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【特集】ビギナーが最初に聴くべきヘヴィメタル|フィメイル・メタル(ガールズバンド / 歌姫系 / 嬢メタル) 編

ヘヴィメタルライヴ中にメロイックサインを掲げるオーディエンスのイメージ ゴシックメタル

保守マッチョだらけのメタルシーンと尻馬に乗るビジネスアイドルバンドたちにも負けずサバイヴし続ける本気度100%の女性ヴォーカリスト&ガールズ/レディースバンド!

女性ヴォーカリストをフィーチャーしたヘヴィメタルというと、以前はあざといアイドル路線かキワモノという印象が強く、まれに本格的な実力派バンドが登場してクオリティの高い作品を生み出しても、保守的なメタルシーンではなかなか正当な評価を得ることができず、一段下的なポジションとして扱われがちでした。

しかし、マッチョ傾向の強いメタルシーンもジェンダー意識の高まりと細分化とともに多様化が進んだことと、何より歌姫路線のビジネス的な成功が決定的な要因となって、女性ヴォーカリストのグループも幅広いリスナーにこだわりなく支持されるようなご時世になりました。

ここでは女性ヴォーカルが中心となったグループ、女性ヴォーカルをフィーチャーしたバンド、女性メンバーだけで構成されたガールズ/レディースバンドに限定して紹介していきます。

ルーツ編

まずはヘヴィメタル以に活躍していた、女性ロックアーティストの元祖的な存在を紹介します。メタラーも必聴のレジェンドばかりです!

JANIS JOPLIN|ジャニス・ジョプリン

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言わずと知れた女性ロックミュージシャンの草分け的な存在として、かのウッドストック・フェスティバルにも出演したレジェンド。

ブルースなどルーツミュージックのの影響が強いサウンドですが、ヘヴィメタル系も含めたあらゆる女性ミュージシャンからリスペクトを受けています。

JEFFERSON AIRPLANE|ジェファーソン・エアプレイン

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カリスマ女性ヴォーカリストグレイス・スリック(Grace Slick)を擁する、米国ヘヴィサイケデリックロックグループ。
当時のサイケデリックロックシーンは典型的なマッチョ保守的なUSメタルシーンと異なり、リベラルな傾向が強かったので女性フロントマンも少なくありませんでしたが、その中でもシーンを代表する重要バンド。

そのヘヴィなサウンドから、後のメタル/ヘヴィミュージックシーンでも彼らの曲は何度となくカバーされています。

PATTI SMITH|パティ・スミス

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パティ・スミスはニューヨークパンクの女王と呼ばれるアーティストですが、NYシーンの意識高い系らしく過剰にジェンダーを押し出さないアーティスティックな本格派。

パンクとハードロックが重なることの多いNYシーンだけあって、初期メタルバンドのBLUE ÖYSTER CULT(ブルー・オイスター・カルト)ともつながりが深く、音楽的にもパンク/メタルなどのジャンルを超越したオルタナティヴな存在です。

NICO|ニコ

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NICOTHE VELVET UNDERGROUND(ヴェルヴェット・アンダーグラウンド)のヴォーカリストを務めてソロでも活動した、ニューヨークアンダーグラウンドのシンガー。

呪術的でアンニュイなヴォーカルとダークでダウナーなサウンドは、ある意味元祖ゴシッククイーンとでも呼べるような強烈な存在感を発しています。

RUNAWAYS|ランナウェイズ

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70年代に平均年齢16歳でデビューして話題となった、本格的ガールズロックバンドとしてはパイオニア的存在。
アイドル文化のある日本で人気が高まりビッグinジャパン的な存在になるも、当初は下着姿ステージに立つなどキワモノ的な扱いの強い位置づけでしたが、のちに元祖ライオットガール的なアングルで再評価されます。

バンド解散後中心メンバーのジョーン・ジェット(Joan Jett)リタ・フォード(Lita Ford)はソロや自身のバンドで活動を続け、共にUSハードロッククイーン的なポジションについていますが、特にジョーンは、JOAN JETT & BLACK HEARTS(ジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツ)としてロックの殿堂入りも果たしており、レジェンド的存在としてハードロック界のビッグマムとも呼ばれています。

パイオニア編

続いて、初期のヘヴィメタル/ハードロックシーンで女性ヴォーカリスト中心となって結成したバンドや女性メンバーのみのガールズ/レディースググループのパイオニアを紹介します!

