★ METAL CHURCH(メタル・チャーチ)ディコグラフィー ★ このアルバムがスゴイ!?|スラッシーでパワフルなサウンドでアメリカンパワーメタルを牽引したストロングスタイルの実力派!!…必聴アルバムは?

METAL CHURCH_Logo ◆ M, N

パワーメタルとスラッシュメタルが密接なアメリカならではのソリッドでパワフルなストロングスタイルパワーメタルサウンドでアメリカンパワーメタルを牽引し続けた実力派!!

METAL CHURCH(メタル・チャーチ)は、ギタリストのカート・ヴァンダーフーフを中心としたグループで、アメリカンパワーメタルとしては特に高い知名度を持ち、VICIOUS RUMORS(ヴィシャス・ルーマーズ)らと並んでシーン代表するグループのひとつ。当初はスラッシュメタルのメッカであるサンフランシスコで結成されましたが、結成ごすぐにワシントン州2拠点を移しています。

METAL CHURCHはいろいろな面で、パワーメタル/スピードメタルとスラッシュメタルの距離が近く、両ジャンルの間がグラデーション状になっている米国シーンを象徴するようなバンド。
音楽的にはオールドスクールなヘヴィメタルに則したパワーメタルでありながら、特に最初期はスラッシュメタルに通じるアグレッションやスラッシーなリフワークを持ち味としていたことや、ベイエリア出身ということでMETALLICAらスラッシュメタル人脈ともつながりが深いことから、スラッシュメタルとして語られツアーに同行することも多々ありました。
METALLICAのドラマーラーズ・ウルリッヒがMETAL CHURCHのオーディションを受けていたというエピソードは、それを象徴するものとしてよく知られています。

のちにパワーメタル/スピードメタルの主流のスタイルとなる“ジャーマンパワーメタル=メロデックパワーメタル”とは異なる、メロディに頼らないストロングスタイルのアメリカンパワーメタルの代表格として、80年代にはメジャーレーベルの傘下に属して比較的高い人気と知名度を持っていました。

しかし、グランジやグルーヴメタルのメインストリーム化やデスメタルの台頭などといった、1990年前後のヘヴィミュージックの変革期を乗り越えずことはできず失速気味となり、ヴォーカリストのマイク・ハウのだった芋引き金となってそのまま1995年には解散。
その後再結成するも、作品クオリティの面でもセールス面でも全盛期の勢いを取り戻すことはできず、フロントマンのデビッドウェインの逝去などもあって2009年には再び解散。
2012年には再起を決して再び活動再開。比較的コンスタントな作品リリースを続けています。

METAL CHURCH|DISCOGRAPHY

Metal Church|メタル・チャーチ

METAL CHURCH_Metal_Church

オリジナルアルバム – 1作目 (1984年)

NWOBHM…というよりもMOTORHEADあたりの影響も感じさせる、ロッキンなストロングスタイル・パワーメタルサウンド。リフはスラッシーではあるものの、スラッシュメタルの枠で語れるかは疑問。しかし、アグレッションは最初期のANTHRAXやOVERKILLに次ぐ程度に達した曲があることを考えれば、もしかしたらスラッシュメタルへ進化する未来もあったのかもあしれません。
いずれにせよ、彼らのアルバムの中ではもっとも勢いがあって、熱量を感じることのできるアルバムです。

パワメタ度:★★★★★|オースク度:★★★☆☆|スラッシュ度:★★★★☆
ポップネス:★★★☆☆|スピード:★★★☆☆|総合評価:★★★★☆

殿堂入り 代表作 入門盤

The Dark|ザ・ダーク

METAL CHURCH_The_Dark

オリジナルアルバム – 2作目 (1986年)

ファストチューンはクオリティが高く名曲認定もやぶさかではないものの、前作よりやや少なくなってしまい、しかも後半に固まっているため、アルバムとしては勢いとメリハリを欠いたアンバランスな仕上がり。ミッドテンポがキラーチューンぞろいであれば救われるのですが、せいぜいがソコソコレベルの曲が1〜2曲ある以外は全体的に不出来で明確な駄曲も目につきます。
そんな諸々込みで及第点レベルには達しているおり、比較的人気度の高いアルバムで初期の代表作と呼ぶ声も少なくありませんが、前作と比較すると一枚以上落ちる仕上がりです。

