★ DARK TRANQUILLITY (ダーク・トランキュリティ) ディコグラフィー ★ このアルバムがスゴイ!?|スウェディッシュ・メロディック・デスメタルの原点にして最高峰たる孤高のオリジネイター!……必聴のオススメアルバムは?

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デスメタルに初めて本格的メロディを導入して激情的かつ叙情的なメロディック・デスメタルを確立、シーンにパラダイムシフトを巻き起こした、スウェディッシュ・メロデスのオリジネイター!!

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DARK TRANQUILLITY(ダーク・トランキュリティ)は、スウェーデンのメロディック・デスメタル・バンド。

DARK TRANQUILLITYは元祖メロデス!?

DARK TRANQUILLITYは、メロディック・デスメタルのパイオニアと見なされ、黎明期のシーンを牽引してきたバンドのひとつ。
デビュー以前には〈SEPTIC BROILER〉名義で活動しており、そこではミカエル・スタンネ(当時ギター担当)と、現〈IN FLAMES〉のアンダース・フリーデンの2人のフロントマンもそろって在籍していました。

デスメタルにメロディーを導入する動きそのものは、DARK TRANQUILLITYのデビュー以前より試みられていたもので、特にスウェーデンなどの北欧シーンはその傾向が顕著な地域であり、少なくない実例が確認できます。
しかし、それらは、ひとつのエッセンスとしてアクセント的に、あるいは演出効果のために部分的に用いるにとどまっていました。

本格的に楽曲の中核をなす要素として全面的にフィーチャーする手法を実践して、作品に仕上げたという意味では、DARK TRANQUILLITYこそが、『メロディック・デスメタル』を確立させたオリジネイターと言ってもいいでしょう。

イエテボリの出世頭IN FLAMESは兄弟バンド!?

DARK TRANQUILLITYは、同じくメロディック・デスメタル黎明期にその中核にあった、〈AT THE GATES〉や〈IN FLAMES〉と同じく、スウェーデンの都市イエテボリを拠点としています。

これらのによって確立された音楽性は『イエテボリ・スタイル』と称され、メロディック・デスメタルの代名詞的なスタイルとして、後に欧州各国から英米に至るまで広く注目を集め、シーン全体にその影響を伝播させることになります。

またDARK TRANQUILLITYと、それに続いた後続グループの〈IN FLAMES〉とは、ある意味では兄弟バンドに近い関係性にありました。

初期は〈IN FLAMES〉の1stアルバムでは、DARK TRANQUILLITYではギターを担当していたミカエル・スタンネが、サポートとしてヴォーカルをつとめたほか、2ndアルバムからは初代ヴォーカリストのアンダース・フリーデンが移籍して、正式に〈IN FLAMES〉のパーマネンドなヴォーカリストとして着任していいます。

さらにスタンネは、〈IN FLAMES〉の初期メンバーによって2021年結成された〈THE HALO EFFECT〉でもフロントマンを務めているほか、パワーメタル・バンド〈HAMMERFALL〉の立ち上げにも、やはり〈IN FLAMES〉のメンバーとともに関わっています。

DARK TRANQUILLITYが生んだメロデスとは!?

DARK TRANQUILLITYの音楽的な手法は、短いメロデイをそのままリフに転用、あるいはメロディを基にしたコード進行をリフに用いることよる、メロディアスなリフワークを楽曲の軸とするもの。

この手法により、部分的にメロディパートを挿入したり、メロディ合うなギターソロを多用することでメロディを印象付けるといった、過去にも見られた演出的なメロディ手法を用いたデスメタルとは、全く異なる独自のスタイルを創造しています。

またそのメロディも、トラッド・ミュージックやニューウェイヴなどに由来する、独自のエモーショナルな個性を確立しており、旧来のヘヴィメタルに見られる、クラシカル路線やマーケティング主導のラヴバラードにものとは、全く異質なスタイルとなっています。

DARK TRANQUILLITYのシーンでの評価は!?

新たなジャンル/スタイルの先駆者ゆえに、あまり早過ぎて音楽性が幅広いユーザーに受け入れられず、長くマイナーな位置にとどまってしまう。
むしろ、後続のフォロアー達の方が、より大衆化されて世に出るタイミングもベストなために、うまく波に乗って先んじてブレイクしてしまい、パイオニアが後塵を排することになる…。

こういった『オリジネイターの不遇』は、各ジャンルで先駆者が見舞われがちな不幸ですが、DARK TRANQUILLITYを取り巻く状況はまさしくこれに当てはまります。

特に日本においては、メディアの後押しの影響もあってそれが顕著で、メロディック・デスメタルのブームの中では、〈IN FLAMES〉や〈ARCH ENEMY〉を中心とした後発グループにスポットが当たりがちであり、DARK TRANQUILLITYはかなり過小評価の傾向にあり、した。

のちに、リテラシーの高いリスナーを中心に正当な評価も進みますが、現在も、特に日本などではその実績に見合う評価を得ているかどうかは疑問です。

DARK TRANQUILLITYのゴシックメタル展開!?

DARK TRANQUILLITYは、4thアルバム『Projector』からの一時期、アグレッションを抑えて耽美性を押し出した、ダウンテンポ気味のゴシックメタル寄りのスタイルを軸とする展開を行いっており、これは、音楽性と完成度の両面で賛否両論を巻き起こします。

ただし、ゴシックメタル風のアプローチ自体は、デビュー当初から見られるもので、女性ヴォーカルを交えたトラッド・ゴシック/フォーク・ゴシック風のアプローチを実践しており、特に唐突なものでも予想外のものではありませんでした。

そもそも、スウェーデンを含む北欧シーンにおいては、メロディック・デスメタルとゴシックメタルの音楽性の差異が、“曲のテンンポが速いか遅いか”程度でしかない…というケースは、とりたてて異例なものではなく、〈TIAMAT〉,〈THERION〉,〈AMORPHIS〉,〈SENTENCED〉,〈OPETH〉,〈KATATONIA〉などのように、双方のジャンルの音楽性を併せ持っていたり、両ジャンルの間を行き来しするグループは多々見られます。

DARK TRANQUILLITYは、のちにメロディック・デスメタル路線に回帰しますが、その後もゴシックメタル路線の楽曲やその要素が、作品の随所に織り交ぜられたスタイルが中心となっています。

DARK TRANQUILLITYの活動状況は?

DARK TRANQUILLITYは、何度名のメンバーの入れ替えや、キーボーディストのマーティン・ブランドストロームの追加などがありましたが、中心メンバーは変わることなく大きなブランクも無しにコンスタントな活動を続け、バブル化したメロデスシーンにも染まらず埋没せずの一線を画したスタンスで孤高の地位を築いています。

しかし、2016年の、バンドの中核だったマーティン・ヘンリクソン(Gt.Ba.)にはじまり、ニクラス・スンディン(Gt.),アンダース・ジヴァープ(Dr.)た創設メンバーが続々と脱退。

現在は、オリジナル・メンバーはミカエル・スタンネのみとなり、後任メンバーには、“アモット弟”ことクリストファー・アモット(Gt.)と、〈NONEXIST〉や〈SKYFIRE〉に在籍したヨハン・レインホルツ(Gt.)という〈ARCH ENEMY〉系の人脈を迎えて活動を行っています。

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