DORO / WARLOCK|ドロ / ウォーロック

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DOROことドロ・ペッシュ(Doro Pesch)は、80年代のジャーマンメタルシーンで活躍していた正統派メタルバンドWARLOCKのヴォーカリスト。

後に権利問題でWARLOCK名義が使えなくなってからも、DORO名義のソロプロジェクトとして同様の音楽性で休むことなく活動を続けるメタルクイーンのパイオニア。
アルバムもコンスタントにリリースしつつ、現在も一線で活躍しているリビングレジェンドです。

GIRLSCHOOL|ガールスクール

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NWOBHMムーヴメントの中でMOTORHEADレミーに見出され、妹分バンドとしてデビューしたガールズ/レディースバンド。

ファミリーバンドのMOTORHEADTANK(タンク)などと同様パンキッシュなロックンロールとハードロック/ヘヴィメタルのクロスオーバーサウンドが持ち味です。

メンバーチェンジをくし返しつつも現役で活動を続けており、もはや女性メンバーのみのフルレディースバンドとしては世界最長キャリアを誇る重鎮となっています。

THE GREAT KAT|ザ・グレート・カット

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THE GREAT KATは、ニューヨークの名門ジュリアード音楽院でヴァイオリンを学んだ、女性バカテク変態ギタリストカット(KAT)のソロプロジェクト。

グルーミィなメイクに下着姿で血糊まみれになるという、ショックメタル勢も顔負けのヴィジュアルと女王様系のお下品なパフォーマンスが持ち味で、当然のように一般的にはキワモノ扱いですが一部ではカルトな人気を誇っています。

クラッシック音楽をスラッシュ/デス系のエクストリームメタル風に演奏する作風でを中心活動を続けていますが、様式美系のシンフォニックメタルやプログレッシヴメタルは期待してはいけません。
音色や技法からくるイメージこそ確かにメタルのそれですが、むしろアバンギャルドでジャンクなオルタナティヴロックとして語った方がシックリくるNYアンダーグラウンド的なサウンドです。

HOLY MOSES|ホリー・モーゼス

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HOLY MOSESは元祖女性デスヴォーカリストでエクストリームメタルの女帝とと讃えられるサバイナ(サビーナ)・クラッセン(Sabina Classen)率いるジャーマンデス/スラッシュメタルバンド。

グルーミィながらも女性らしさを失わないエクストリームヴォイスは、近年のデスヴォイトレ系の画一的なスタイルとは全く格が違う凄みを湛えています。

途中メンバー間のイザコザなどによる休止期間を挟みつつも、より現代的なサウンドにパワーアップして復活。サバイナ嬢のヴォーカルも、以前の凄みを微塵も失うことなく絶賛活動中です。

ALL ABOUT EVE|オール・アバウト・イヴ

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ALL ABOUT EVEは80年代のゴシックニューウェイヴシーンでも、ポップでロック的な作風とトラッドミュージック的な要素で、さらに美貌/美声のヴォーカリストジュリアン・リーガン(Julianne Regan)の存在で、フィメイルヴォーカル系プログレのファンまでを含んだ幅広い人気を得ていたバンド。

THE GATHERINGなど、のちのゴシックメタルシーンのアーティストにも、多大な影響を与えています。

Scarlet and Other Stories
プログレロック / アートロック¥1,500オール・アバウト・イヴ

ブレイク編

最後に女性ヴォーカリスト/アーティストを第一線で活躍できるまでに押し上げたバンドや、それ以降に登場したフォロアーたちを紹介します!

THE GATHERING|ザ・ギャザリング

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女性ヴォーカル/女性コーラス導入が一般的な手法として認知されていたゴシックメタルシーンでも、初めてゲストではなくパーマネントメンバーに女性ヴォーカリストを起用して、その歌唱を前面に押し出した作風で活動を続けたバンド。

ゴシックメタルリスナーや一般メタラーのみならず、80年代のALL ABOUT EVEのようにフィメイル系プログレファンなども含めた幅広いリスナーを獲得して、歌姫メタルブームの火付け役となりました。

SKEW SISKIN|スキュー・シスキン

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ヴォーカリストのニナ(Nina C. Alice)を中心に、90年代からドイツで活動を続けるジャーマンハードロックバンド。

MORTORHEAD系のハードロックンロールから、ストーナー風味もあるサイケデリックなヘヴィロックまで音楽性は多岐にわたりますが、常に高品質な作品をリリースし続けており、日本では知名度こそ伸びなかったものの、世界に通じる本格的なロックサウンドと熱量の高いヴォーカルはMOTORHEADレミーのお墨付きで、コラボレーションも実現している実力派です。

CRISIS|クライシス

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個性派ヴォーカリストのカリン・クライシス(Karyn Crisis)を中心とした、ニューヨークのオルタナティヴなエクストリームメタルバンド。

スラッシュ/デスメタル,ハードコア,グルーヴメタルなどのクロスオーバーサウンドで、後のニューメタル/メタルコアのハシリのようなサウンドを完成させていました。

カリンのヴォーカルスタイルはのちに増えるデスヴォイトレしたような類型的なものではなく、もっと生々しさを残したデス寄りのダーティな声とキュートで女性的な声を忙しく行き来する分裂症的な独創的なスタイル。

