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★ NIRVANA(ニルヴァーナ) + FOO FIGHTERS(フー・ファイターズ) etc ディスコグラフィー ★ このアルバムがスゴイ!?|最も有名なグランジ・バンドとして伝説となった90年代アメリカン・ロックの重要グループ!!…必聴アルバムは?

NIRVANA_Logo ◆ D, E, F, G
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NIRVANA|DISCOGRAPHY

Bleach|ブリーチ

NIRVANA_Bleach

オリジナルアルバム – 1作目 (1989年)

USオルタナティヴロックの名門レーベル、『サブポップ(SUB POP)』からリリースされたデビュー作。
まだデイヴ・グロールは加入前で、ここでは前任のチャド・チャニングがドラムスを担当しています。

BLACK SABBATHなどの70年代ヘヴィサウンドや、それをデフォルメしたBLACK FLUG(ブラック・フラッグ)やMELVINS(メルヴィンズ)からの影響が特徴的な音楽性は、ドゥーム/スラッジにも通じるヘヴィロックであり、ヘヴィメタル/ハードロックのエッセンスが濃厚。

そのサウンド自体に新奇性はないとはいえ、BLACK FLUGやMELVINSには感じられない特異なポップセンスは、やはり彼ら固有の個性と言わざるをえないものであり、結果的に、それがNIRVANAをブレイクへと導くことにもなります。

次作と比較すると、いかにも80年代USオルタナ的な作風は、アングラ感が濃密で、サウンドもジャンクでノイジーなものですが、初期衝動をお題目にただ楽器をかき鳴らしているだけのバンドとは、すでに完全に異なるステージにあると言っていいでしょう。

同じ聴き手を選ぶ作風でも、放っておいてもファンが意味付けをしてくれる『In Utero(3rd)』と異なり、あまり顧みられることのない傾向にあり、今の視点で見れば3rd以上に再評価されてしかるべきアルバムです。

オルタナ度:★★★☆☆|ハドロク度:★★★★★|パンク度:★★★☆☆
ダウナー度:★★☆☆☆|ヘヴィネス:★★★★★|総合評価:★★★★★+

殿堂入り 通好み スルメ盤

Nevermind|ネヴァーマインド

NIRVANA_Nevermind

オリジナルアルバム – 2作目 (1991年)

ハードコアを通過したグランジ世代ならではの、パンキッシュな荒々しさを持ったハードロックに、メインストリームでも通用するポップネスと、陰鬱なエモーショナルを巧みに融合させたサウンド。

新世代ハードロックたる90年代グランジ名盤群の中でも、本作はアングラ感とメジャー感が絶妙なバランスで同居しており、ポップセンスという意味でも特に群を抜いたものです。

ベクトルこそ違えど、そのフック満載の楽曲は彼らが嫌悪する80年代商業主義の象徴、グラムメタル/ヘアメタルに匹敵するものだったというアンビバレントな事態も、コベインにとっては大きなジレンマだったのかもしれません。

グランジBIG4の作品としては、ALICE IN CHAINSの“Dart”、PEARL JAMの“Vs.”、 SOUNDGARDENの“Superunknown”と並んで90年代を象徴するアルバムで、これらは、そのいずれもが“超”をつけるだけでは足りない規格外の名盤ですが、大ヒットの枠を超えて社会現象にまで発展したのは本作のみ。

今でこそ、グランジ界隈で唯一生き残ったPEARL JAM系が幅を利かせ、そのクローンが跋扈する状況ですが、当時はこのアルバムに影響を受けたアルバムの量産が続けられていました。
かのパロディ音楽の大家アル・ヤンコビックも、ジャケットごと大ネタとして取り上げたほか、パロディ・ジャケットも多数登場。
それだけでも、ケタ違いの波及力がうかがい知れようというものです。

なまじ知名度と評価がバカ高いだけに期待値も高まり、その反動で「過大評価」と断ずる向きも目立ちますが、何はともあれ、ハード/ヘヴィなサウンドを嗜好する…ましてや(ポスト)グランジ好きを自認するリスナーにとっては、もはや基礎教養の域に来ています。

