Contents
- 1アメリカン・メタル・バンドながら欧州的メロディ満載のサウンドが日本で圧倒的な支持を得た“ビッグ・イン・ジャパン”は、度重なるメンバー・チェンジと本国での影の薄さにも負けずに時代をサバイヴ!!
- 1...1アメリカン・ヘヴィメタルのパイオニア!?
- 1...2アメリカでは異色のヨーロピアン・スタイル!?
- 1...3日本ではアイドルがカバーするほどの人気!?
- 1...4創設メンバーを失った出入りの激しいバンド!?
- 1...5アザラシ男『ジョニー』がトレードマーク!?
- 1.1RIOT|DISCOGRAPHY
- 1.1.1Rock City|ロック・シティ:怒りの廃墟
- 1.1.2Narita|ナリタ
- 1.1.3Fire Down Under|ファイア・ダウン・アンダー:非常警戒
- 1.1.4Restless Breed|レストレス・ブリード
- 1.1.5Born in America|ボーン・イン・アメリカ
- 1.1.6Thundersteel|サンダースティール
- 1.1.7The Privilege of Power|ザ・プリヴィレイジ・オブ・パワー
- 1.1.8Nightbreaker|ナイトブレイカー
- 1.1.9The Brethren of the Long House|ザ・ブレスレン・オブ・ザ・ロング・ハウス
- 1.1.10Inishmore|イニッシュモア
- 1.1.11Sons of Society|サンズ・オブ・ソサエティ
- 1.1.12Through the Storm|スロウ・ザ・ストーム
- 1.1.13Army of One|アーミィ・オブ・ワン
- 1.1.14Immortal Soul|イモータル・ソウル
- 1.1.15Unleash the Fire|アンリーシュ・ザ・ファイア
- 1.1.16Armor of Light|アーマー・オブ・ライト
- 1.1RIOTはどれから聴けばいいの?ライターおすすめアルバム!
- 1.1.16.1定番:パワーメタル期のオススメは!?
- 1.1.16.2定番:初期ハードロック時代のオススメは!?
- 1.1.16.3ゼロ年代以降の人気作のオススメは!?
- 1.1.16.4通好みの逸品のオススメは!?
RIOTはどれから聴けばいいの?ライターおすすめアルバム!
RIOTは時期によって音楽性が変わるので、メロディック様式美系に多い「適当にどれを選んでOK」というセオリーは当てはまりません。
基本的に初期は、ブルーズ, ロックンロールなどがルーツの、アメリカン・ハードロックがベースとなっているため、アメリカンなエッセンスが色濃くメタル色は薄め。後期になるほどに、メタル色とヨーロピアンテイストが強まってゆきます。
定番:パワーメタル期のオススメは!?
現代にも通じるパワーメタル路線なら、RIOTの最高傑作と名高い人気アルバム『Thundersteel(6th)』でトドメをさします。後年のパワーメタル路線は、全てこのアルバムのコピーとさえ言われています。
忘れられがちな『The Privilege of Power(7th)』も見逃せません。
曲頭の眺めのSEが気になるものの、楽曲は『Thundersteel(6th)』を上回ろうかという粒ぞろいで、これもまた、パワーメタルの名盤と言えます。
定番:初期ハードロック時代のオススメは!?
ハードロック時代のオススメなら、彼らのキャリアでも一二を争う代表曲でメタル史に残る名曲を含む代表作『Rock City(1st)』と、やはり代表曲を含み総合力では(1st)を上回る『Narita(2nd)』、その陰に隠れがちですが初期の名盤と名高い『Fire Down Under(3rd)』。
この初期3作はどれも要チェックの必聴盤ですが、パワーメタル路線に慣れたメタルファンは、ファストチューンが充実の『Fire Down Under(3rd)』が入りやすいでしょう。
ゼロ年代以降の人気作のオススメは!?
新し目のアルバムでは、トニー・ムーアが復帰した『Immortal Soul(14th)』や、RIOT V体制で2作目の『Armor of Light(16th)』あたりが、『Thundersteel(6th)』の再来として人気です。
現代的なメロパワ要素が強まったことでオールドファンには賛否両論ですが、新しいリスナーの入り口にはいいかもしれません。
通好みの逸品のオススメは!?
変化球としては、オーガニックなハードロック的なサウンドと音質で評価が割れがちな『The Brethren of the Long House(9th)』は、派手さはないものの完成度ではトップを狙える、通好みの隠れた名盤です。
また、ミッドテンポ主体のアメリカン・メタル路線が一般には不評の、『Restless Breed(4th)』と『Born in America(5th)』も、骨太な大陸型ヘヴィサウンドがイケる口なら押さえておきたい、これまた通好みな逸品です。