カリンは、CRISIS解散後アバンギャルドなポスト・ブラックメタルバンドEphel Duath(エッフェル・デウス)に加入。現在はその中心メンバーDavide Tisoと、Karyn Crisis’ Gospel of the Witchesで活動しています。

MY RUIN|マイ・ルーイン

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エミネム,エヴァーラスト,ヴァニラアイスと並んで白人ラッパー四天王(笑)に数えられる、女性ラッパーのテリー・B(Tairrie B)率いるニューメタルバンド。

テリー・Bはニューメタルの黎明期に、HIPHOP界に背を向けメタルシーンに参入。MANHOLE(マンホール)TURA SATANA(トゥラ・サタナ)とメンバーとバンド名を変えつつ活動を続けていましたが、その最終系としてパーマネントバンドになっているのが、MY RUINです。

デビュー当初と比較すると音楽性もヴォーカルスタイルもさらに豊かになった、個性的なエクストリームメタルサウンドを聴かせています。

THE CRANBERRIES|クランベリーズ

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90年代最強の歌姫ドロレス(Dolores O’Riordan)率いるアイルランドのトラッドロックグループ。

UKシーンのみならず世界的な存在となったバンドで、特にドロレスの独特なこぶし回しによるヴォーカルスタイルはメインストリームのHIPHOPやR&Bシーンにまでも影響を及ぼし、フィメイルヴォーカルの典型的スタイルとなっています。

ポップ寄りの作風ながら、ヘヴィメタルに匹敵するヘヴィナンバーやゴシックメタルに通じるエッセンスも持ち合わせた革新的トラッドロックスタイルで、のちのエスニック系ゴシックメタルやトラッドメタルにも多大な影響を与えました。

近年では、ニューメタルバンドBAD WOLVES(バッド・ウルヴス)が彼らの代表曲Zombie(ゾンビ)をカバーしたことでメタラーからも注目を集めました。

ARCH ENEMY|アーチ・エネミィ

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ARCH ENEMYは、初期のスウェーディシュデスメタルバンドCARNAGE(カーネイジ)のマイケル・アモットが、その解散後にメロディ要因として雇われていたCARCASSを脱退して立ち上げたバンド。

CARCASSが生み出したデスメタルとメロディアスなギターソロを自然に融合するノウハウをそのまま拝借して、それをスウェーディシュスタイルに置き換えたサウンドでブレイク。メロデスの代表的バンドに数えられます。

その後、THE GATHERINGなどの歌姫路線の成功に目をつけたマイケルが、初代ヴォーカルのヨハン・リーヴァを解雇して女性デスヴォーカリストのアンジェラ・ゴソウを抜擢。これが功を奏してバンドは世界的なヒットとなり一気にメジャー化します。

個性的なスタイルを持つヨハン復帰を望む声は尽きませんが、歌姫商法に味をしめてアンジェラ脱退時にも再度女性ヴォーカリストのアリッサ・ホワイトを迎えています。

KITTIE|キティー

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KITTIEは“ニューメタル世代のTHE RUNAWAYS”,“早すぎたBABYMETAL”などと呼ばれる、カナダのガールズ/レディースエクストリームメタルバンド。

当時はニューメタルムーヴメントに乗っかったアイドル路線狙いのキワモノバンドというイメージが強く、すぐに消えるだろうというのが大方の見方でしたが、ギター&ヴォーカルのモーガン(Morgan Lander),ドラムのメルセデス(Mercedes Lander)以外は流動的なものの、現在に至るまで女性メンバーのみの構成で活動を続けて20周年を迎えており、確かな実力と本気度の高さを証明しています。

Spit
ハードロック¥1,222Kittie
Oracle
ハードロック¥1,222Kittie

EVANESCENCE|エヴァネッセンス

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EVANESCENCEは女性ヴォーカリストのエイミィ・リー(Amy Lee)を中心として、欧州系のゴシックメタル/シンフォニックメタルを米国メインストリームサウンドにチューニングした作風で一気にブレイク。

デアデビルの映画テーマ曲にも起用されたほか、毎年のようにグラミー賞などの各種音楽賞にもノミネート/受賞を重ねて一世を風靡します。

を米国メインストリームならではのポップネスを持った、US歌姫メタルの旗手/歌モノ系ニューメタルの草分け的存在として、現在もニューメタルシーンの重要バンドのひとつに数えられています。

BABYMETAL|ベビーメタル

BABYMETALは、歌姫メタルブームに便乗したヘヴィメタルギミックの日本のアイドルユニット。
日式の“アイドルカルチャー”、“カワイイカルチャー”の世界的な広がりを背景に海外でも注目を集めて、各国のメタルフェティバルに招聘されたりオープニングアクトに起用されるなど、ビジネス的には成功しています。

デビュー当初より賛否両論は尽きないものの、ヘヴィメタルの認知度アップ/リスナー層拡大には貢献した存在ではあります。

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