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【Wikiに無い!】ハードR&R(ロックンロール)紹介:暗黒R&R 編:必聴バンド16選【ビギナー必見・必聴|ヘヴィメタルジャンル徹底解説】

ヘヴィメタルライヴ中にメロイックサインを掲げるオーディエンスのイメージ ジャンル解説
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ヘヴィメタルに大接近したホラーパンク/サイコビリー

90年代の米国では、METALLICAHがカバーしたことでメタルクラスタにも知名度を高めた、伝説のUSハードコアバンドTHE MISFITS(ミスフィッツ)が活動再開するというサプライズがあり、メタルファンからも高い支持を集めました。

その流れでNEKROMANTIX(ネクロマンティックス)TIGER ARMY(タイガー・アーミー)のようなハードな新世代サイコビリーも含め、ホラーテイストのロックロールバンドが注目を浴びるようになります。

ホラーパンク

前述のとおり、ミュージックシーンのホラーギミックという存在は古くからあり、ルーツミュージクにまでさかのぼれます。パンクムーヴメントの中でそのエンタメ的ホラー要素を取り入れたのが、英国3大パンクのひとつTHE DAMNEDでした。

さらにアメリカ的なエンタメ色を強めつつ、よりハードなサウンドでそのスタイルを再解釈したのがTHE MISFITSを筆頭としたるホラーパンク勢です。

90年代には、ヘヴィメタルからの影響も強いハードコア/メロコアの世界的なブームという追い風もあり、なんと解散状態にあったホラーパンクのカリスマTHE MISFITSが復活。
その影響もあってヘヴィメタルをルーツに持つバンドも多いホラーパンクやサイコビリーのシーンも活性化していきました。

THE MISFITS|ミスフィッツ

METALLICAがカバー曲を発表したことでメタルファンにも広く知られるようになった伝説のホラーパンク/ハードコアバンド。

パンクファッションやロックTシャツが流行った時期に著名人もこぞって彼らのTシャツを着ていたので、イメージキャラクター「クリムゾン・ゴースト」だけは見たことがある人も多いはず。

ヴォーカルのグレン・ダンジグは、ゴシックホラーテイストの強い本人名義のハードロック/ヘヴィロックバンドDANZIGとして活動しており、復活には消極的だったため、残りのメンバーは新ヴォーカルを迎えてよりハード&メタリックなサウンドで活動再開します。その後、喧嘩別れしたダンジグと和解。現在は再びヴォーカルに迎えています。

ELECTRIC FRANKENSTEIN|エレクトリック・フランケンシュタイン

バンド名のとおり、フランケンシュタインのモンスターをいバンドキャラクターにした、アメリカのホラーパンクバンドで、ADRENALIN O.D.らハードコア/ポストパンクシーンのミュージシャンによって結成されています。
ヘヴィメタル/ハードロックのエッセンスが濃厚なガレージパンクサウンドが持ち味としており、メロコアブームやガレージロックリバイバル、イメージやコンセプトに共通点の多いTHE MISFITSのブレイクも追い風となって、90年代には大きく知名度を上げることになります。

TURBONEGRO|ターボネグロ

幅広いバックグラウンドを持り自ら“デスパンク”と称する、見た目が“ホラー”なグラムビジュアル変態系ハードロックンロールバンド。ジャンクでスカムなアングラテイストのサウンドからスタートして、BLUE ÖYSTER CULTのメソッドに倣ったというダークな中にもポップでメロディを導入したスタイルを試みます。

その後、さらにポップネスを強化したメジャー感のある作風へ移行したことで本国で大ヒット、さらに北欧ロックンロールブームの追い風も受けて、欧州を中心に他の地域でも準メジャー級のソコソコの知名度を獲得することになりました。

サイコビリー

サイコビリーはアメリカンオールディーズに欠かせないロカビリーのサブジャンルにしてホラーパンクの姉妹ジャンルともいえる音楽で、やはりホラー/オカルト的なギミックや世界観が特徴です。

ロカビリー同様ウッドベースを要としたアコースティック編成が多くメタリックな重量感は得られませんが、近年はプラグインしたエレクトリック体制のバンドも増えています。新世代のサイコビリーバンドの中にはヘヴィメタルに影響を受けたバンドも多く、ヘヴィメタルナンバーをカバーすることもありました。

これらは過去のバンドと比べるとサウンドもハードかつヘヴィで、ドライヴするサウンドに加えキャッチーなメロディを聞かせるものも多く、メロディック・パンクと同様にメロディックパワーメタルに近い感触を持つバンドも存在します。

NEKROMANTIX|ネクロマンティックス

棺桶型のウッドベースをトレードマークにホラーテーマのサウンドを展開する、デンマークのサイコビリーバンド。
中心人物のキム・ネクロマンがロカビリーバンド出身ということもあってか、比較的オールドスクールなサウンドを持ち味としています。

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TIGER ARMY|タイガー・アーミー

フロントマンのニック13を中心に、メロコアブーム/ガレージロックリバイバルの最中にデビューを果たした、サイコビリーバンドとしては比較的後発のバンド。
サウンドもハードコア的なスピード感やヘヴィメタル的なヘヴィネスをも持っており、ロカビリー化したTHE MISFITSという印象もありました。特に初期はその傾向が強く、後年はややオーガニックでソフトなサウンドへの変化が見えます。

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HELLBENT|ヘルベント

90年代に世界一ヘヴィメタリックなサイコビリーとして名を馳せた、国産サイコビリーバンド。
スラッシュメタルやハードコアをバックグラウンドに持った、デッスンロールにも通じるエクストリームでロッキンサウンドが特徴で、IRON MAIDENのカバーもレパートリーに加えていました。

MAD MONGOLS|マッド・モンゴルズ

90年代突入とともに活動をスタートした、国産サイコビリーの元祖とも呼ばれるグループ。早期に海外展開も行っており、ヨーロッパでは日本以上の知名度を誇ります。
ホラーパンク/サイコビリーにつきもののスカルメイクを施し、ダークなホラーテイストを持ち味としたサウンドは海外勢にも引けを取りません。。

デスマーチ艦隊|ですまーちかんたい

現在は日本風俗ロックバンドとして活動中の、ダイナマイト和尚を中心とした“浅草ジンタ”の前進にあたるバンド。
アート志向のメンバーによるキッチュなビジュアルと、レトロな和風テイストと和風ホラーテイストを持った、コミックサイコビリーを持ち味としていました。

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