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★【Wikiに無い!】ミクスチャー/ラップメタル/ファンクメタル紹介:オールドスクール+個性派 編:基礎知識&各国の代表的バンド:59選【ビギナー必見・必聴|ヘヴィメタルジャンル徹底解説】

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各国ミクスチャー事情と重要バンド紹介:Chapter.1

ここからは、ロックシーンを持つ世界主要各国のミクスチャー事情と、主要バンドを紹介します。

※バンド紹介には、時代背景の参考にアルバムデビュー年を併記してありますが、活動のスタートやEP/シングルでのデビューは、さらに数年さかのぼります。

アメリカの代表的ミクスチャー・バンド:ジャンル別

ブラックミュージックの本場アメリカは、『ミクスチャー』の中心地として、80年代後半から数多くのグループが登場して群雄割拠の状態が続いていました。

それらは大きく分けると、オルタナティヴロックムーヴメントのくくりで扱われるファンク/ラップロックグループと、クロスオーバー・スラッシュの流れにあるよりヘヴィメタリックなファンク/ラップメタルグループがあります。

さらには、そこにグルーヴメタルとも交差して、互いに入り混じり影響を与え合った結果、ヘヴィなグルーヴを持った独自の新世代ヘヴィ・ミクスチャー・サウンドが続々と登場。シーンを革新してゆきます。

この流れは、最終的にニューメタルムーヴメントの一環としての、“第二次ラップメタルブーム”へとつながることになりますが、それについては別記事で詳細解説しているので、ここではニューメタル登場以前の世代を中心にピックアップしています。

アメリカ|United States|オルタナティヴ・ロック系 第1世代:6選

80年代中期のUSオルタナティヴロックの黎明期から90年前後の全盛期にわたって、その中核としてシーンを支えた第1世代にあたるグループ。

グランジ, ジャンク/ノイズロック, ポストハードコア, サイケリバイバルなど、諸々のアンチコマーシャルなジャンル/バンドの全てがオルタナティヴ・ロックとして集約されていた時代で、ミクスチャー・ロックもその中のひとつに数えられていました。

この時期はファンクロック・スタイルが主流で、本格的にヒップホップに手を伸ばしたラップロック・スタイルはまだ異例の存在でした。

01:THE RED HOT CHILI PEPPERS|レッド・ホット・チリ・ペッパーズ

アルバムデビュー:1984年

“レッチリ”ことTHE RED HOT CHILI PEPPERSは、名実ともに、USオルタナ系『ミクスチャーロック』のパイオニアにして、世界的にもトップの知名度を持つシーンの代名詞的グループ。

当初は、ポスト・パンク系ファンクロックの流れにあるスタイルでしたが、作品を重ねる中で、ラップ風ヴォーカルを導入したヘヴィ&グルーヴィーなファンクメタルに到達。『ミクスチャーロック/メタル』のひとつの定型スタイルを築きました。

90年代末からは、よりポピュラリティを重視した普遍的なアメリカン・アリーナロック・サウンドを追求するようになり、立ち位置だけでなく音楽性までも、オルタナティヴ・ロックからメインストリーム・ロックへと移行しています。

02  FAITH NO MORE|フェイス・ノー・モア

アルバムデビュー:1985年

FAITH NO MOREは、オルタナティヴ・ロック系『ミクスチャー・ロック』としては、THE RED HOT CHILI PEPPERSと並ぶ古参バンド。

デビュー以来ファンクロック・スタイルで活動してましたが、二代目ヴォーカリストとしてマイク・パットンが加入後は、その影響もあって、ヴォイス・パフォーマンス系の多彩な歌唱を駆使した、前衛志向のプログレ的作風を。
結果的にブラックミュージックの要素は薄まってゆき、初期の『ミクスチャー』サウンドからは遠ざかったスタイルを展開する流れになります。

FAITH NO MOREは、ヴォーカルスタイルも含めてニューメタルに多大な影響を与えたことでも知られ、00年代以降はその原点としての再評価が高まったことで、再結成も実現しています。

03 :BEASTY BOYS|ビースティ・ボーイズ

アルバムデビュー:1986年

ハードコアバンドからヒッポホップ・ユニットへと転向した、『ミクスチャー』のパイオニアのひとつに数えられているグループ。

初期には、まさに『プロト・ラップメタル』と呼べるような曲も見られましたが、後年はバンド演奏の比重が減って、ロックマインドを持ったヒッポホップといった傾向が強くなります。

チベット後援を目的としたロックフェス『チベタン・フリーダム』の主催や、インディペンデント・レーベル『グランドロイヤル』の運営でも知られ、90年代にはオルタナシーンの顔役的な立ち位置にもありました。

04:LIVING COLOUR|リヴィング・カラー

アルバムデビュー:1988年

ファンクロック界隈においては、ミュージシャンズ・ミュージシャンとして玄人筋からの信頼厚いギタリスト、ヴァーノン・リード率いるグループ。

黒人ミュージシャンのみのバンド編成のもと、そのバックグラウンドを生かした独自のハードロック/ヘヴィメタルを追求しており、“ブラックロック”と呼ばれることもあります。

1990年前後のUSオルタナ・ムーヴメントにおいて中核として活動し、シーンを代表する立ち位置にもありましたが、職人的に作り込んだ荒さや破綻を見せないプロフェッショナルな作風なため、メディア好みのパンク/ハードコア的な文脈での押し出しが難しかったためか、やや傍流に追いやられ気味で過小評価の傾向があり、通好みバンドのポジションに収まっています。

05:FISHBONE|フィッシュボーン

アルバムデビュー:1986年

かつてのアメリカのシーンにおいてはかなりの少数派ともいえる、スカ/レゲエをベースとした『ミクスチャー』バンド。
本格的なスカやファンクロックからパンキッシュなハードコア・ナンバーまでをこなし、90年代のUSスカパンク/スカコアの原点ともみなされています。

ヒッポホップ/ファンク系の一般的な『ミクスチャー』とは、音楽性のみならずもファンベース大きく異なる傾向にあり、それらのグループ少々ズレた立ち位置にあります。

大きなブレイクにこそ至らなかったものの、現在も根強い固定ファンは多く、スカ人気の高い日本でも名の通ったグループとなっており、来日公演も頻繁に行っていました。

06:PRIMUS|プライマス

アルバムデビュー:1990年

ムーヴメント末期のスラッシュメタルシーンから登場した、“BLIND ILLUSION”の中心メンバーによって後に結成された、ファンキーなオルタナ・メタル・グループ。

当初は、ファンクテイストが強目なサウンドだったことから、ファンクメタル/ミクスチャーにもカテゴライズされていましたが、実際のところ、同時期の『ミクスチャーロック』とは一線を画した異色な作風であり、シーンにおいてもやや異なるるポジションに位置していました。

基本的には、バンドの要であるレス・クレイプールのトリッキーなベースプレイを軸にした、ストレンジでフリーキーなユーモア漂う…いわゆる“変態系”のサウンドが持ち味で、カントリーテイストの味付けなども用いられています。
そのテクニカルな作風から、プログレの文脈で語られることもあり、後にはクレイプールもプログレ界隈と積極的に交友を深めるようになりました。

ページではアメリカのオルタナ系ミクスチャーバンド第2世代を紹介!!▼リンクはページ下!▼

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