オルタナ度:★★★★☆|ハドロク度:★★★★★|パンク度:★★★★☆
ダウナー度:★★★☆☆|ヘヴィネス:★★★★☆|総合評価:★★★★★+

殿堂入り 代表作 入門盤 賛否両論 実験作

「Nevermind (Super Deluxe Version)」リンクが見つかりませんでした。: (WP Applink)

In Utero|イン・ユーテロ

NIRVANA_In_Utero

オリジナルアルバム – 3作目 (1993年)

アンチ・メインストリームな姿勢から、前作で最大限まで発揮されたポップネスや、1stのドゥーム/スラッジ的ヘヴィネスといった、NIRVANA本来の持ち味であるキャッチーな要素を、意識して極力抑えたようなる鬱屈を感じられるアルバム。

しかし、確かに鬱々とした自虐的な作風ではあるとはいえ、楽曲は十分にキャッチーな仕上がりで、コベインが消そうとしても消せない本質とも言えるポップネスやヘヴィネスは、確実にアルバム全体を支配しています。
コベインが抱える“ポップの業”がじわじわと侵食してきて、アンビバレントな感覚を誘う、なんとも因果な作品です。

評価については、前作の予想外の大ヒットに対する反発としての、アンチ・コマーシャリズムやコベインの内省性など、作家的な色合いが強く出たメジャー性の低い作風から、賛否二極化の傾向があります。
コベインの死までを作品の一環としてそのこだわりと作家性、アングラなインディーズ感覚を評価する熱心なファンや、ヒットし過ぎた前作に反発を感じるリスナーなどからは特に人気の高い作品です。
もっとも、もしこの後も活動/リリースが続いていたなら、コベイン鬱時のセラピー作品として、“よく言えば通好みなアルバム”程度の位置に落ち着いたかもしれません。

何より本作最大のトピックは、スティーヴ・アルビニ(Steve Albini)をプロデューサーに起用して、世に知らしめたことでしょう。
アルビニは、米国のPIXIES, HELMET, THE JESUS LIZARD, SLINTをはじめ、スウェーデンのUNION CARBIDE PRODUCTIONSや日本のZENI GEVAまで、様々なオルタナティヴ系バンドのプロデュース、エンジニアリングを手がけ、本人もBIG BLACK, RAPEMAN, SHELLACとして活動する人物。
本作への起用によって一気に知名度が拡大し、カリスマ・プロデューサーとしても活動の幅を広げてゆくことになります。

オルタナ度:★★★★★|ハドロク度:★★☆☆☆|パンク度:★★★☆☆
ダウナー度:★★★★☆|ヘヴィネス:★★☆☆☆|総合評価:★★★★★

代表作 賛否両論 スルメ盤

MTV Unplugged in New York|MTV アンプラグド・イン・ニューヨーク

NIRVANA_MTV_Unplugged_in_New_York

ライヴアルバム (1994年)

音楽専門ケーブテレビの代表格MTVの名物として人気を博していた、様々なアーティストがアコースティックアレンジで送るライヴ番組企画、『MTVアンプラグド』の音源を商品化したシリーズのひとつ。

From the Muddy Banks of the Wishkah|フロム・ザ・マディ・バンクス・オブ・ウィシュカー

NIRVANA_From_the_Muddy_Banks_of_the_Wishkah

ライヴアルバム (1996年)

Hormoaning|ホルモウニング

NIRVANA_Hormoaning

コンピレーションアルバム (1992年)

当初は日本とオーストラリアのみのリリースで、早くに廃盤になっていたためプレミアが付いていたタイトル。6曲20分足らずのミニアルバムながら一時期は5桁の値もついていましたが、再発されたこともあって相場はかなり落ち着いています。

Incesticide|インセスティサイド

NIRVANA_Incesticide

コンピレーションアルバム (1992年)

主にインディーズ時代のシングルやB面曲, 未発表曲やカバー曲などを集めた企画盤。

Incesticide
オルタナティブ¥1,528ニルヴァーナ
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