パワメタ度:★★★★★|オースク度:★★★☆☆|スラッシュ度:★★★☆☆
ポップネス:★★☆☆☆|スピード:★★☆☆☆|総合評価:★★★★☆

代表作 入門盤

Blessing in Disguise|ブレッシング・イン・ディスガイズ

METAL CHURCH_Blessing_in_Disguise

オリジナルアルバム – 3作目 (1989年)

METAL CHURCHの弱点は楽曲に半数以上がミッドチューンにもかかわらず、それらのクオリティが低めで魅力にかけること。ここでもそれは変わらないどころか、全体的に無駄な長尺傾向にあり複雑化したものの、技量が伴わずクオリティがさらに落ち込んでいます。
全作同様ファストチューンが終盤に集中していますが、そんなザマなので終盤まで間が持ちませんし、せっかくそこまで届いても肝心のファストチューンが過去作と比較して一枚落ちるため盛り上がりに欠けます。

パワメタ度:★★★★★|オースク度:★★☆☆☆|スラッシュ度:★★★☆☆
ポップネス:★☆☆☆☆|スピード:★★☆☆☆|総合評価:★★★☆☆

代表作 賛否両論 スルメ盤 実験作

The Human Factor|ザ・ヒューマン・ファクター

METAL CHURCH_The_Human_Factor

オリジナルアルバム – 4作目 (1991年)

前作よりコンパクトでポップな作風になり、ミッドテンポの弱さも気にならず目立ったアラも少ないため、楽曲のアベレージとトータルの完成度は向上しています。
スラッシーなリフを持つパワーメタルも残っているものの、ややオールドスクールなヘヴィメタル/ハードロックのエッセンスが濃くなったあたりが、好みの分かれるところでしょうが、彼らをスラッシュメタルでなくパワーメタルと認識していればさほど問題ではないでしょう。楽曲面でやや決め手には欠けますが、高水準なパワーメタルアルバムです。

パワメタ度:★★★★★|オースク度:★★★☆☆|スラッシュ度:★★☆☆☆
ポップネス:★★★☆☆|スピード:★★★☆☆|総合評価:★★★★☆

入門盤 賛否両論 通好み

Hanging in the Balance|ハンギング・イン・ザ・バランス

METAL CHURCH_Hanging_in_the_Balance

オリジナルアルバム – 5作目 (1993年)

リアルタイムではオールドファンを中心に低評価を集めて駄作認定されていましたが、後年メタル史上有数の“過小評価アルバム”として再評価が進み、現在では最高傑作の呼び声も聞こえるアルバムとなりました。
不評の原因としては、スラッシュテイストが薄れたこと、ファストナンバーが少なくなったこと、ジャケットがカートゥーン調のユーモラスなものだということなどが挙げられますが、結局のところ90年代前半の「作風が変わったら全部ダメ!」という空気に飲まれ正当評価ができなかっただけでしょう。
前作を踏襲しつつもオールドスクール寄りのスタイルをさらに推し進めており、彼らの弱点だったミッドテンポ主体でポップネスを増した歌モノが中心となっていますが、ミッドチューンは前作からさらに強化されて信じられないほど見事な楽曲が並んでおり、一寸の隙もないアルバムに仕上がっています。

パワメタ度:★★★★★|オースク度:★★★★☆|スラッシュ度:★☆☆☆☆
ポップネス:★★★★☆|スピード:★★☆☆☆|総合評価:★★★★★

殿堂入り 入門盤 賛否両論 実験作

Masterpeace|マスターピース

METAL CHURCH_Masterpeace

オリジナルアルバム – 6作目 (1999年)

The Weight of the World|ザ・ウェイト・オブ・ザ・ワールド

METAL CHURCH_The_Weight_of_the_World

オリジナルアルバム – 7作目 (2004年)

A Light in the Dark|ア・ライト・イン・ザ・ダーク

METAL CHURCH_A_Light_in_the_Dark

オリジナルアルバム – 8作目 (2006年)

This Present Wasteland|ディス・プレゼント・ウェストランド

METAL CHURCH_This_Present_Wasteland

オリジナルアルバム – 9作目 (2008年)

Generation Nothing|ジェネレーション・ナッシング

METAL CHURCH_Generation_Nothing

オリジナルアルバム – 10作目 (2013年)

XI|イレヴン

METAL CHURCH_XI

オリジナルアルバム – 11作目 (2016年)

Damned If You Do|ダムド・イフ・ユー・ドゥ

METAL CHURCH_Damned_If_You_Do

オリジナルアルバム – 12作目 (2018年)

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