でひねくれた変態性が際立つサウンドになっています。ストレートなオールドスクールデスメタルから逸脱したことで、オールドファンからは評価が分かれがちですが、それでもCYNICやATHEISTと比較するとデスメタル色は強めです。
いずれにせよ、ジャズメデスタル/メタリックフュージョン系のサウンドを深掘りするなら、絶対に聴き逃すわけにはいかない重要作です。

王道デス度:★★★☆☆|プログレ度:★★★★☆|独自性:★★★★☆
テクニカル度:★★★★☆|マニア度:★★★☆☆|総合評価:★★★★★

殿堂入り 代表作 入門盤 賛否両論 通好み 実験作
Spheres (Re-Issue)
デスメタル / ブラックメタル¥1,528Pestilence

Chronicles of the Scovrge|クロニクルズ・オブ・ザ・スカヴァージ

PESTILENCE_Chronicles_of_the_Scovrge

ライヴアルバム (2006年)

Resurrection Macabre|リザレクション・マカブレ

PESTILENCE_Resurrection_Macabre

オリジナルアルバム – 5作目 (2009年)

再びトニー・チョイを迎えての復活第一弾で、前作“Spheres(4th)”でのジャズメデスタル/メタリックフュージョン系アプローチを捨て、“Testimony of the Ancients(3rd)”の頃に近いオーソドックスなブルータルテクニカルデスに落ち着いています。
ストレートなテクニカルデスとしては水準レベルには達していますが、彼らの場合このスタイル一筋を愚直に続けてきたのであればともかく、前作ですでに完全に新たな別のステージに到達しているだけに、この時期になってすでに使い古され程たスタイルへとあえて回帰する意味は見いだせません。
一見安全パイのようで、実際のところオールドファンもプログレ期のファンも納得できず、かといって新規ファンの獲得にも疑問がのこる愚策といってもいいでしょう。

王道デス度:★★★★★☆|プログレ度:★★☆☆☆|独自性:★★☆☆☆
テクニカル度:★★★★☆|マニア度:★☆☆☆☆|総合評価:★★★☆☆

賛否両論 お布施

Doctrine|ドクトリン

PESTILENCE_Doctrine

オリジナルアルバム – 6作目 (2011年)

Obsideo|オブシディオ

PESTILENCE_Obsideo

オリジナルアルバム – 7作目 (2013年)

The Dysentery Penance|ザ・ディセンテリィ・ペナンス

PESTILENCE_The_Dysentery_Penance

初期デモ音源・ライヴ (2015年)

Presence of the Past|プレゼンス・オブ・ザ・パスト

PESTILENCE_Presence_of_the_Past

ライヴアルバム (2015年)

Reflections of the Mind|リフレクションズ・オブ・ザ・マインド

PESTILENCE_Reflections_of_the_Mind

リマスターベスト (2016年) ダン・スウォノマスタリング

Presence of the Pest (Live at Dynamo Open Air 1992)|プレゼンス・オブ・ザ・パスト:ライヴ・アット・ダイナモ・オープン・エアー1992

PESTILENCE_Presence_of_the_Past

ライヴアルバム (2016年)

Hadeon|ハデオン

PESTILENCE_Hadeon

オリジナルアルバム – 8作目 (2018年)

Hadeon
デスメタル / ブラックメタル¥1,528Pestilence
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